ARMORED CORE Handed Down Heroism -Side storys-
作:CHU
血気に逸る若き女騎士は、憩い場にて老いた大鴉と出会う。
彼は、一時の歓楽を玩味する代わり、彼女に自らの詮術と訓蒙を分け与えた。
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貪婪な世界の闇は男の全てを喰らい、全てを奪い去った。
地位も、名誉も、骨肉も、――果ては人間としての尊厳さえも。
全てを奪われた男は、ある時、燦然たる光輝と出会う。
――そしてその光輝は、新たに、男にとっての全てとなった。
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猿山の将の招致に応じ、“不死者の王”――その火印を背負った男は、絢爛の都に降立った。
夜陰と深淵こそが彼の者にとっては剴切――。
然れど、その旁わらには何時でも陽光の如き女の姿が在った。
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作:ヤマト
怒りの消えた日々よりの訪問。二人の鴉は戦場で再会する……。
絶対的粛清者〝ナインボール〟
赤い鬼神に宿るという妖精とは何か?
アーセナルハザード以前、企業連合に存在したという特務部隊。怒りの日が今、始まる。
作:クワトロ大尉(偽)
決して知られる事のない筈の真実。それを前にして、アークの野心家は笑みを浮かべる。
野心と陰謀が渦巻くレイヴンの「聖域」。高貴なるアークの女帝の矜持とは?
舞い散る桜の中、二人きりになったシルヴィアとマイ。柔らかな陽光と満開の桜の下で、マイの胸にほのかな想いが
芽生える。
作:宮廷楽人・タカ坊
月は躯の如き静謐を纏う瓦礫の上を、厳かに昇っていく。
夜を駆ける魔物は呻きと嘆きを従いて、夜の街を彷徨い歩く。
慎ましやかなる静寂の内で繰り広げられる悲劇の序曲。
残響のみが、月明かりの足元に響いている。
幽鬼の如く黙す。虚ろな視界の先に空隙を見据える。
漆黒の死装束を身に纏い、躯の寝床へと足を進めている。
心は死に絶えた。世はいとも虚実に満ちている。よもやどんな望みすら得られない。
幾重の涙を流しながら、数多の苦悩を紡ぎながら、それでも悲しみの流れを追い続けよう。
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作:柊南天
致命的危険因子……俗に戦場不適合者、或いはイレギュラーと呼称される圧倒的脅威は、この世界に忽然と、時折発生する。
そして彼らの大半は、善悪は其々に甚大な惨禍を一挙に及ぼし、現れた時と同じように忽然と戦場の表舞台から消え去っていく。
これは戦場不適合者と、それを追う者達の物語……。
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俺は全く幸運だ、素晴らしい話だ。君のような男と、優れた傭兵とこうして出会えたのだから。
誇れないのなら、せめても俺は楽しみたい、この日常を。君には通じない話かもしれないがな。
過去を捨てた殺し屋は謳う。暗く冷たい戦陣の中で。
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いらっしゃい、ここは場末のBar"Lobo"。誰でも、ゆっくりしていくといい。
涙の涸れたカラスは、愛する伴侶と共に戦場を渡り往く。
作:ギリアム
作:継@(適当にどうぞ)
“Halloween”――それは、歴史に名を残すことなく葬られた技術者達の夢物語。
もし、それが現世に受肉したのであれば、須く、その放胆な光は破壊と災厄を戦場に齎すことだろう。
作:ユウダイ・ユウナ
作:Ryo
作:マド録
最終更新:2012年04月12日 14:14