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行政士官(職業4)

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riwamahi

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行政士官(職業4)


iデータ


L:行政士官 = {
 t:名称 = 行政士官(職業4)
 t:要点 = 礼儀正しい,抜かない拳銃,きっちりした軍服
 t:周辺環境 = 都市
 t:評価 = 体格2,筋力2,耐久力2,外見4,敏捷1,器用1,感覚1,知識4,幸運1
 t:特殊 = {
  *行政士官の職業4カテゴリ = ,,,派生職業4アイドレス。
  *行政士官の収得根源力 = ,,,収得に根源力:100000を使用する。
  *行政士官の非戦争行動補正 = ,,条件発動,(行政士官を含む部隊は非戦争行動を行う場合)全判定、評価+6。この特殊能力による効果は重複しない。
  *行政士官の同調補正 = ,,条件発動,(行政士官を含む部隊は非戦争行動を行う場合)同調、自動成功。
  #非戦争行動=冒険および戦争イベントに指定されていない行動
  #例えば治安維持活動や戦災復興は非戦争行動である。
 }
 t:→次のアイドレス = 軍政官(職業4),行政官(職業),休暇出動(イベント),民衆支援(イベント)

HQ継承

 ※HQ認定により、知識+1
 ※食糧倉庫HQ認定の継承(第3世代)により、知識+1
 ※以上のHQ補正により、知識+2

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行政士官とは



行政士官とは


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リワマヒ国の行政士官とは、経験豊富な現役士官と連携しながら、行政機構の中核として、国防上の政策立案から政策評価までの政策形成過程に携わる行政官僚を兼ねた武官のことを言う。

リワマヒ国の行政士官は大きく分けて事務官と技官の2種類が存在する。
事務官は国の機関の事務をつかさどりる。リワマヒ国現藩王である室賀兼一のもと、事務官は行政府であり立法府であり裁判所である王城にて行政事務の一切を取り仕切る。
技官は国の機関において技術をつかさどり、主として、医療や福祉行政、土木行政などの技術に関する行政事務、金融工学や数理工学など高度な専門知識を必要とする経済に関する行政事務にたずさわる。特に技官は、高度な科学技術の専門知識と政策能力を持ち、なおかつ、国家の政策決定に関与できるため、テクノクラート(technocrat)と呼ばれている。
これに加えて、リワマヒ国における行政士官は武官を兼ねる事が求められ、その任用試験に際しては軍事、防衛に関する知識と従軍が求められる。
小国であるリワマヒ国では、国家の基盤である国民の守護がなにより優先される。そのため行政士官は政治、軍事の両面においてしばしば横断的に対応する藩王を補佐し、その意志を体現することが求められる。
このため、リワマヒ国の行政士官は全員文武を兼ね、軍に所属することを示す制服をつねに着用している。
この横断的な職務は任官後の人事においても反映され、行政士官はしばしば人事移動によって文官的職務(役方)と武官的職務(番方)とを行き来している。

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上記画像は、彼ら行政士官が、着用している特別誂えのきっちりとした軍服に付いているワッペンで、下記において記述される最難関の試験をくぐり抜けてきた事を示している。
また、彼らは行政に携わる者として、常に礼儀正しい立ち振る舞いを要求されるが自覚をもって活動をしている。

武官としての行政士官

武官としての行政士官は厳密には将校ではなく、リワマヒ国軍内の各部署にて将校相当の階級にあるものとして扱われる。
ここではこれを総称して各部将校と呼ぶ。

各部将校とは、その字面とは裏腹に将校ではない。一般に将校とは兵科に所属する少尉以上の階級の者を示し、兵科以外の部門(これを各部という)に所属する将校に相当する階級のものを各部将校と呼ぶ。リワマヒ国のグランデコール卒業生、いわゆるエリートの軍における進路としては一般的なものであり、そのエリートの中でも更に厳しい任官試験をくぐりぬけたエリート中のエリートである行政士官たちが要求される従軍経験を積むために身を置く立場でもある。
彼ら行政士官は各部においては“神に選ばれたる者”と呼ばれその能力に尊敬と期待を集めている。その呼称は行政士官という立場ではなく、そこに至る努力を重ねた個人に付随するようで仮に職を辞したとしてもその呼称と尊敬が損なわれることはないようである。

