リワマヒ国ver0.8@wiki

E143SSその1

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riwamahi

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だれでも歓迎! 編集

また別のある日、仕事後の幸せ

(文:東 恭一郎さん)

それは、×十歳にも手が届きそうな独身男のささやかな幸せの時間である。

一日、リワマヒ国で運用される空港の滑走路の砂かきで、
直射日光に焼かれ砂にまみれ、働いて疲れた汗を水で洗い流し、
冷たい水につけておいた、缶を手に取る。
最初のころは温水のシャワーがいいなぁとおもっていたけれど、
今になってみると、水浴びが気持ちよかった。

手に取ってみて、飲み頃かどうかで悩む。
電気が十分にあれば、冷蔵庫を買って冷えたグラスも用意するのだけれど。

プルタブを起こす前に缶のラベルを見る。
今日の銘柄は帝国の詩歌藩のヤツ。
最近、たけきの藩も地ビールをとるんだっけ?
共和国に比べると、酒がらみの施設が充実していてうらやましいなぁ、と思う。

プルタブをあけると、泡がはじけるシュワーという音が聞こえる。
口をつけ、まずは一口。

口の中で味あわずに、まずは喉へ一口押し込む。
口の中から喉を通る間にも、炭酸がはじけ爽快感が広がる。

「・・・」

この一口のために、働いてるよなぁと口に出そうだったが、
独り言を言うのはさびしいかと思ってやめた。

缶を片手にベランダに出ると、お気に入りの銘柄のタバコに火をつけ、
「明日も晴れそうだなぁ」
と思いつつ、誰にも邪魔されない贅沢な独りの時間を過ごしていた

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