ナカ=ナカザワフミア監督 ※お名前が長いので略させていただきます。


宇田 皆さんこんばんは、
   ポッドキャストにてお送りする『セブンスドラゴン』最新情報。
   広報の宇田と、

新納 はい、あ、ディレクターの新納です。

宇田 が、お送りします。
   よろしくおねがいします。

新納 よろしくおねがいしまーす。

宇田 本日はスペシャルゲストとしまして、
   今回のセブンスドラゴンのPVを作成していただいたナカザワフミア監督にお越しいただきました。
   よろしくお願いしまーす。

ナカ よろしくおねがいしまーす。

新納 ねえ、ホントに(PVが)すごいいい感じで、僕としてはすごい嬉しいですよ。

ナカ そうですか。

新納 ただねー、恥ずかしいんですよね、「新納一哉」出るたんびにウゥー辛い、とか思うんですけど。

ナカ (笑)

宇田 そうそう、ぼくも。
   新納一哉もそうなんですけど、「モタ」って出る瞬間に「モ、モタッ」みたいな。

ナカ (笑)

新納 あ、あれいいですよ?あそこで、ちょっといい感じの、ほんわかした気持ちになります。

宇田、ナカ (笑)

新納 だからほんとに、なんか今までって、手作りのムービーとかで「新納一哉」って出るから…
   手作りムービーで「新納一哉」って出る分にはぜんぜん気にならないんですよ。
   「あー開発の動画だし」みたいな…
   バシーンと出てくると「あー!恥ずかしい!親が見たらどうするんだろう。」とか、すごい思いました。

ナカ (笑)そうですね。

宇田 じゃあえっと、さっそくですけど、軽くナカザワさんの…、ナカザワさんで(いいんですか)?

新納 ナカザワさん。
ナカ ナカザワで。

宇田 ナカザワさんの軽いプロフィールといいますか、を…

ナカ あ、わかりました。
   はい、よろしくお願いします。

宇田、新納 よろしくお願いします。

ナカ えーっと、皆さん初めまして、ナカザワフミアです。
   この度、PV、インプレッションムービーとかプロモーションムービーですね、
   第1弾・第2弾を制作させていただきました。

   普段はコマーシャルがメインなんですけども、あとはちょっと歌もののPVとか、
   最近はもうちょっとジャンルが幅広くなってきて、まあちょっとドラマ性・ストーリー性のあるものを撮影したりとか、
   ま、わりといろいろやっています。
   ただまあ、畑はコマーシャルなので、ゲーム業界とは全くちょっと、交流の無いところで今回お仕事させていただいて、
   楽しく、現在も過ごさせていただいてます。(笑)

宇田、新納 (笑)ありがとうございます。

宇田 じゃあ、えっとロンドンに行って今回収録をなさったんですけど、
   「行って録ってきてくれ、しかもゲームのPVの為に。」って言われたときにどう思いましたか?

ナカ あのー、基本的にジャンルが違うので、「えー、どうしようかな」と思ったんですね。
   一番最初に仕事をいただいたときに、
   「いやぁー、監督申し訳ないんだけど、こういう仕事があるんだけど。」って言う話をいただいて。
   えーっと、申し訳ないっていうのは、要は僕がコマーシャル畑なので、やったことが無いっていう意味なんですけどね。
   で、「できますか?」と言われたときに、「僕、あまりゲームあまりやらないんで、わかんないですよ」と、
   で、(仕事の話を)振ってきた方も「そうだよな。ゲームやって無いとマズイよな。」って話になって、
   「で、まあ、ぶっちゃけ、正直どうなの?
    2,3日あれば、なんとなくこう、ゲームっぽいことを、いろいろ新納さんと打ち合わせで語れたりする?」
   って言うから、「まあ、そういうことだったらがんばりましょう。でもやったこと無いですからね、ぼろ出ますよ?」
   って言う話から入って、
   で、新納さんとお会いして話していて、そのまあ、ちびキャラを合成したいとかっていう話をしてるときに、
   まあ、最初はこう難しいと言いますか、えー、やっぱり実写の、自分がイメージする激しいイメージと、
   ちびキャラの世界って、やっぱり、こう、ミスマッチなんですね。
   そのことを、やっぱり、きちんと伝えた方が良いかなと思って伝えたんですが、
   でも新納さん「それでもやっぱりやりたい。是非とも。」ってお話があって、
   そこでこう、自分のスイッチがポンッと切り替わって「だったら思いっきりやってみよう」と、
   で、新納さんは新納さんできっと、イメージが最初から出来てるんでしょうから、
   それが、僕なりの表現で果たして、こう、どこまで近づけていけるのかっていうところに、自分も興味が出て来て、
   「じゃあ、ぜひとも、もし良かったらご指名してください」って言う感じでお別れしたんですけどね。
   それから30分位して、すぐにご指名いただいて…

