農村サイモン
その手紙の行方は
{つづる青年}
ああ…
アレがもし他の人に
拾われてしまったら…!>
どど、ど、どうしよう…!
早く見つけなければ…
{つづる青年}
ど、どうしよう…
早くアレを見つけなければ…!
{つづる青年}
ああ、君たちが
協力してくれるハントマンだね?
待ってたよ!>
実は…僕が書いた大切な手紙を
飼い犬のシロが
どこかに隠してしまったんだ>
シロは村から出ないから
村のどこかにはあると
思うんだけれど…>
とにかく、一緒に探してくれ!
本当に大切な手紙なんだ!>
…あ! もし手紙を見つけても
中身は絶対に見ないでくれよ!
{つづる青年}
シロが隠してしまった手紙を
探し出してほしいんだ>
シロは村から出ないから
手紙は村のどこかにはあると思うんだれど…>
もしかしたら
シロが手紙を隠すのを
見た人がいるかもしれないね
{肝っ玉かあちゃん}
しなる骨がほしいのかい?
この前、出汁をとったやつで
よければあげるわ
『しなる骨』
をもらった!
{肝っ玉かあちゃん}
ほら、遊んでないで手伝いな!
…まったく、やんちゃ盛りの
食い盛りなんだから…
{育ち盛りの少年}
シロについて知りたいの?
そうだなぁ…>
シロはしなる骨が
大のお気に入りだよ!
{農家のおじさん}
何、シロについて知りたいだか?
そだなぁ…>
シロは気に入ったものを
すーぐどっかに持ってって
隠しちまうクセがあるだよ
{素朴な娘}
…シロについて?
そうねぇ…>
やんちゃな子だから
建物の中にいることは少ないわ
だいたい外で駆け回ってるわよ
{犬のシロ}
ワンワンッ!
{犬のシロ}
…ワンッ!>
ワワワンッ♪
{犬のシロ}
ワン♪
{犬のシロ}
くぅ~ん…
…おや?
木の根元に、白い封筒が
はさまっている
『青年の手紙』
を手に入れた!
封筒のくちは
閉じられてはいないようだ
拝啓、麗しの貴女へ>
僕たちが文通を続けて
もう2年が経ちますね
早いものです>
貴女から届いた手紙が増えるたび
僕の気持ちもまた
溶けぬ雪のように積もります>
ああ、愛しい人よ
早く貴女に会いたい!
直接声をききたい…>
これ以上はやめておこう
手紙をこっそり封筒に戻した
しなる骨が埋められている
{つづる青年}
そ、それだ!
その手紙だよ!!>
ああ、見つけてくれたんだね!!
よかったよかった…
『青年の手紙』
を手渡した!
{つづる青年}
…もちろん、中身は
見ていないよね?
{つづる青年}
そうだよね
そういう約束だったからね>
これで、本来の宛先に
この手紙を出すことができる>
報酬は、クエストオフィスに
あずけておいたよ
どうもありがとう!
{つづる青年}
見たの!? 見たのかい!?
ああ…なんて恥ずかしいんだ…
見ないでって言ったのに…!>
このことは、誰にも
言わないでくれよ
今度こそ、約束だからね>
でも、おかげで本来の宛先に
この手紙を出すことができる>
報酬は、クエストオフィスに
あずけておいたよ
どうもありがとう!
最終更新:2009年05月16日 11:45