CA325: 創造論者は科学学術誌への論文掲載を阻止される

批判サイド > 創造論者の主張

Claim CA25:
Creationists cannot get their views accepted by mainstream science because they are prevented from publishing in mainstream scientific journals.
創造論者は主流の科学学術誌への論文掲載を阻止されるので、主流科学は創造論者の見方を受け入れない。

Source:
Morris, Henry M. 1998. Bigotry in science. Back To Genesis 114a (June).

Response:

創造論者は政治と宗教布教を優先させる。そもそも科学は創造論者にとって、それほど重要ではない。評価の高い科学学術誌に論文を掲載されない主たる理由は、創造論者が論文掲載を試みないことにある。68の学術誌の編集者にアンケートをとったところ、13万5000本の論文投稿のうち、たった18本が創造論に関したものといえそうなものだった[Scott and Cole 1985]。
McLean v. Arkansas Board of Education創造論裁判では、創造論者たちは科学学術誌に論文掲載を拒否されたと裁判官に不平を述べたが、掲載拒否された投稿を示せなかった。
創造論者は本や自分たちの論文誌など別な場所で発表できる。そこでの意見は著者や編集者と同様に評価を受けられる。ダーウィンの主たる業績は本として出版された。
創造論者たちは、ちゃんと科学をやっていれば、査読付き実際に科学学術誌に論文を掲載できる。たとえば：
- Steven A. Austin, Gordon W. Franz, and Eric G. Frost, "Amos's Earthquake: An Extraordinary Middle East Seismic Event of 750 B.C." (International Geology Review 42: 657, 2000)
- Leonard Brand on the Flood deposition interpretation of Coconino Sandstone (Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology 28: 25-38, 1979; Geology 19: 1201-1204, 1991; Journal of Paleontology 70: 1004-1011, 1996)
- Harold G. Coffin on deposition environments of fossil trees (Journal of Paleontology 50: 539-543, 1976; Geology 11: 298-299, 1983)
- Robert Gentry on polonium haloes (American Journal of Physics, Proceedings 33: 878A, 1965; Science 184: 62-64, 1974; Science 194: 315-318, 1976)
- Grant Lambert on DNA error rates (Journal of Theoretical Biology 107: 387-403, 1984)
- Jan Peckzis on mass estimates of dinosaurs (Journal of Theoretical Biology 132: 509-510, 1988; Journal of Paleontology 63: 947-950, 1989; Journal of Vertebrate Paleontology 14: 520-533, 1995)
- Sigfried Scherer on ducks as a single kind (Journal für Ornithologie 123: 357-380, 1982; Zeitschrift für zoologische Systematik und Evolutionsforschung 24: 1-19, 1986)
さらに、多くの創造論者が創造論とは関係のない科学学術論文を発表している。
科学者自身も科学をちゃんと実行できていなければ、査読付き論文誌に掲載を拒否される。査読プロセスによる水準に満たない投稿は拒否される。たとえ私のような創造論者でない者であっても。主流科学者が遭遇しない障害物に、創造論者たちも遭遇することがない。
創造論者たちは創造論論文誌に、批判的な見方の論文掲載を拒否している。ノアの洪水が全地球的だという見方に反し、Carl Froedeのちんけな地質学を批判したために、Creation Research Society Quarterlyから掲載を拒否された。[Morton 1998]。