新納 そうですね.
   あのー、そうなんですよ、僕は逆に、最初に出た話の部分で
   「今回の監督さん、ゲームやって無い方なんですけど、いいですか?」って言われてですね、
   「ゲームやってない!それは素晴らしい!!」(笑)

ナカ (笑)あー、そうですか。

新納 やっぱりそのー、なんだろう…
   今、ゲーム作るのもそうなんですけど、ゲームを作る為にゲームを作るとかね、
   ゲームを作る為にゲームを参考にしてゲームを作るっていうのが、すごい閉塞してて、
   で、今回動画を作るときも、いかにも!システムがどうこうとか出て
   「そういうのが出たら、ちょっと寂しいな」って思ってたんで、
   もう、ゲームやってない、で、しかも他業界のCMとかをすごい作られている。
   作品もちょっとあんとき少し見せていただいて、
   で、もう、ぜんぜん違う畑でやられてる方にゲームのCMを作ってもらったらどうなるんだろう?
   って楽しみでですね、もう即、即「お願いします」って…

ナカ そうですね。

宇田 作品見たときに「これはイケるんじゃないか」と、やっぱ、思いましたよね。

新納 思いましたよ。
   「この人がゲームのCM作ったらどうなるんだろう」って、僕、そういう興味がわきすぎてですね、
   「あぁもう、お願いします」っていう…、はい。

ナカ ありがとうございます。
   僕も異業種なので、すごく興味がわいて、でも実際仕上がってみたら…
   や、まあ、最初ちょっと無茶振りみたいな所ありましたよね、(笑)

宇田、新納 (笑)

ナカ あの、自由にやっちゃってくださいとおっしゃるから…
   や、自由はすごくありがたいんですね、
   あのー、お金いただいて、自主制作じゃないんですが、それでもこう、好きな表現でっていうところは確かに嬉しい話で、
   でも、とは言え、皆さんがそれなりに真剣にこう、作ってらっしゃるものを、長い時間かけて作ってらっしゃるものを、
   僕がゲームのストーリーも何も知らないまま作っちゃっていいのかと思って、
   もしかしたら情報漏洩の為に言えないんじゃないかとか、色々考えちゃったりして、
   それでも、自分なりにこう、作る以上は自分なりに解釈して、できる限りの世界観の表現で、
   まあ、キャラクターの衣装からイメージしたりとか、そういうところから入って、
   で、ああいうものになったんですけどね。
   結果的に喜んでいただいて、とっても良かったと思います。

新納 いやぁ、もう、ぴったりでしたよ。

ナカ そうですか(笑)

宇田 一番始めにナカザワ監督から、
   ちびキャラとリアルな背景をどう混ぜていくかみたいな、
   コンセプトの為の試作のシートをいくつかもらったじゃないですか。

