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*I=Dの改良 A71''BibleBlue #ref(http://www21.tok2.com/home/oddeyes/bbsnote/data/IMG_000141.jpg) #ref(http://www21.tok2.com/home/oddeyes/bbsnote/data/IMG_000140.jpg) #ref(http://www21.tok2.com/home/oddeyes/bbsnote/data/IMG_000138.jpg) A71''BibleBlue ○開発経緯 ■決断 先日の根源種族との戦いを受けて、奇眼藩国では歩兵部隊の運用と並列してI=Dの運用について検討が続けられた。 国民の多くがI=Dを運用、或いはコパイロットとして活動できる国家としてはI=Dの運用方針は大変重要な議題であった。 その中で浮き上がってきた問題点を解決するために藩王ODDEYESはI=Dの改良の為に国庫を開けることを決断した。 ○問題点と対策 ■第一の問題点 問題点の一つとは、I=Dの生産及び出撃による資源の消費である。 現行のトモエリバーでは整備などの問題で、出撃の度に消費する資源が大きい。 いくつかの事案によって多少、資源にゆとりを作ることには成功したが、今後大きな動員や出撃を繰り返すことを考えれば心許ない余裕である。 資源のみならず燃料において苦難し続けている奇眼藩国としてはこの大きな出費を抑えたい。 この内、生産におけるコストはこれ以上削るわけにもいかず、仕方のない出費であった。 その為、出撃による消費だけでも解決することを目指した。 出撃による資源の消費で大きいのは、整備の為の消費や消耗品の破損によるものなどである。 この対策としてトモエリバーを藩国で改良し、その整備性などを向上・藩国の状態に最適化させることで、出撃に際して消費する資源の量を大幅に削減しよう、と考えられた。 同時に、I=D工場(設備面)もこれに合わせて大幅な改装や設備導入が行われることとなった。 ■第二の問題点 もう一つの問題点は装甲の薄さであった。 根源種族との戦いで指摘されたように、装甲の薄さが災いして大砲を敵に近づけることができない。 これを受けて摂政達は考えこみ、対策を考え始めた。 初めは装甲を増加することも考慮された。 しかし弱点を補う為の改良では中途半端に改善することしかできない。 何よりトモエリバーの機動力を失わせる結果にもなりかねない。 ならば、いっそより鋭くより尖った機体性能を。 どうせ装甲が薄いのならもっと薄く、代わりに図抜けた機動力を与えよう、と技族によって提案された。 短所を無視できるほどに長所を延ばすことを考えたのである。 一歩間違えれば欠陥機になりかねないアイデアだったが、実行に移された。 この決断を指して、奇眼藩国では後に『3月の英断』と呼ばれるようになる。 北国である奇眼藩国においては、まだ雪の積もる寒い時期のことであった。 ○開発 ■開発計画の急進行 開発計画自体は水面下で確実に進められていたが、完成の予定は本来もう少し後になるはずであった。 その予定が変更され、作業が急ピッチで進められた理由は二つある。 一つには、迫る同時襲撃に対応する必要があったからである。 当事者ではない奇眼藩国では、I=Dでの出撃があるかどうかは分からなかった。 が、しかし友軍から求めがあった時に、バトルメード達が向かうことができるように高速で作業は進められた。 余談ではあるが、この一連の作業において摂政の一人がたけきのこ使節団の随員として付いていった為、処理しなければならない仕事が多く皆オーバーワークだったという。 もう一つには、この先何が起こるか分からないのなら最大の備えをしておこう、という考えからである。 もっと正確には、そうした考えの元『常に万全』を心がける職人達の魂に火が付いた、と言える。 彼らは中枢部を説き伏せると、即座に仕事を開始した。 最も、その技手の中に摂政も混ざっていたのだから、中枢部を説き伏せたという表現は正確ではないかもしれない。 何はともあれ、このような差し迫る事情の中、情熱を伴ってI=D改良は始まったのだった。 ■I=D改良 改良作業はまず、具体的なデザインを起こすことに始める。 摂政でもあり技族でもある木曽池春海は早速この作業に取り掛かった。 芸術品とまで言われるトモエリバーの改良を行うというのは、相当の重圧だっただろう。 