アマチュア無線ではないので番外編ですが
調べてみるとこれまた奥が深くて面白い話でした。
小電力無線は
電波法26条周波数割当計画国内配分は陸上移動局
上空、海上移動は想定されていない
特小は陸上無線だったんですね。
「陸上無線だと陸上に限定されるから海も空も駄目だろ」
普通はこれでお終いですが、実はこれだけで終わらなかったんです。
陸上無線には皆さんが持ってる携帯電話が含まれています。
そしてこの携帯電話は漁師やフェリーの為に海上エリアを広げているんです。
陸上無線のはずなのになぜ海で使えるの?
そう疑問を感じたので関係各所に電話して聞いてみると意外なことがわかりました。
以下はスレに投下した文章を少々手直しした物です。
----以下スレ投下分------
docomo
スタンダード
アイコム
関東総通
各所に電話して確認してあるよ。
同じ陸上無線である特小と携帯が
陸上のエリア以外で何故使えるのか理由まで調べたよ。
陸上の電波が届くから使ってもいい
携帯電話が陸上無線でありながら海上まで
エリアが記載されているのはそれだけの理由しかない。
海上をエリアに含むという特記事項等は存在しないよ
移動範囲を厳密には決められてはいないってことでOK?
そうではなくて、逆に「どうやって厳密に決めるんだよ」ってのがあるみたい。
例えば海の場合は一言に海岸線と言っても日時によって場所が変わってしまうし
大陸棚までいいんじゃないとか意見があったりしたそうだ。
空の場合は富士山が3776m有るわけだけど、それより低い高度のスカイレジャーは
なぜ駄目なんだという意見が出てくる。
極端な話、交信しながらジャンプしても違法になっちゃうわけだ。
もう一つの問題は海岸や上空を規制しても、そこで電波を止めることが出来ないと言うこと。
そして、その境界線を基準に取り締まるのは現実的ではないし
飛んでしまってる電波があるのに規制するのも無駄があるし
誰も得をしない。逆に活用する方が現実的って言うことだった。
だから陸上から発射された電波が海にはみ出して届いてる場合は
陸対海なら陸上の範囲内として活用してるんだそうだ。
基本的に海だけで使う「海対海」、空だけで使う「空対空」は駄目だけど、
海の場合は海上3海里までは陸上と見なすって言ってた。
----以上-----
陸上無線は陸上を想定した無線だけど
陸上から届く範囲だったら相手方が空でも海でも合法です
最終更新:2012年01月13日 23:14