リワマヒ国軍の各部

ここでリワマヒ国軍の各部について紹介する。

技術部
日々研究開発されている様々な技術を軍事に活用する方法を模索する。兵技課と生体課に分かれており、前者では主に機械的な技術を、後者はバイオテクノロジーを扱う。前者の功績の代表的なものとしては、輸送機「きゃりっじ」の運用方法の確立や歩兵銃等の銃器の研究開発がある。後者では、最近になり植物型WD「謙者」をLOW研究開発センターという研究機関と提携して開発し、その運用方法などを模索している。

経理部
文字通り、軍の経理を担当している。またそれ以外にも施設の営繕や、制服などの支給といった被服分野も担当する。糧食だけで独立した課が存在し、経理担当の主計課、被服・営繕を担当する建技課、糧食に関する業務の担当が糧食課、と三課に分かれる。

衛生部
医療を重んじるリワマヒでは、花形部署の1つとなっている。軍医が所属する軍医課をはじめ、歯科医を集めた歯科医課、薬剤師が集う薬剤課、施設の衛生状態などを管理する衛生課に分かれている。ここに所属する医師及び看護スタッフは、正規の資格を得た後、リワマヒ陸軍医療大学において一定期間の教育を受けた者が選ばれる。なお、正規資格を持たない下士官以下の階級の者は衛生課にしかおらず、そういった人員は他の課の雑用などのフォローに回ることもある。

獣医部
軍馬や軍用犬などの医療を担当していた。特色として、植物を専門とする医師も在籍していることが挙げられる。獣医課の人員は衛生部同様、正規の資格取得者がリワマヒ陸軍医療大学の獣医学科において一定期間の教育を受けた後、任官される。

軍楽部
式典や広報活動で演奏を行う楽隊が所属する部署。将校になるには厳しい選抜があるものの、所属すること自体は難しくなく、特に経験などを問われることもない。これは現藩王による「音楽は皆で楽しくやりましょう」という方針が反映されたものである。その一環として民間へのブラスバンド指導なども行っている。

法務部
軍部における訴訟や損害賠償などに関することに始まり、職員の災害補償や例規案等の審査、事務の遂行に必要な法令の調査研究を行う部署。法務課に所属するためには法曹資格、またはそれに相当する知識が要求され、任官に際しては法曹資格試験を難度において上回る試験が行われる。


各部における階級

各部における階級は以下の表の通りである。なお、少尉以上しか存在しない衛生部(衛生課以外)、獣医部獣医課、法務部法務課には基本的に有資格者のみが充てられる。逆に最上位が少佐までである衛生部衛生課、獣医部獣医務課、法務部法事務課の将校相当官は下士官以下からの昇進による、いわゆる「たたき上げ」の人材が充てられた。