新納 はいはいはい。

宇田 あの時点から、もう僕ら「あ、イケる」って思いましたよね。

新納 思いました思いました。
   あぁなんだ、ぜんぜん行けるじゃん。って。

ナカ あぁ、そうですか。ありがとうございます。
   いやぁ大丈夫かなぁ?と思って、動きも無いものでお見せしちゃったので、
   まぁ一応説明はさせていただいたんですが、やっぱりこう、繋いで見ないと判らないてところがあるじゃないですか。
   なので、「どうかな?でも大丈夫って言ってくれたので、じゃあ、いっちょがんばろうか」と、思って。
   で、すいませんね、ロンドンに行ったときの話なんですけど…
   脱線してましたけど、(笑)

宇田 大丈夫です、自分も逆に、前段から聴いとくべきだったと思いました。
   で、ロンドンに行って…

ナカ 潔くロンドンに乗り込んで、
   でも正確に言うと、ロンドンてのは空港に、ヒースロー(国際空港)に着いたと帰りにしか滞在してなくて…
   だから、ロンドンじゃないんですね。
   行ってとたん、夜に着いて、次の日からもう、いろんなところ廻りに出ちゃったので、
   あのー、いわゆるだから都会で観光とかは一切やってなくて、
   いきなり、田舎町を探して目指してみたいな…
   まあ、ちょっとした冒険ですね。悪天候に見舞われて…
   だんだん、セブンスドラゴンの気分に自分が自ら入ってたので、
   いやいや、大変でしたけど、ほんと面白かったです。

宇田 はあ…
   じゃあ、どこらへんで大変だったのか、
   僕らは行ってないのでちょっと分からないんですが、プチその気分を味わせていただけるようなエピソードがあったら…

ナカ あのー、とにかく、天候がころころころころと、
   移動距離がホントに長いので、例えば一つの天気予報があっても、
   その分移動してしまえばその分状況が変わってくるんですよね。
   もうひたすらそれの繰り返しで、
   ちょっと制作日記の方にも書いたんですが、
   もう雨とか気温とか、
   あとセブンシスターズではもう本当に、台風並みの突風がずっと吹いていて、どうしたもんかと思って、
   だけど頭を切り替えると、
   雲はグワァーって流れてる、草原にその雲が映っている、
   草の揺れ方が斜めから光がパーンと雲間から太陽が入るときに、キラキラキラキラ揺れる、
   で、その雲の陰が、なんていうか、草の波の上に流れるところが、その例えば、
   草が小さな緑の妖精だと例えるならば、みんなで雲の陰を大玉おくりしてるみたいに、
   ブワァーっと流れてるようなところが面白くて、
   で、そういうのを録ろうかなーなんて思っていると、次にまた雨が降ってきて…みたいな。
   一つ一つに感動するんですけど、一つ一つに追い込まれて、
   そんなようなことをずーっとやってましたね。
   あとはまあ、純粋に出会った人が、おじちゃんおばちゃんがおじいちゃんおばあちゃんが語りかけてくれたりとか、
   あと、書かなかったですけど、ちょっとパンくれたりとか。
   教会でステンドグラスがとてもきれいなところがあって、
   「ここ録りたいなー、でもアポなしじゃな」と思ったら、受付の女の人が
   「ちょっと寄付してくれたら良いですよ」修復費みたいなところで、
   そういう優しさにも出会えたりなんかして、
   とっても良かったですね。(笑)

