作詞:
文無
作曲:
文無
唄:松田っぽいよ(水音ラル・デフォ子)
曲紹介
17年目の異常気象
- 荒れた感情訥々と、瞼の雨戸は漏れ易く
- 2015年に公開されたフリーDLのアルバム『曇天係数』にはリメイク版が収録されている。
歌詞
(動画歌詞より転載)
秋の風からアスファルトの臭いがした
泣き叫び出しそうな空
折り畳み傘じゃ役に立たない
骨も皮も散らばりそうな近頃の荒れ模様
台風来る
つむじから逆立つような風のせいで
上面を吹き飛ばされ
野ざらしになった僕には何もなくて
ただただ虚無感だけがうなじを滑り落ちました
あの時もっと頑張れば 今何かが残ったかな
でも今年の僕はちょっと五月病過ぎて
これ以上窓を開けていたら
バラバラになってしまうと思ったんだ
そう悪かったのは僕の硝子のハート
飛来物に傷付かぬように強くなったはいいけれど
軽い皮肉で引っ掻くだけで金切り声を上げるんだ
17年目の異常気象 45°攻め来るゲリラ
部屋の奥まで濡れないように鋼の雨戸を立ててみたのです
あの時もっと踏ん張れば 今何かが残ってたかな
でも今年の僕はちょっと運がなさ過ぎて
観測史上最大の人間不信に立ちすく(竦)んだんだ
嗚呼悪かったのは僕なのかな
飛来物に傷付かぬように強くなったはいいけれど
光も差さぬこの窓辺はいつしか少しカビ臭くて
17年目の異常心情 散らかり切った部屋で僕は
青春ってものに疲れたようで 鋼の格子をはめ込んだのです
いっそいっそ暴かれてしまいたいと
思って走って脆さを突き付けられて
土砂降り こんな日はあんたが迎えに来てくれた
でも それも去年まで
飛来物に傷付かぬように強くなったはいいけれど
軽い皮肉で引っ掻くだけで金切り声を上げるんだ
17年目の異常気象 45°攻め来るゲリラ
部屋の奥まで濡れないように鋼の雨戸を立ててみたのです
飛来物に傷付かぬように硝子が散らばらないように
固く扉を閉ざしたはずがいつしか少し濡れていて
18年目も異常気象 泣き叫びたいのは僕だ
話すことなど何もないけど今夜電話しても良いですか
(オトナニナルッテドウイウコトデスカ)
秋の風からアスファルトの臭いがした
こじらせたノスタルジア
今日も今日とて硝子のハート
ただただ虚無感だけがうなじを滑り落ちました
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最終更新:2015年11月30日 00:51