2009明治大学(全学部統一)世界史解説-大問1

世界史・解答速報(2/5全学部統一)

大問1
問1 A
B.呉楚七国の乱は前漢景帝の代に起こった諸侯の反乱。以後実質的に郡県制に移行。
C.赤眉の乱は王莽の悪政が引き起こした農民反乱。新は滅んだが、劉秀に鎮圧された。
D.八王の乱は西晋でおこった一族諸王の内乱。恵帝の無能に乗じて権力争いが起こり、五胡の侵入を招く。

問2 D
D.4.保甲法は兵農一致の強兵策。農民兵の養成をはかるため新法に盛り込まれた。(今年度武蔵大全学部でも問われた)

問3 (B?C?)
ごめんなさい。情報よろしくお願いします。
A.三長制は北魏の孝文帝が制定。財政確保と治安保持を目的とした。(今年度武蔵大全学部でも問われた)
D.均田制は北魏の孝文帝が実施した土地制度。貴族の大土地所有を抑制。
妻・奴婢・耕牛にも給田した点が豪族に有利であった。
均田制は隋唐にも引き継がれ、煬帝のときには女性・奴婢への宮殿も廃止された。
隋では身分・官職に応じた永業田・職分田も設置された。

問4 A
A.王莽はしんい(讖緯)説を利用した。『周礼』に基づく復古主義を強行。
cf)D.党錮の禁は後漢末期の事件であるが・・・。

問5 A
A.昭明太子の『文選』は日本平安文学にも影響を及ぼした四六駢儷体の詩文集。

問6 B
A.御史台は官吏の観察機関。明代、洪武帝がこれを廃して皇帝直属の都察院を新設した。
D.尚書省は六部を管轄して詔勅を実施する政務行政機関。

問7 D
A.均輸法は前漢武帝が施行した物価調整法。特産物を不足地に転売して
政府収入の増大と物価の調整、物資流通の円滑化をはかった。
B.限田法は前7年(前漢)に哀帝が発した豪族の大土地所有を制限する法。実施されずに終わる。
C.占田・課田法は西晋の武帝による土地制度。
占田法は一般農民に対し地位・経済力に応じた土地所有の最高限度を定めたもの。
課田法は農民に官有地を強制割り当てして耕作させ、税収確保を図ったもの。

問8 C
A.永嘉の乱は匈奴を主とする西晋滅亡にかかわる兵乱。
B.慶暦の和約は宋と西夏の講和条約(1044;11C)。
D.靖難の変は建文帝に対する燕王朱棣(後の永楽帝)の反乱。

問9 D
A.王重陽は全真教の開祖(金のころ?)
B.欧陽脩は北宋の人。唐宋八大家の一人。
古文復興を唱え『新唐書』『新五代史』を著す。新法に反対。
C.司馬光は北宋の人。旧法党。編年体の『資治通鑑』を著す。

問10 A
B.佃戸は経済的に地主に従属した小作農。
C.青苗法は小作農に穀物や資金を政府が低利で貸し付け収穫時に返済させる政策。新法の一部。
D.時代が違う。徐光啓は明末の人。『幾何原本』『崇禎暦書』『農政全書』など。
cf)『斉民要術』は北魏の賈思勰による中国最古の農業書。

問11 C
ア.交子は世界最初の紙幣。唐の飛銭から発達。
主に北宋で使われた。
イ.五銖銭は前漢武帝が鋳造させた銅銭。隋代まで長く使われた。
ウ.馬蹄銀は明・清代に使われた銀塊。重さが価値を表す秤量貨幣。
エ.布銭は農具の形を模した青銅貨幣。春秋・戦国時代に韓・魏・趙で使われた。

問12 D
D.長安の説明と思われる。
問13 C

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最終更新:2009年02月06日 21:11