宇田 すげぇ…

新納 あのあれですよね、教会話とかは見てる人もかなりホッコリしてたよね。

ナカ あ、そうですか。

新納 はい。いい話でした。

ナカ いやいや、でもほんとにあのー、なんでしょうね?
   ぶっつけ本番じゃないんですけど、行って…
   目的地はある程度決まってるんですけど、ここの教会に行きたいとか、
   ここの地域に行きたいって言うのはもちろんあるんですが、
   でも、道中やっぱりこう、ポイントポイントでちっちゃな教会があったりとか、
   そういうところでやっぱり、そのー実際の映像でも使いましたけど、
   ちょっとこけの生えたようなベンチ、新納さんのお気に入りのカット、
   あれも「あ、ここだ」と思って録ったりとか、
   そういうことが結構ありましたね、
   道中ですね。
   あとはもう、山の上まで行って、あそこのアングルから見たらあそこの町並みがすごくきれいに見えるだろうと思って、
   一本道をグワァーって入っていくんですよ。
   で、対向車が来て、対向車とすれ違えるかどうかでかわして、一番上に行って、
   さらにここじゃない、で、もっと柵を乗り越えて草むらの中に入ってって、
   さあ、ここかと思って録ろうと思うと、
   周りに電柱があったり、車が停まってたりして、結局ダメじゃんかと思って…
   そんなことの繰り返しで、ずーっと移動してましたね。

宇田 スゴイ…

新納 生の映像は大変なんだなぁって思うよね。

宇田 大変だなぁ…

ナカ でも、やることになっちゃうと、気持ちが入っちゃうので。

宇田 こんなゲームのPV、無いよね…

新納 無いですね(笑)
   もう、制作経緯から過程まで面白かった。

ナカ でも、聴いてもらえて良かったですね。
   いやもう、制作日記の話をいただいてないときにそんな撮影をしてたので、
   あの、そういうところってあまり表に出ないじゃないですか。
   (制作日記の)お話をいただいたときに「あっ、じゃあそんなことを書こうかな」と思って、
   普通の日記じゃつまんないですもんね、朝何時に起きてご飯食べてとか…(笑)
   じゃ、なんだなーと思ったので、まあ、皆さんにそういうこと判ってもらえるいい機会かなーなんて思いつつ、
   まあ、ホントに楽しみつつ撮影しましたけどね。はい。

宇田 あの、ゲームの仕事と他のお仕事って結構違うと思うんですけど、
   ゲームってここが面白いなって思った点ってどこですかね?

ナカ あのー、やっぱり… ホントに判り易く言っちゃうと、
   キャラクターを扱ってる点。
   ゲームの中とはいえ生きてるもので、
   ま、ちびキャラTALKなんて最近ありますけど、
   なんかこう、生きてるものを… なんでしょうね、ペットって言うと言葉が悪いですけど、
   可愛らしい、身近で体験できる、
   しかもアニメの世界だとみて、一方的に自分の方が受信していて、
   でも、能動的に絡んでいける面白さっていうのががちびキャラTALKにあったりして。
   そういう意味でも面白くて…
   ゲームあまりやらないとはいえ、ちっちゃい頃はそれなりにやってましたから、
   そういう楽しんだ面白いものを、さらに楽しく表現して広告していこうっていう…
   なんつうんすかね?
   そういう面白さがありましたね。
   テレビのコマーシャルだと、純粋にこの商品を売る為にどうしたらいいの?じゃあこういう表現にしましょ?
   テレビで見てくれってのがあるんですけど、
   今回みたいなお仕事の場合は、もちろん見て欲しくて作るんですが、
   テレビのようにね、こっちが勝手に受信するんじゃなくて、こうパソコンに向かって能動的に絡んでいく?
   例えばセブンスドラゴンのサイトに寄って「皆さん注目してください」じゃないんですけど、
   「こんなことやってますよ、見てください、一緒に楽しみましょう」って言う姿勢が、
   ユーザー・ファン自らが飛び込んでいって、一緒に絡んで、それが話題になってっていうのが、すごく広がりがあって…
   あとは、具体的にどんな反応があったとか、
   コマーシャルだと、現場で監督やってると、その時は指揮をしてそれなりに仕切って楽しいんですけど、
   でも具体的に言ってしまえばやっぱり裏方なんですね。
   同じ業界の人達は我々のことを知って認知しているんですけど、一般の人達にとっては完全に裏方なんですよ。
   ところがゲーム… 例えば新納さんにしても、広報の宇田さんにしても、プロデューサーの小玉さんも、
   前面に出てきて、一緒に盛り上げて楽しんでっていう姿勢がものすごくうらやましくて、
   それに今回絡めたっていうのは、ホントに楽しめたというか、
   あとは、いろいろお便りも来たりするんでしょうから、そういった反応も実際に肌で感じられて、とっても良かったと思ってますね。

