HDD換装の方法について
- 直リンクでこのページに飛んできた方は、右メニューの「よくある質問(FAQ)」に目を通しておいてください。
このページでは、HDDナビのディスク換装の手段について説明します。
なお、ここに書かれている方法が各社ナビで使えるかどうかについては、それぞれの換装事例のページを確認してください。
ケーブルスワップ法
(!)この方法のリスク表示
- 元HDDのデータを改変する必要:なし
- 元HDDを電気的に壊す危険性:中
- ナビ本体を電気的に壊す危険性:中
- 実施者のスキル要件
- 自作PC構築経験(中級以上)
- ナビの取り外しを自力でできること(本体利用の場合)
- HDDのデータ内容について理解していること(MBR, パーティション, クラスタサイズ, SMART等)
概要
- ナビを使ってHDDをUnlock状態にした後、HDDの電源をつけたまま別のPCにつなげてATAパスワード認証を回避する方法です。
- ATAケーブルを、電源がついたまま抜き差しすることはATAの規格上定義されておらず、電気的に危険な方法です。HDDの内容が壊れるリスクがあります。
- あくまでパスワードロックを回避するためのものなので、HDDパスワードが何かはわかりません。そのため、換装後のHDDに対し、ナビ自体がATAパスワードを自分で設定する機種である必要があります。
実施手順
- HDDを延長ケーブルセット経由でナビ本体(サイバーナビの場合はリビングキットも可)に接続する
- ナビ本体を起動し、ATAパスワードを解除し、HDDが落ち着くまで待つ
- HDDのアクセスが終わった段階で、おもむろに電源線以外のケーブルを引き抜く
- (まだHDDを繋がずに)Windows2000,XP,Vista他のOSが入ったPCの電源を入れる
- BIOSがHDDを認識するまでの間にPCにつなぐ
- (Pauseボタン連打でBIOSの起動中に止めるのがベスト?)
- BIOSがLockのかかっているはずのHDDを認識する
- 中身をHDDバックアップソフトを使って吸い出す
- 新たなHDD(SSD)に中身を書き込む
参考情報(ケーブルスワップ時の注意)
- 781. 名無しさん@そうだドライブへ行こう 2009/04/24(金) 21:08:43 ID:vcA7lp6j0
- カロナビXH099のHDD吸出しやってみたよ〜
ケーブルスワップ方式で
>>121
の
ttp://www.ainex.jp/products/wa-031.htm
ttp://www.ark-pc.co.jp/item/IR-IDE35to25/code/40100023
を使ってやってみた。
両方の変換つけてリビングキット、車載機共にやってみたけど
HDD読み込まないで立ち上がらない……
テスターで変換の方、両方導通チェックしてみると
IR-IDE35to25の方はどうやらすべての信号をスルーさせるのではなく
GNDとか何本かの信号を省略して変換してやがるみたい。
仕方ないので、GNDの省略されている端子をジャンパーでショートさせてやって
試した所、リビングキットで読み込むことが出来た。
後は適当にケーブル引っこ抜いてPCにぶっ刺して起動。
起動のタイミングは、電源入れてピポって音がした後、マザーの
立ち上がりタイトルグラフィックスが出た瞬間にぶっ刺したらジャストタイミングだった。
後は、OS起動後、普通にアクセスできたのでHDDの中身を全て退避。
明日にでもSSD買ってきて、パーテーション切ってHDDの中身を書き込んでやるつもり。
こんな感じですわ。
Repair Station法
(!)この方法のリスク表示
- 元HDDのデータを改変する必要:あり(ATAパスワード解除:パスワード自体は不明)
- 元HDDを電気的に壊す危険性:低
- ナビ本体を電気的に壊す危険性:低
- 実施者のスキル要件
- HDDのデータ構造について理解していること(MBR, パーティション, クラスタサイズ, SMART等)
- この方法のために$50を支払う準備があること
概要
- A-FF Repair Stationというソフトを使ってHDDのLockを解除する方法です。Repair Stationは有償のツールで、1回の解除に約$50がかかります。
- Repair Stationは、HDDパスワードが何だったかは教えてくれません。そのため、ナビ自体がATAパスワードを自分で設定する機種である必要があります。
実施手順
- ナビからHDDを取り出し、A-FF Repair Stationをダウンロードする
- Repair Stationの指示に従い、HDDのATAパスワードを解除してもらう
- 中身をHDDバックアップソフトを使って吸い出す
- 新たなHDD(SSD)に中身を書き込む
富士通法
(!)この方法のリスク表示
- 元HDDのデータを改変する必要:なし
- 元HDDを電気的に壊す危険性:低
- ナビ本体を電気的に壊す危険性:低
- 実施者のスキル要件
- HDDのデータ構造について理解していること(MBR, パーティション, クラスタサイズ, SMART等)
- チップセットに関する知識
- この方法のために、富士通の古いHDDを用意できること
概要
- 古い(ATA-5対応)時代の富士通HDDにATAパスワードを書き込ませ、その内容をHDDの管理領域から直接見る方法です。
- Fujtool(0.4)と、古い富士通HDD(現在MHK, MPGで成功例あり)を用意します。
- Fujtoolを使うことができるPC:IntelチップがパラレルATAをサポートしているデスクトップが必要です。(最近のICH8以降は、代わりにJMicronやMarvellチップを搭載してパラレルATAポートを積んでいるが、P5EではNGとの報告あり)ノートPCはNGです。
実施手順
- DOS起動ディスクを作成
- ディスクにfujtoolとHDAT2をコピー
- HDDを本体(またはリビングキット)に接続し、Passを書き込ませる
- PCにHDDを接続してDOSディスクで起動
- fujtoolでMaster,User Pass.のブロックダンプファイル作成
- ファイルを、Typeコマンドで確認。
- HDAT2を起動
- Typeコマンドで確認した文字列でPass解除を試みる
コメント・追加情報があればどうぞ
最終更新:2009年06月04日 18:46