目次 ↑
概要
-
定番ターミナルエミュレータ
-
PortableApps.com Platform用のポータブルバージョン(PuTTY Portable)が存在する
-
その他、PuTTYの派生版の中には、最初からレジストリを使わないようにできるものもある(?)
-
日本語が文字化けしないようにパッチをあてたバージョン(PuTTYjp)が存在する
URL
インストール
設定
見やすい表示色に変更する
PuTTYのデフォルトの配色はとても見にくい(特にANSI青)ので、見やすい配色に変更する必要がある
設定のしかた
-
起動時の「PuTTY 設定」画面(もしくは起動後のアイコンメニューから「設定の変更(G)」)で ウィンドウ > 色 を選ぶ
デフォルト設定からの変更点(概要)
-
普通字も太字(Bold)も同じ明るい色を使う
-
その代わり、太字(Bold)は本当に太くする
デフォルト設定からの変更点(詳細)
色の使用についての共通の設定:
太字のテキストは別の色にする(B)
|
OFF
|
論理パレットの使用を試みる(L)
|
OFF
|
システムカラーを使う(S)
|
OFF
|
PuTTYが表示する色の調整:
調整する色
|
赤
|
緑
|
青
|
Default Foreground
|
223
|
223
|
223
|
Default Bold Foreground
|
223
|
223
|
223
|
Default Background
|
0
|
0
|
0
|
Default Bold Background
|
0
|
0
|
0
|
Cursor Text
|
0
|
0
|
0
|
Cursor Colour
|
85
|
255
|
85
|
ANSI Black
|
0
|
0
|
0
|
ANSI Black Bold
|
0
|
0
|
0
|
ANSI Red
|
255
|
85
|
85
|
ANSI Red Bold
|
255
|
85
|
85
|
ANSI Green
|
85
|
255
|
85
|
ANSI Green Bold
|
85
|
255
|
85
|
ANSI Yellow
|
255
|
255
|
85
|
ANSI Yellow Bold
|
255
|
255
|
85
|
ANSI Blue
|
85
|
85
|
255
|
ANSI Blue Bold
|
85
|
85
|
255
|
ANSI Magenta
|
255
|
85
|
255
|
ANSI Magenta Bold
|
255
|
85
|
255
|
ANSI Cyan
|
85
|
255
|
255
|
ANSI Cyan Bold
|
85
|
255
|
255
|
ANSI White
|
223
|
223
|
223
|
ANSI White Bold
|
223
|
223
|
223
|
フォントを変える
設定のしかた
-
起動時の「PuTTY 設定」画面(もしくは起動後のアイコンメニューから「設定の変更(G)」)で ウィンドウ > 外観 を選ぶ
-
「PuTTYのウィンドウの外観の設定」画面で「フォントの設定」ペインの[変更]ボタンをクリックする
お薦めフォント
-
低解像度のスクリーンの場合: Terminal の 10ポイント
-
ClearTypeが使える場合: Migu 1M の 10ポイント (M+とIPAフォントの合成フォント)
ウィンドウの設定
-
Window > Set the size of the window
-
Columns: 161 (Emacsで Ctrl-X 3 で横方向2分割 → 80カラム×2+仕切り線1カラム)
-
Rows: 70
-
When window is resized: Forbid resizing completely
(ウィンドウサイズを固定にしておくと、同じscreenセッションを複数のウィンドウで開いたときのサイズの不統一を防止できる)
-
Window > Control the scrollback in the window
-
Lines of scrollback: 0
-
Display scrollbar: OFF
-
Display scrollbar in full screen mode: OFF
-
Reset scrollback on keypress: ON
-
Reset scrollback on display activity: ON
-
Push erased text into scrollback: OFF
(Emacsの画面がスクロールされるとむしろ困るので完全に禁止する、GNU screenを使うならウィンドウ側のスクロールは不要)
-
Window > Behaviour
-
[X] System menu appears on ALT-Space
(このオプションを明示的にONにしないとAlt+Spaceでシステムメニューが表示されない)
SSH接続の設定のTips
Emacsをいきなり立ち上げる
-
「SSH接続の設定」画面の「リモートコマンド(R)」欄に以下のとおり記述する:
emacs
GNU screenを使う
-
「SSH接続の設定」画面の「リモートコマンド(R)」欄に以下のとおり記述する:
screen -xR
PuTTYの接続先ホスト(host_a)から他のホスト(host_b)のGNU screenを使う
-
host_aに接続する設定において「SSH接続の設定」画面の「リモートコマンド(R)」欄に以下のとおり記述する:
ssh -t -l my_user_name host_b 'screen -xR'
長時間のスリープ中に接続が切れないようにする
-
Connection > SSH > Kex > Options controlling key re-exchange
-
Max minutes before rekey (0 for no limit): 0
メモ
PuTTYの設定をバックアップ/インポート/エクスポート/消去する
PuTTY Portableを日本語対応にする
-
PortableApps.com Platformの PuTTY Portable は日本語表示で文字化けするが、実行形式の PUTTY.EXE を日本語パッチバージョン PuTTYjp のEXEファイルで置き換えるだけで解決するようだ(ファイル名も puttyjp.exe から PUTTY.EXE に変更すること)
日本語対応されていないオリジナルの PuTTY で EUC-JP 環境にログインする
-
以下の条件が全てあてはまるような場合向け
-
ログイン先の環境を UTF-8 に統一することができず EUC-JP でないと都合が悪い (例:過去に作られた日本語ファイル名が EUC-JP でエンコーディングされているなど)
-
ターミナルエミュレータ PuTTY のオリジナル版は UTF-8 にしか対応しておらず、EUC-JP には対応していない
-
EUC-JP 対応のパッチがあたった PuTTYjp ではなく、オリジナルの PuTTY 最新版を使いたい
-
解法の概要
-
GNU screen に文字コード変換(EUC-JP ⇔ UTF-8)させる
-
具体的手順
-
GNU screen の設定ファイル ~/.screenrc に以下の2行を記述し、仮想ターミナル内では EUC-JP を使うように設定する。
defkanji euc
encoding euc
-
PuTTY のログインセッションのパラメータを以下のように UTF-8 用に設定する。
-
Connection > SSH > Remote command: を以下のように設定し、GNU screen からの出力が UTF-8 になるようにする。
export LANG=ja_JP.UTF-8 ; screen -xR
もしくは
screen -U -xR
-
Window > Translation > Remote characterset を「UTF-8」に設定する。
-
Window > Translation > Treat CJK ambiguous characters as wide を ON にしておく。
Windowsクリップボードを使うためのキーボードショートカット(カット/コピー/ペースト)
-
Ctrl + X でのカットができない(端末内のエディタなどの機能を使ったカットではWindowsのクリップボードには取り込まれない)
-
Ctrl + C でのコピーができない(マウスで選択するしかない)
-
Ctrl + V でのペーストができない、ただし Ctrl + Ins でペーストできる
PuTTYPortable.exe -load "my session name"
タグ
最終更新:2013年11月30日 06:33