宇田、新納 あぁ…

新納 でも、我々も体はって苦しいですけど、楽しいですよね。

宇田 そうですね。

新納 実際、この宇田って男とかもですね、あの、会社、僕と違う訳ですよ。
   違うところで、もっかい好き好んで苦労を味わおうってのも、
   やっぱり、楽しかったからなんですね。

宇田 そうですね、はい。

新納 そういう楽しいのはどんどん今後も続けていきたいんで、
   僕としては、もう一回何かあったらお願いしたいなぁと、

ナカ あ!そうですか。
   あのー、ぜひ、それは。
   多分僕は普通に考えたら、ゲームが発売するまでのおつきあいで、
   で、皆さんとはサヨナラってなっちゃうかもしれないです。
   ただ、ゲームが発売されてからが皆さんの楽しみの時間なので、ユーザー・ファンの皆さんんとっては。
   そこまで、ベース作りに協力できたってのはとっても嬉しかったので…
   また、次回もそういう機会があったら、ぜひ、ご一緒させていただけると、とっても嬉しいです。

新納 今度は、なんかその、
   始め、やっぱりこう…なんでしょうね、
   これは、何でもそう、シナリオの方もそうですし、音楽の方もそうですけど、
   始めは、ここまでやっていいんだろうかっていう、お互いの腹の探り合いがあると思うんですよ。
   次は(探り合いが)多分ないと思いますので、そういうところで、よりはっちゃけて面白いものができればいいと思いますね。

ナカ そうですね。
   でも、新納さんと最初にお話しさせていただいたときは、わりとこう腹を割って話していただいたので、
   こちらも割とすんなり…
   なんでしょうね、警戒心とかじゃなくて、畑が違うので僕でいいのかっていうのはあったんですけど、
   逆に言えば、ひとつ入り易いきっかけを与えてくれたような気がするんですよ。
   あとは、ジャンルが違うんですけども、色々話をうかがってたり、仕事を一緒にしていくと、
   なんかモノの考え方に共感できるものがあって、
   なんていうんでしょうね、
   すごく個性があって、ユニーク・オンリーワンなんだけども、
   それが生まれてくるベースっていうのは、客観的なモノの見方ができて、
   で、クリエイターなんだけども一般常識というか基本的な知識があって、
   ゲームの中で起きる世界観やコミニュケーションに上手く生きてる感じがして、
   あの、今回ゲームに深く関わりましたけども、
   新納さんの人間性をかいま見れる感じがして、とても良かったですね。(笑)

宇田、新納 (笑)

ナカ あの、ゲームから新納さんを半分ぐらい知りました。

新納 なるほど(笑)
   まあ、すごい無茶振りしましたけどね、最初は。(笑)

ナカ いやいや(笑)
   ホントに楽しくお仕事をさせていただいたので…

宇田 始めに僕が新納さんから「ナカザワさんにどういうオーダーをしたの?」って聞いたときに、
   「カワイイかっこいいにしてくれ」でしたっけ?