階級 技術部 経理 衛生 獣医 軍楽 法務
^ 兵技 生体 主計 建技 糧食 軍医 歯科医 薬剤 衛生 獣医 獣医務 法務 法事務
中将 陸軍兵技中将 陸軍生体中将 陸軍主計中将 陸軍建技中将 陸軍糧食中将 陸軍軍医中将 陸軍歯科医中将 陸軍薬剤中将 陸軍獣医中将 陸軍軍楽中将 陸軍法務中将
少将 陸軍兵技少将 陸軍生体少将 陸軍主計少将 陸軍建技少将 陸軍糧食少将 陸軍軍医少将 陸軍歯科医少将 陸軍薬剤少将 陸軍獣医少将 陸軍軍楽少将 陸軍法務少将
大佐 陸軍兵技大佐 陸軍生体大佐 陸軍主計大佐 陸軍建技大佐 陸軍糧食大佐 陸軍軍医大佐 陸軍歯科医大佐 陸軍薬剤大佐 陸軍獣医大佐 陸軍軍楽大佐 陸軍法務大佐
中佐 陸軍兵技中佐 陸軍生体中佐 陸軍主計中佐 陸軍建技中佐 陸軍糧食中佐 陸軍軍医中佐 陸軍歯科医中佐 陸軍薬剤中佐 陸軍獣医中佐 陸軍軍楽中佐 陸軍法務中佐
少佐 陸軍兵技少佐 陸軍生体少佐 陸軍主計少佐 陸軍建技少佐 陸軍糧食少佐 陸軍軍医少佐 陸軍歯科医少佐 陸軍薬剤少佐 陸軍獣医少佐 陸軍獣医務少佐 陸軍軍楽少佐 陸軍法務少佐 陸軍法事務少佐
大尉 陸軍兵技大尉 陸軍生体大尉 陸軍主計大尉 陸軍建技大尉 陸軍糧食大尉 陸軍軍医大尉 陸軍歯科医大尉 陸軍薬剤大尉 陸軍獣医大尉 陸軍獣医務大尉 陸軍軍楽大尉 陸軍法務大尉 陸軍法事務大尉
中尉 陸軍兵技中尉 陸軍生体中尉 陸軍主計中尉 陸軍建技中尉 陸軍糧食中尉 陸軍軍医中尉 陸軍歯科医中尉 陸軍薬剤中尉 陸軍獣医中尉 陸軍獣医務中尉 陸軍軍楽中尉 陸軍法務中尉 陸軍法事務中尉
少尉 陸軍兵技少尉 陸軍生体少尉 陸軍主計少尉 陸軍建技少尉 陸軍糧食少尉 陸軍軍医少尉 陸軍歯科医少尉 陸軍薬剤少尉 陸軍獣医少尉 陸軍獣医務少尉 陸軍軍楽少尉 陸軍法務少尉 陸軍法事務少尉
准尉 陸軍兵技准尉 陸軍生体准尉 陸軍主計准尉 陸軍建技准尉 陸軍糧食准尉 陸軍衛生准尉 陸軍獣医務准尉 陸軍軍楽准尉 陸軍法事務准尉
曹長 陸軍兵技曹長 陸軍生体曹長 陸軍主計曹長 陸軍建技曹長 陸軍糧食曹長 陸軍衛生曹長 陸軍獣医務曹長 陸軍軍楽曹長 陸軍法事務曹長
軍曹 陸軍兵技軍曹 陸軍生体軍曹 陸軍主計軍曹 陸軍建技軍曹 陸軍糧食軍曹 陸軍衛生軍曹 陸軍獣医務軍曹 陸軍軍楽軍曹 陸軍法事務軍曹
伍長 陸軍兵技伍長 陸軍生体伍長 陸軍主計伍長 陸軍建技伍長 陸軍糧食伍長 陸軍衛生伍長 陸軍獣医務伍長 陸軍軍楽伍長 陸軍法事務伍長
兵長 陸軍兵技兵長 陸軍生体兵長 陸軍衛生兵長 陸軍獣医務兵長 陸軍軍楽兵長 陸軍法事務兵長
上等兵 陸軍兵技上等兵 陸軍生体上等兵 陸軍衛生上等兵 陸軍獣医務上等兵 陸軍軍楽上等兵 陸軍法事務上等兵
一等兵 陸軍兵技一等兵 陸軍生体一等兵 陸軍衛生一等兵 陸軍獣医務一等兵 陸軍軍楽一等兵 陸軍法事務一等兵
二等兵 陸軍兵技二等兵 陸軍生体二等兵 陸軍衛生二等兵 陸軍獣医務二等兵 陸軍軍楽二等兵 陸軍法事務二等兵


行政士官の育成


 行政士官を語る上で欠かせないのが、その育成機関であるグランデコールの存在である。このシステムはリワマヒ国の中枢を担う人材の育成を担当する、リワマヒのエリート養成機関である。

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 リワマヒの教育機関はおおむね一種類である。「リワマヒ学園」というのがそれで、六歳前後から12年というスパンで行われる義務教育となっている。そこを卒業した後は家業を継いだり同じ敷地内の大学や大学院に進学する者がほとんどだが、ごく一部の優秀な生徒には、まったく別の道が開けている。
 それは従来の教育機関とは一線を画するもの、すなわち上記に上げたリワマヒのグランデコール、エリート養成機関だ。通常の大学よりも、更に実用的でハイレベルな学問を修める場所といえば、だいたいのイメージは掴めるだろうか。