しかし彼女は見事にいくつかのデザイン案を描き上げてみせた。 これを基に、技族総出で現行のトモエに使われる予備パーツなどを用いつつ、試作機を組み上げ、次の段階。 試験飛行へとステップは進んだのである。 ■改良I=D試験飛行 奇眼藩国にはI=Dを扱える者達が多い。 風を追う、星見のパイロット達は基より、バトルメード達もまたI=Dを扱う技術を持つ者達であり、こうした試験飛行を行う為の人材には困らなかった。 実際の試験飛行では藩王を始めとしたパイロット達が乗り込み、バトルメード達はそのサポートという形を取った。 これは彼女多々血がオペレーターとしても動くことができ、万能ねえやとして幅広い状況に対応できるからである。 トモエリバーの生産にも立ち会った熟練、新しく加わったパイロット。 ナビをつとめるバトルメード達にネジの一つに至るまで魂を込める整備士達。 国家総出による一大実験であった。 時には装甲が薄すぎて機体が耐えられず、あわや中破しかけるなど苦難を極めた。 火の付いた棺桶と言われるトモエリバーの特性もまた強化され、発火した燃料を消火する為に大慌てなどもした。 それでも、最後には見事に期待通りの性能を発揮して動き出したのである。 ■工場改良 同時に並列して行われた工場改良は、当然ではあるが資源消費を削るための工程が最も難航した。 少しでも出撃時の資源を削るため、あらゆる手を尽くし、高額の投資を行い、望む工場へと引き上げた。 また、I=Dの改良とは直接的に関係しないが、以前工場の屋根が記録に残るような降雪で壊れかけたことがあったため、この対策に一層力がいれられている。 ○性能 かくしてI=Dトモエリバー改良型は完成した。 以下でこの改良型の性能について述べていく。 ■基本性能 このI=Dはトモエリバーの能力をより特化させる方向で改良したため、基本的な運用方針や搭載機能はトモエリバーに準じる。 各所に推進力強化用の機能を搭載し、フォルムは更にシャープに。 代償として装甲は更に薄くなり、耐久力は減少した。 だが、確かに機動力は飛び抜けている、そういう機体へと変化を遂げた。 機動力強化の改良として一番大きな変更は、背後に背負う液体ロケットを二基にしたことであろう。 出力や転換・機動性能は大幅に向上した。だが正気の沙汰ではない、というのは改良デザインを考えた本人、木曽池春海の言である。 その為、通常のトモエリバーに比べると癖の強い、扱いづらい機体になっている。 こうした結果、継続戦闘可能時間もまた短くなった。が、元より装甲の薄い突撃機体である。 そうしてデメリットも踏まえた上で、短期決戦、一撃離脱、速攻撃破を合言葉に戦術訓練が続けられている。 ■土木作業用換装装備 また、I=Dを土木作業に利用してきたのを見た摂政の発案により、土木作業用の換装装備・機能が開発された。 一部の技術者からそれについては様々な意見が飛んだが、非力なアイドレスの多い奇眼藩国としては有用である、としてこれを組み込んだ。 実際、非力な歩兵だけで陣地を構築するよりも効率面では優れていたのだから。 戦場を見てきた摂政はそう言っていたという。 ○武装 武装面では以下のような変更が見られる。 ■100mm砲(ランス) ランスは短期決戦・一撃離脱のコンセプトの元に、二つのモデルが交換用武装として設計が進められた。 Aタイプはどの距離でも確実に敵を仕留める為により高威力化されたもの。反動は大きいが、二基の液体ロケットによってこれを強引に押さえ込むようになっている。 Bタイプは長射程化されたもの。開発段階ではあるが、段々と完成に近づいている。 基本採用されたのはAタイプのランスであるが、Bタイプもまた何とか実用化にこぎ着けられないかと開発が続けられている。 ■手持ち増加装甲 通常のトモエリバーと比べて、大幅な変更は見られない。 が、突撃の際に捨てることなく、前面に構えたまま、出力の上昇したロケット噴射で強引に突っ込む戦法が考案されており、これに合わせて装甲の厚さを決定している。 最も、この突撃戦術は危険性が大きいため実際に取られることは余り考えられていない。 塗装やデザインは当然違う。 ■4連装7.62mm対人機関銃 基本的にはトモエリバーと変わらない。 本機体は根源種族との戦いを想定して改良が行われた為、対人装備に関しては今一つ手を回す余裕が無かったのである。 数少ない変更点としては、寒冷地対策がより多く施された、ぐらいであろう。 ■剣(ソード) 他の武装にも改良が施されていく中で剣(ソード)には塗装の変更やデザインの変更さえ行われなかった。 それは剣に描かれた落書きに関係がある、と言われているが、その意味まで知るものは少ない。 ただ、多くのパイロットがこの落書きが残ることに安堵したという話がある。 ○機体名称 ■名称 機体名称はA71''BibleBlue。通称はBBB、という。 BibleBlueという名称は、二人の摂政によって付けられたものであり、その名付けは、かくの如きやりとりによる。 ■名付け 出来上がったデザインを前に、摂政であり改良デザインを担当した技師木曽池春海は、旧い時代の書物――聖書を取り出して言った。 この紙のようにぺらぺらなI=Dだ、と。 バイブルペーパー、通称インディアペーパーは聖書に使われる薄い紙のことである。 トモエリバーよりも更に紙のような装甲、それ故の連想であった。 偶々居合わせたもう一人の摂政、水瀬悠はこう言った。 青っぽいからブルーとつけよう。 こちらは、まあ大変安直な発想であるが、シンプルだった為か他に止める役がいなかったためか。 そのまま採用されることとなる。 この二つの単語をぐるぐると回して、ひっつけ、切り離し語呂を合わせ、結果"BibleBlue"という名前が出来上がったのだった。 ○周辺環境 工業地帯は国の中央付近に存在する。 ここに工業地帯が作られたのは、工業に不可欠な水と高い鉱山から採掘される鉱石資源の両方を確保することのできる場所だったからである。 工場地帯の排水は川に流れ込まないようにカットされ、専用の濾過槽で極力浄化された後海へと直接流される。 少々面倒な手順に思われるかもしれないが、これは同河川を利用する穀倉地帯(主に小麦畑)に影響を与えないように、という必要な配慮なのである とはいえできるならばもっと影響を与えない水の確保方法も必要だ。 その為現在は湖から直接を持ってきたり、冬場には針葉樹林からも離れて木々の生えない、真っ白に覆われる雪原の雪を工業水に利用する計画なども行われている。 **性能 名称:・A71'' トモエリバー改 BibleBlue/I=D 評価:・体格+4・筋力+8・耐久力+2・外見+2・敏捷+9・器用-1・感覚-1・知識-1・幸運-2 特殊:・白兵戦行為・0m戦闘修正+2・~5m戦闘修正+1~500m戦闘修正+1 改良による変更点:耐久力-1、敏捷+1
*I=Dの改良 A71''BibleBlue #ref(IDCustom_FIN2.jpg) #ref(IDCustom_FIN.jpg) #ref(http://www21.tok2.com/home/oddeyes/bbsnote/data/IMG_000138.jpg) A71''BibleBlue ○開発経緯 ■決断 先日の根源種族との戦いを受けて、奇眼藩国では歩兵部隊の運用と並列してI=Dの運用について検討が続けられた。 国民の多くがI=Dを運用、或いはコパイロットとして活動できる国家としてはI=Dの運用方針は大変重要な議題であった。 その中で浮き上がってきた問題点を解決するために藩王ODDEYESはI=Dの改良の為に国庫を開けることを決断した。 ○問題点と対策 ■第一の問題点 問題点の一つとは、I=Dの生産及び出撃による資源の消費である。 現行のトモエリバーでは整備などの問題で、出撃の度に消費する資源が大きい。 いくつかの事案によって多少、資源にゆとりを作ることには成功したが、今後大きな動員や出撃を繰り返すことを考えれば心許ない余裕である。 資源のみならず燃料において苦難し続けている奇眼藩国としてはこの大きな出費を抑えたい。 この内、生産におけるコストはこれ以上削るわけにもいかず、仕方のない出費であった。 その為、出撃による消費だけでも解決することを目指した。 出撃による資源の消費で大きいのは、整備の為の消費や消耗品の破損によるものなどである。 この対策としてトモエリバーを藩国で改良し、その整備性などを向上・藩国の状態に最適化させることで、出撃に際して消費する資源の量を大幅に削減しよう、と考えられた。 同時に、I=D工場(設備面)もこれに合わせて大幅な改装や設備導入が行われることとなった。 ■第二の問題点 もう一つの問題点は装甲の薄さであった。 根源種族との戦いで指摘されたように、装甲の薄さが災いして大砲を敵に近づけることができない。 これを受けて摂政達は考えこみ、対策を考え始めた。 初めは装甲を増加することも考慮された。 しかし弱点を補う為の改良では中途半端に改善することしかできない。 