新納 いや、これはねぇ、とてもとてもね、ポッドキャストでは喋れないような、
   「カワイイ」についての議論をすごいしたんですよね。

ナカ そうですね。

新納 カワイイってなんなんだろうっていう…「仔犬が可愛いの?」とかそういう…
   カワイイって結構曖昧な言葉じゃないですか、
   で、今回はちびキャラっていうのを使ってて、当然カワイイはテーマにしてるんですけども、
   そのカワイイってなんなんだろう?誰にとってのどういうカワイイなんだろうっていうことを、
   ひたすら喋って、ゲームの内容を全く喋ってない(笑)

ナカ (笑)でも、それが良かったのかもしれませんね、
   なんかその、仔犬がカワイイとかキティちゃんがカワイイとか、そういうんじゃなくて、
   大人が感じる、大人の、例えば都会的な女性が感じる可愛らしさっていうのはなんだろう?っていうことを考えたときに、
   もちろんスタイリッシュな可愛らしさもあるんだけども、
   大人の女性だけに、なんていうか、母性を感じる?
   どんなにきれいに良い映像を作って、ゲームを突っ込んでやっても、
   なんかこう、母性を感じる愛らしさみたいなところに、本当の可愛らしさがあるんじゃないかな。
   って、心の中でなんとなく話を聞きながら思ってて、
   それを上手くキャラクターの見せ方に反映出来たらなぁ、なんて、そんなことを考えながら話を聞いていましたね。

宇田 すごい…哲学的ですね…

新納 いや、ほんとそう、
   僕はあの時に、席に6名位いらっしゃって、我々の会話って、みんな引いてんじゃないかなって(笑)
   「何こいつら言ってんだろう」みたいな、
   「新納さんゲームの説明全然しないし、カワイイの話ばっかしてて、どうなのこれ?」っていう空気があったんですけど、
   でも、すごい僕の話を(ナカザワ監督が)聞いてくださってですね、
   普通、判んないし共感する気もなければ、なんか適当に受け流すと思うんですよ。
   で、受け流さなかったんですよ。まともに対応してくださったんで、
   それが一つ、ぜひナカザワさんでっていう(理由です。)
   僕は今、この場だから言っちゃいますけど、普通、あの会話をされたら9割の人は流すと思うんですよ。(笑)
   そういう会話をしてました。正直。

宇田 なるほど。

ナカ 初対面にしては結構不思議な会話を…したような気がします。

新納 そうですね(笑)
   前置きなしでしたからね。

ナカ ただ、ジャンルが違うので、どういう人なんだろうってことは思ったので、
   それってなんていうか、突っぱねちゃうとか、受け付けないっていうのは、自分の中の心情に反するといいますかね…
   やっぱり新しく出会った人の、人間性も含めて言葉を聞いてみたいって言うのは常にあって、
   日常生きていて風景見るにしても、例えばイギリスの撮影をしてきましたけれども、
   僕の目を通してみてるのは僕だけであって、それを事務的な書籍にしてしまえば皆同じ言葉、皆それを読んで納得するんですが、
   やっぱりその人にしか見えない見方ってのがあって、
   僕しか判らないような新納さんの見方っていうのも一つあるのかな?って思って、
   で、一所懸命語られるので、僕なりに解釈してみようと思って、
   それが客観的に見て正しいのかどうか判らないですけど、
   僕なりの理解としては「あ、こういうことが表現したいのかな」っていうのが何となく判ってきたので、それをぜひ形にしたいな、と。
   具現化して、もし新納さんがそれを見て「これだっ」って言ってくれたら、
   「あ、なんか意思疎通が出来た」みたいな、そういう喜びもあるのかなと思って。
   そういう意味では、最初のお話がとってもいいきっかけになって、
   あのー、それですね。
   僕は最初、ちびキャラはミスマッチだよって思ってたんですよ。
   だけど、熱意でスイッチがポンッと変わっちゃったところがあって、
   そこがきっかけとしては面白かったですね。
   仕事でつきあってるんですが、もう一歩先の面白いものを見せていただいたみたいな、そんな感じでしたね。
   よかったです。

新納 よかったね!