 リワマヒ学園在学中からその選定は既に始まっており、その進学の道すら全ての人間が希望できるわけではない。16歳になる年に行われる選抜試験に勝ち残った者だけが、各養成学校に進む準備学校に編入することを許されるのだ。そこでは通常「リワマヒ学園」で行われる全ての学業を修めた上で、更に上級の知識や教養を身につけ、各々が進みたい方向へと能力開発を行っていく。
 リワマヒ学園での修業は速度もレベルも緩やかなものだが、準備学級に編入した生徒はそうはいかなくなる。倍以上のカリキュラムを叩き込まれるため、教室は常に眠気と戦う学生達で満ちあふれているわけだが、授業内容の習得だけでは2年後の各大学への入学試験はおぼつかないと言われている。つまりはそれだけ、各養成大学への入学は難しいということだ。

 二年間の準備学校を経て、生徒達はそれぞれが希望するグランデコールを受験する。準備学校に入ることも難関ではあるが、それぞれの入学試験は更に狭き門となっており、総生徒の内三分の二はここで脱落することになる。ちなみに脱落した生徒達には、既存の大学の推薦枠が確保されている。

 リワマヒ内にある養成学校は全部で五校。それぞれの担う方向性は下記の通りである。 
  • 王立政治学院(社会科学系)
  • 王立高等師範学校(人文科学系 教育者・研究者育成を主とする)
  • 王立理工科学校(理工科学系)
  • 王立士官学校(軍事学(軍事史学、安全保障管理学・武器機械工学・体育学))
  • 王立陸軍医療大学(医・歯・薬学)

 この五校のうちいずれかに入るということはすなわち、それが国防であれ医療であれ学術研究であれ、リワマヒ国の国家の中枢に位置する人材として育成されるということである。その為、二年から四年(大学によって在学期間が異なる)のカリキュラムは初年度から非常にレベルが高く、かつ実用的な講義で埋め尽くされている。
 また、在学中の課題として作り出された作品、研究論文などであっても、その有用性が認められれば即採用となる。実際、LOW研究開発センターで現在も使用されている「地域生態システム観測プログラム」の基幹コードは、現在の主任研究員が王立理工科学校在学中に作成したものである。
 また、進級試験や卒業試験がきわめてシビアなことでも知られる。一例を挙げれば、陸軍医療大学で行われる「客観的臨床技能試験(OSCE)」は非常に有名である。

 このような幾多の難関をくぐり抜けてそれぞれの大学の卒業資格を勝ち取った者たちは、その後各々の志望に従ってそれぞれの道を行くこととなる。ほとんどの者が何らかの形で国に関わる仕事を選ぶが、一般企業に職を求めたとしても、グランデコール卒業生の肩書きだけで最敬礼で迎えられることは確実だ。その肩書きは、生え抜きのエリートであるというお墨付きであるといえるだろう。
 そして、卒業大学にもよるのだが、グランデコール卒業生の花形職業といえるのが、更に厳しい任官試験を勝ち上がることで就くことが出来る国家の要職、「行政士官」なのである。



行政士官の任用制度

 リワマヒ国の行政士官は、主として任官試験をもとにした資格任用制と緩やかな政治任用制の折衷にて任用されている。
 多くの行政士官が資格任用制、すなわち専門能力の優劣を元に採否を定められている(資格任用制)が、リワマヒ国ではさらにこの行政士官の中から専門的な政策能力や政治的忠誠心などに基づいた政治的判断をたずねる試験が行われ、その内容を元に藩王による任免が行われる(政治任用制)。
藩王による任免においては、伝統的に藩王臨席のもとに試験が行われ、主に政策能力において判断がなされている。
このときの試験は通例として必ず、「朕惟(おも)うに…」より始まる藩王の手よりなる問題全一問が下賜され、試験回答者は6時間の制限時間内に、「臣の聞及ぶる処では…」で始まり「…臣、謹(つつし)んで言上(ごんじょう)仕(つかまつ)る」で終わる、伝統的な文法にのっとった回答を作成しなければならなかった。そして、このときの回答者のうち上位3名はそれぞれ慣習として、第1位が状元、第2位が榜眼、第3位が探花と呼ばれ、高官としての将来が約束されていた。

この試験については、「王のしろしめす神聖不可侵なる会試」と長年呼び習わされていたが、昨年度より、現藩王の判断によって本試験は簡単に「昇進試験」と改名され、同時に革新的な試験課題が提示された。
参考のため、昨年度の室賀兼一藩王より下賜された昇進試験課題をここに記しる。