何よりトモエリバーの機動力を失わせる結果にもなりかねない。 ならば、いっそより鋭くより尖った機体性能を。 どうせ装甲が薄いのならもっと薄く、代わりに図抜けた機動力を与えよう、と技族によって提案された。 短所を無視できるほどに長所を延ばすことを考えたのである。 一歩間違えれば欠陥機になりかねないアイデアだったが、実行に移された。 この決断を指して、奇眼藩国では後に『3月の英断』と呼ばれるようになる。 北国である奇眼藩国においては、まだ雪の積もる寒い時期のことであった。 ○開発 ■開発計画の急進行 開発計画自体は水面下で確実に進められていたが、完成の予定は本来もう少し後になるはずであった。 その予定が変更され、作業が急ピッチで進められた理由は二つある。 一つには、迫る同時襲撃に対応する必要があったからである。 当事者ではない奇眼藩国では、I=Dでの出撃があるかどうかは分からなかった。 が、しかし友軍から求めがあった時に、バトルメード達が向かうことができるように高速で作業は進められた。 余談ではあるが、この一連の作業において摂政の一人がたけきのこ使節団の随員として付いていった為、処理しなければならない仕事が多く皆オーバーワークだったという。 もう一つには、この先何が起こるか分からないのなら最大の備えをしておこう、という考えからである。 もっと正確には、そうした考えの元『常に万全』を心がける職人達の魂に火が付いた、と言える。 彼らは中枢部を説き伏せると、即座に仕事を開始した。 最も、その技手の中に摂政も混ざっていたのだから、中枢部を説き伏せたという表現は正確ではないかもしれない。 何はともあれ、このような差し迫る事情の中、情熱を伴ってI=D改良は始まったのだった。 ■I=D改良 改良作業はまず、具体的なデザインを起こすことに始める。 摂政でもあり技族でもある木曽池春海は早速この作業に取り掛かった。 芸術品とまで言われるトモエリバーの改良を行うというのは、相当の重圧だっただろう。 しかし彼女は見事にいくつかのデザイン案を描き上げてみせた。 これを基に、技族総出で現行のトモエに使われる予備パーツなどを用いつつ、試作機を組み上げ、次の段階。 試験飛行へとステップは進んだのである。 ■改良I=D試験飛行 奇眼藩国にはI=Dを扱える者達が多い。 風を追う、星見のパイロット達は基より、バトルメード達もまたI=Dを扱う技術を持つ者達であり、こうした試験飛行を行う為の人材には困らなかった。 実際の試験飛行では藩王を始めとしたパイロット達が乗り込み、バトルメード達はそのサポートという形を取った。 これは彼女多々血がオペレーターとしても動くことができ、万能ねえやとして幅広い状況に対応できるからである。 トモエリバーの生産にも立ち会った熟練、新しく加わったパイロット。 ナビをつとめるバトルメード達にネジの一つに至るまで魂を込める整備士達。 国家総出による一大実験であった。 時には装甲が薄すぎて機体が耐えられず、あわや中破しかけるなど苦難を極めた。 火の付いた棺桶と言われるトモエリバーの特性もまた強化され、発火した燃料を消火する為に大慌てなどもした。 それでも、最後には見事に期待通りの性能を発揮して動き出したのである。 ■工場改良 同時に並列して行われた工場改良は、当然ではあるが資源消費を削るための工程が最も難航した。 少しでも出撃時の資源を削るため、あらゆる手を尽くし、高額の投資を行い、望む工場へと引き上げた。 また、I=Dの改良とは直接的に関係しないが、以前工場の屋根が記録に残るような降雪で壊れかけたことがあったため、この対策に一層力がいれられている。 ○性能 かくしてI=Dトモエリバー改良型は完成した。 以下でこの改良型の性能について述べていく。 ■基本性能 このI=Dはトモエリバーの能力をより特化させる方向で改良したため、基本的な運用方針や搭載機能はトモエリバーに準じる。 各所に推進力強化用の機能を搭載し、フォルムは更にシャープに。 代償として装甲は更に薄くなり、耐久力は減少した。 だが、確かに機動力は飛び抜けている、そういう機体へと変化を遂げた。 機動力強化の改良として一番大きな変更は、背後に背負う液体ロケットを二基にしたことであろう。 出力や転換・機動性能は大幅に向上した。だが正気の沙汰ではない、というのは改良デザインを考えた本人、木曽池春海の言である。 その為、通常のトモエリバーに比べると癖の強い、扱いづらい機体になっている。 