NO.12-1 四角形 ~難易度☆★★★★
問題(大学受験版:灘高の数学って難しくない? より)
12 名前: 名無しさん 投稿日: 01/11/22 15:06
四辺形ABCDの対辺AB、CDの中点をそれぞれM、Nとする。
①2MN≦AD+BC を証明せよ
②対角線AC、BDの長さが一定値a、bであるとき、①を用いて
(AB+CD)の二乗+(AD+BC)の二乗の最小値をa、bで
表せ。
解答
+
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... |
①解説参照
②2(a^2+b^2)
解説
①図のように四角形BCNMをNを中心にした点対称な図形をとる。
B'やM'も図のようにとる。
すると
四角形ABM'B'は平行四辺形になるため
MM'=AB'である。
また、AD+DB'≧AB'はDがどこにあってもいえる。
DB'=BC,AB'=MM'=2MNより
AD+BC≧2MNが示される。
また、等号成立はDがAB'上で
AD//BCの台形であること。
②
①より(AB+CD)の二乗+(AD+BC)の二乗≧4MN^2+4PQ^2
(P,QはそれぞれBC,DAの中点)
この時等号成立条件より四角形ABCDは平行四辺形である。
これよりPQ=AB,MN=BCで
4MN^2+4PQ^2=4((a/2)^2+(b/2)^2-abcosα/2)+4((a/2)^2+(b/2)^2+abcosα/2)
=2(a^2+b^2) (余弦定理)
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最終更新:2009年07月05日 12:25