「朕惟うに 正直言ってわが国にはモテ要素が足りない。
  もっと藩国民がせかいじゅうでモテモテになる政治的方策を述べよ。
  禁止ワード:『ヤング』『ハッスル』『あの文法』         」

受験者と行政士官らはこの設問を聞いて皆ぶっ倒れ、その日一日業務は停止したという。
なお現在は若手行政士官を中心に、これを機に試験方式や問題についてもより時代に即した試験方法へと合理化されるべき、との意見が戦われている。


抜かない拳銃

リワマヒ国では、行政士官の任官に際して拳銃の支給を行っている。これは儀礼用の装飾を施された実用性の低いものであり、基本的に使用されることはない。
行政士官たる各部将校の間ではこの拳銃を使用することを恥として忌避する風習があり、これはどのような状況に陥っても各部に所属する人員の武器は己の職分である、という誇りに起因する風習である。

四二年式拳銃(リワマヒ国制式将校用拳銃)
前藩王時代半ばまで自費調達とされていた将校及び各部将校用拳銃だが、行政士官への任官に際し下賜されるようになってから国内で独自生産されたものを用いることとなった。
装弾数8+1発の自動式拳銃であり、8mm拳銃弾を初速約325m/sで撃ち出す。その発射速度は600発/分であり、有効射程はおよそ50mである。
メンテナンスの労力軽減や弾薬の共通化を図るべく開発が始まったこの拳銃であるが、設計に携わった職人達のこだわりにより機構が複雑化、大型化しており、全長250mmに対して重量1306gと拳銃としてはアンバランスな設計となった。
数少ない純粋なリワマヒ国産拳銃であるが、部品数も多く細かな仕上げを要する本銃はメンテナンスにも手間がかかり、戦場からの要求には応えられなかった銃と言える。
しかしながらその戦場における不便さが「抜かない銃」の象徴として諸兵科以外の各部将校たちにマニアックな人気を呼び、現在でも各部将校らによって用いられている。なお、現代においては主に儀礼用拳銃として、職人の手により各部の定色に染められた飾り紐の銃床への取り付けとグリップ部の装飾を施されたものが下賜されている。
(※技族向け情報 外見についてはスチェッキン・マシンピストルをgoogle検索してください。)


行政士官の集うリワマヒの都市群

  • 国防の中枢「兜の町」
リワマヒ国の中央部、銀の町にも程近い“兜の町”にそびえる高層ビルとそれに隣接する巨大な電波塔。それこそが行政士官たる各部将校らの職場、防衛省ビルヂングである。高層ビル内部は各階にてガラスで区分けされ、それぞれが各部のオフィスになっている。どこであっても、うず高く積み上げられた書類と格闘する職員を見ることができるが、それが行政士官たちである。
兜の町はかれら行政士官の集う防衛省ビルヂングを中心に、リワマヒ中央銀行など行政と経済に関する主要な施設が集約された都市区画として栄えている。
また、兜の町にはリワマヒ国や諸外国の防衛史についての資料を中心とした多くの蔵書を誇る王立行政図書館も設置されており、グランデコール学生や防衛について学ぶリワマヒ学園生徒、行政文書の開示を求める一般市民など、訪れる国民も多い。
これら市民と気軽に立ち話に興じる将校も多く見受けられるのは、官民の距離が近いリワマヒ国政府の気質の影響が大きいと言えるだろう。


  • 学生の街「駒の町」
リワマヒ学園のある駒の町では、学園で学ぶ生徒、児童やその家族が多く暮らしている。教師もその多くが駒の町付近にて暮らしており、教務のかたわら近所の未就学児童をもつ家庭の相談に乗るなどがよく見られる。このこともあり、リワマヒ国では子供が就学年齢に近づくと駒の町付近へ引っ越すことが親たちの間で多く検討される。