こうした結果、継続戦闘可能時間もまた短くなった。が、元より装甲の薄い突撃機体である。 そうしてデメリットも踏まえた上で、短期決戦、一撃離脱、速攻撃破を合言葉に戦術訓練が続けられている。 ■土木作業用換装装備 また、I=Dを土木作業に利用してきたのを見た摂政の発案により、土木作業用の換装装備・機能が開発された。 一部の技術者からそれについては様々な意見が飛んだが、非力なアイドレスの多い奇眼藩国としては有用である、としてこれを組み込んだ。 実際、非力な歩兵だけで陣地を構築するよりも効率面では優れていたのだから。 戦場を見てきた摂政はそう言っていたという。 ○武装 武装面では以下のような変更が見られる。 ■100mm砲(ランス) ランスは短期決戦・一撃離脱のコンセプトの元に、二つのモデルが交換用武装として設計が進められた。 Aタイプはどの距離でも確実に敵を仕留める為により高威力化されたもの。反動は大きいが、二基の液体ロケットによってこれを強引に押さえ込むようになっている。 Bタイプは長射程化されたもの。開発段階ではあるが、段々と完成に近づいている。 基本採用されたのはAタイプのランスであるが、Bタイプもまた何とか実用化にこぎ着けられないかと開発が続けられている。 ■手持ち増加装甲 通常のトモエリバーと比べて、大幅な変更は見られない。 が、突撃の際に捨てることなく、前面に構えたまま、出力の上昇したロケット噴射で強引に突っ込む戦法が考案されており、これに合わせて装甲の厚さを決定している。 最も、この突撃戦術は危険性が大きいため実際に取られることは余り考えられていない。 塗装やデザインは当然違う。 ■4連装7.62mm対人機関銃 基本的にはトモエリバーと変わらない。 本機体は根源種族との戦いを想定して改良が行われた為、対人装備に関しては今一つ手を回す余裕が無かったのである。 数少ない変更点としては、寒冷地対策がより多く施された、ぐらいであろう。 ■剣(ソード) 他の武装にも改良が施されていく中で剣(ソード)には塗装の変更やデザインの変更さえ行われなかった。 それは剣に描かれた落書きに関係がある、と言われているが、その意味まで知るものは少ない。 ただ、多くのパイロットがこの落書きが残ることに安堵したという話がある。 ○機体名称 ■名称 機体名称はA71''BibleBlue。通称はBBB、という。 BibleBlueという名称は、二人の摂政によって付けられたものであり、その名付けは、かくの如きやりとりによる。 ■名付け 出来上がったデザインを前に、摂政であり改良デザインを担当した技師木曽池春海は、旧い時代の書物――聖書を取り出して言った。 この紙のようにぺらぺらなI=Dだ、と。 バイブルペーパー、通称インディアペーパーは聖書に使われる薄い紙のことである。 トモエリバーよりも更に紙のような装甲、それ故の連想であった。 偶々居合わせたもう一人の摂政、水瀬悠はこう言った。 青っぽいからブルーとつけよう。 こちらは、まあ大変安直な発想であるが、シンプルだった為か他に止める役がいなかったためか。 そのまま採用されることとなる。 この二つの単語をぐるぐると回して、ひっつけ、切り離し語呂を合わせ、結果"BibleBlue"という名前が出来上がったのだった。 ○周辺環境 工業地帯は国の中央付近に存在する。 ここに工業地帯が作られたのは、工業に不可欠な水と高い鉱山から採掘される鉱石資源の両方を確保することのできる場所だったからである。 工場地帯の排水は川に流れ込まないようにカットされ、専用の濾過槽で極力浄化された後海へと直接流される。 少々面倒な手順に思われるかもしれないが、これは同河川を利用する穀倉地帯(主に小麦畑)に影響を与えないように、という必要な配慮なのである とはいえできるならばもっと影響を与えない水の確保方法も必要だ。 その為現在は湖から直接を持ってきたり、冬場には針葉樹林からも離れて木々の生えない、真っ白に覆われる雪原の雪を工業水に利用する計画なども行われている。 **性能 名称:・A71'' トモエリバー改 BibleBlue/I=D 評価:・体格+4・筋力+8・耐久力+2・外見+2・敏捷+9・器用-1・感覚-1・知識-1・幸運-2 特殊:・白兵戦行為・0m戦闘修正+2・~5m戦闘修正+1~500m戦闘修正+1 改良による変更点:耐久力-1、敏捷+1

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