病的反射


上位運動ニューロン障害に伴って起こる原始反射。正常の成人では通常見られることのない反射である。
しかし、これらの反射があっても、100%上位運動ニューロンが基礎に存在するというわけではなく、低血糖による昏睡などでも病的反射は見られる。

以下に代表的なものを挙げる。

Babinski反射(Babinski reflex)

足の裏をとがったもので踵から小指の爪先にむけてゆっくりとこすり、小指の根元まできたら親指の根元に向かってさらにこする。このとき、正常な反応では、指が屈背する。

しかし、上位運動ニューロン障害がある場合、母指が緩徐に屈背し、母指以外の四指は扇のように開き、かつ足底側へ屈曲する(開扇現象)。これをBabinski反射と呼ぶ。



Chaddock反射(Chaddock reflex)

外果の後ろから、外果に沿うように下方から前に向かってこする。
このときに母指の屈背運動や開扇現象がみられる場合、これをChaddock反射という。


Hoffmann反射(Hoffmann Reflex)

手関節を軽く背屈させ、患者の中指末節を指で挟み、拇指で患者の中指の爪部を鋭く手掌側にはじく。
このときに、拇指が内転・屈曲する場合、これをHoffmann反射という。

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