  • 医学生と音楽の街「ヒジリバシ駐屯地」
王立陸軍医療大学のあるヒジリバシ駐屯地付近は、音楽と医学を志す学生と教師が多く住む独特の学生街となっている。これは王立陸軍医療大学の学生たちに音楽を趣味として持つ者が多く、代々音楽クラブ活動が盛んであったことが関係するといわれている。この街を訪れた者は、川をはさんで病院と楽器店兼音楽スタジオがしのぎを削るように乱立していることに戸惑うことも多い。これら音楽スタジオの多くは湾岸地区に懇意のライブハウスを持ち、これら“箱”から学生アーティストの卵が誕生することも少なくない。
ヒジリバシ駐屯地付近はリワマヒ国屈指の名水の湧く土地としても知られ、「茗溪(めいけい)の町」という雅名を持つ。


  • ベンチャー企業の集う研究学園都市「イトク島」
イトク島は大イトク明王という海から流れてきた神を祭る洲であったが、現在は再開発事業により理工科学校、高等師範学校、政治学院の3つのグランデコール校が設置され、一大研究学園都市として栄えている。少数精鋭をもってなるグランデコール卒業生たちの中には、卒業後もこの場所を離れずに起業するものや就職するものも多く、新たなビジネス街としても栄えつつある。
海沿いにあるイトク神社では2年に1度、山鉾と呼ばれる大きな山車で付近を巡行するならわしがある。山鉾には特に選ばれた10才前後の少年が乗せられ、少年は島に代々伝わる牛の面を被り、決められた衣装を着た状態で巡行する。
このとき少年の装束などを整えるのに多額の費用がかかることから、少年はおおむね近隣の裕福な家から選ばれるのが普通である。
このイトク神社の祭りは7月一杯行われ、特に山鉾巡行のある17日前後は観光客で大いに賑わう。



  • 若き白鷺たちの住まう「カキガラの街」
グランデコールである士官学校は、兜の街からリワマヒ川に向けて進んだ先にあるカキガラの街にある。カキガラの街は古くは蛎殻(かきがら)と書く通り昔は海産物を扱う漁師町であったが、毎年のリワマヒ川の氾濫により土砂がたまり、現在は川近くの学生街として栄えている。カキガラの街付近はリワマヒ国を縦横に貫く長城を結ぶ箇所のひとつになっており、交通の要所でもある。
カキガラの街中央に位置する士官学校校舎は、講堂を要する本館を正面から見た様子が翼を広げた白鷺のようであることから“白鷺学校”とも呼ばれている。士官学校は全寮制であり、付近は寮生と教官ら向けの飲食店やテーラー、徽章屋、書店などが軒を連ねる。
(※技族向け情報:士官学校の外見は旧市ヶ谷にあった陸軍士官学校本部の外見でお願いします)



行政士官のリタイア、再就職

そのシステム上、選良中の選良を酷使するリワマヒ国の行政システムでは、業務に忙殺され身体や精神を損なうものも少なくない。そのため行政士官は必ず国内の医師による定期的なメディカル・チェックを義務付けられており、問題のある場合は随時休暇が取れるよう勤務においても配慮がなされている。
しかしながら、戦争など緊急の事態に対処するために業務に専念した結果として負傷し、業務の継続が困難となった場合は、リワマヒ国陸軍廃兵院へと配置替えが行われる。
 リワマヒ国陸軍廃兵院とは、かつては戦争などでの負傷者などのうち、治療終了後も戦列に戻れない者を収容し恩給と労働を与える目的でもうけられていた施設である。歩兵戦力を中心とするリワマヒ国軍は、戦場に出た場合は本来は大きな損耗される事があり、後送され治療を受けた中で身体的欠損などで復帰が出来ない者たちに給与と職を与えてきた。
 現代のリワマヒ国軍では新医療制度による医療レベルの向上、サイバネティクス技術の確立、クローニング技術の導入などにより、身体欠損による復帰不能者の激減により一時廃止されていた。(事実、死亡からの蘇生すら行われている状況である)
 現代リワマヒ国における廃兵院の役割は、身体的な欠損などの理由などによるドロップアウトではなく、職場のストレス、燃え尽き症候群、戦場神経症、PTSDなどの精神や心の病で任務に復帰出来ない者たちを部隊復帰または、一般社会生活が可能なレベルまで療養させる事が目的となっている。当院所属の兵士たちは廃兵中隊と呼ばれる部隊に配属された人員により運営され、カウンセラーによるカウンセリングと治療を受けながら復帰まで主に事務や開始された士官養成校の図書館司書などをしながら、穏やかな日々を過ごしている。

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