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都市型と郊外型のネットカフェの違い

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都市型・郊外型・・・二つの異なるネットカフェ




ネットカフェが日本中に広まっている今現在、これらを見ていると、大きく分けて二つのタイプに分けられることが分かる。
一つは、東京近辺や横浜といったいわゆる人が多く集まる「都市」に点在するネットカフェ。
もう一つは、都市からやや外れた「郊外」に点在するネットカフェである。人はいるにはいるが、都市部と比べるとその数は格段に劣る。
私達は前者を【都市型ネットカフェ】、後者を【郊外型ネットカフェ】と定義し、その特徴・形態について纏めて見た。




【都市型ネットカフェ】


店舗の所在状況



都市型ネットカフェの大多数がビルのテナントの一部を利用して店を出している。
丸々一つではなく、例えば7階建てのビルだったら、その中の2,3階がネットカフェといった具合である。
その背景には都市部の地価の異常な高値が挙げられる。仕方の無い事とは言え、初めて店を訪れる人には少々場所が分かりづらいという欠点が出てくる。


サービス・特色



店舗がビルの1フロアな為、当然空間の狭さが問題になる。
そこで、狭さを補って余りあるサービスをしないと客に離れられてしまう為、各ネットカフェでは様々なサービスを提供している。
私達が最初に訪れた横浜のネットカフェでは、女性客も入りやすいように、入り口付近のビジュアルに凝っていた。店内もシックな色合いで統一されており、実際に女性客も多く足を運んでいるらしい。ネイルスペースや、アイスクリームがセルフサービスで食べ放題というのにも驚いた。狭いながらもリクライニング椅子を大きくし、足を伸ばしてゆったり座れることにより店内の狭さをカバーしているようだ。

後は秋葉原のネットカフェである。こちらは客層がいわゆる「オタク」と呼ばれる人種がメインの為、一風変わったサービスが私達の目を引いた。それは、雑誌スペースに置かれた「同人誌」である。
同人誌とは、大雑把に言うと二次元のアニメ・マンガキャラクターの18禁マンガの
事である。それらが堂々と置かれているあたりは流石秋葉原、と言ったところか。
また、パソコンは全てオンラインゲームが快適に動く「ハイスペック席」。
ここに来る客の多くがネットゲームを嗜んでいるためなのだろう。

問題点として挙げられる一つが、トイレの汚さである。横浜のネットカフェの方はそれなりに掃除されていたがそれでも臭いは残っていたし、秋葉原の方に至ってはお世辞にも綺麗とは言い難い状況だった。これは、利用する側としては特に気になる所。都市型ネットカフェの大きな欠点の一つといえるだろう。


フィールドワーク:横浜のネットカフェ「ポパイ」





【郊外型ネットカフェ】


店舗の所在状況



都市型ネットカフェと比べられる最大の特徴が「店舗の大きさ」である。
建物一つを丸々使ってネットカフェとして銘打っているのだ。
私達は、武蔵工業大学のすぐ近くにあるというネットカフェ「快活CLUB」にフィールドワークしに行ったのだが、目的地について、そのネットカフェとしての大きさ
に驚愕した。私は今までかなりの数のネットカフェを利用していたが、それまでとは群を抜き、人生で一番巨大なネットカフェの存在となった。
背景には勿論郊外部分の土地の安さが挙げられる。郊外型ネットカフェは、広い土地にどっしりと腰を据えている形態が大部分と言えるだろう。


サービス・特色



私達の訪れた快活CLUBは、ネットカフェとしては特殊なタイプであることが調べで分かった。それは、「ネットカフェとフィットネスクラブの共生」である。
建物の3,4階がフィットネスクラブとして機能しており、1,2階がネットカフェのゾーンであった(それでも、広さは都市型ネットカフェと比べると段違いなのだが)。

快活CLUBの基本理念は「リラックス&リゾート」。つまり、フィットネスクラブで
汗を流し、適度に運動をした後下のネットカフェゾーンで十分に体を休め休養を取る、といった流れなのである。
その為、私達が訪れたときには受付近くの談笑スペースは近隣住民と思われる子連れの主婦の方々が沢山話に花を咲かせていた。この、ネットカフェらしからぬ光景にも私は衝撃を受けた。

快活CLUBがこういった事業形態をとるのには、都市型ネットカフェと比べ、郊外型ネットカフェには、都市型のメイン客層である若者が段違いに少ないという事情がある。席のタイプも「ファミリー」を意識した大人数用席もあり、店内はゆったりと歩ける幅の広い通路だったり、華やかな内装となっていた。
トイレも、メイン客層である主婦も納得するような綺麗さ・広さを誇っている。

欠点としては、まず挙げられるのが利用料金の高さだろう。完全会員制の為、初回利用する客は別途に料金を取られる。さらに、料金も都市型ネットカフェと比べ高い感は否めない。
後は、店舗の場所。大学からすぐ、とウェブには書いてあったが実際歩いてみると20分強かかった。駐車場は車で一杯だったため、「車をもっていて郊外に住んでいる住民」向け、というイメージを強く感じた。


フィールドワーク:北山田のネットカフェ「快活CLUB/SQUARE」



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