宇田 よかったねー!
   あの、根詰めてみんなでこう…やってた甲斐がありましたね。

新納 ありましたね。

ナカ なんか新納さんの話ばかりしちゃって(笑)
   すいません(笑)

宇田 いやいやいや、大丈夫です(笑)
   お二人が作ってたの、傍から見てたので問題ないですけど。
   …いや、なんかすごいな。
   動画の話とかロンドンの話とか聞いて、こう、なごやかに過ごそうと思ったら、
   いきなり、すごい「新納一哉のクリエイター性について」の話になっちゃったね。(笑)

新納 いやー、そういうことか判んないけど、
   や、でもなんかねぇ、面白かったですよホント。

ナカ あのー、クリエイターとかアーティストの感じじゃないところが良いんですよね。
   さっきもちょっと変な言い方しましたけど、
   わりと標準的なものの見方が出来るところが、良いんだと思うんですね。
   で、それが普通の人で普通の見方をするのは当たり前なんですけど、
   やっぱりユニークであってそういう見方が出来るっていうのが、
   もう一歩上に行く何かがあるのかなって気はしますけどね。
   なので、今回も大ヒットして、次回作も期待するという(笑)

宇田、新納 (笑)

ナカ 今回を乗り越えてまた新しい新納さんを見せていただいて、みたいなところまで…

新納 そうすれば多分ロンドンだけじゃないところで、色々…

宇田 そうですね。

ナカ 気が早いですけど「セブンスドラゴン2」みたいな(笑)

宇田、新納 (笑)

新納 もうあの、見ました。
   日記も見ましたけども、すごい、ものすごい妄想をいただいて(笑)

ナカ もう、妄想というか空想というか、
   たぶん、立場的に僕ならああいうこと書いてもいいかなって(笑)

宇田 そうですね。

ナカ あとはホントに純粋に、…妄想ですね(笑)

宇田 あれ、人気コンテンツですからね。

新納 人気コンテンツ!

ナカ そうですか、ありがとうございます。

宇田 WEBにて大人気のコンテンツで、
   「こうくるとは思わなかった」ってみんなユーザーから、ガーってメール来て(笑)
   確かに僕も見たときに、こう、
   なんか絵を頂いたっつって、いただいたときに、
   「え、こう、来る、かっ」みたいなですね。

ナカ 皆さんはそのゲームとキャラクターとって作っていて、
   僕は今回実写でムービーに関わったじゃないですか。
   だから絵も、より実写の世界で、
   日常にそのゲームがあったらどんな世界が広がるだろうっていうところに視点を置いて、
   違う角度から、アピールといいますか、アプローチしてみたらどうかなーなんて思いながら…
   あとは、キャラクターの衣装がとても可愛いので、描いてて結構どっぷりいっちゃったんですね。
   なので、描き込んじゃったていうところがあるんですけど。

宇田 なるほどー。

ナカ ま、面白くなっちゃったんです。

新納 いや、面白かったです。ホントに。

全員 (笑)

新納 見てる方も良かったです。はい。

宇田 すごい。
   なんてキレイにまとまったんだー。

ナカ そうですか、ありがとうございます。

新納 やー、ほんとにあれですよ。
   楽しい…
   開発でいつも言ってるんですけど。

ナカ ええ。

新納 もう結構、まあ多分、映像やられててもそうだと思うんですけど、

ナカ はい。

新納 つらい、じゃないですか。(笑)
   結構、結構苦しいじゃないですか。

ナカ (笑)そうですね。

新納 でもホント楽しいからこそ、っていう部分があるというか、
   今回はホント楽しんで出来たんで、また楽しい経験をまた何度でもしましょうよ、というところで。

ナカ 苦しさと楽しさは紙一重なところがあって、

新納 (笑)ありますよね!
   全員マゾヒスティックな感じになっちゃいますよね。

ナカ や、ホントですね、人類総マゾヒスト…

宇田 (笑)
   けど、PVを作るのが、作ってて上がってくるのがこんなに楽しみなのは僕も初めてだったので、

ナカ あ、そうですか、ありがとうございます。

宇田 こんなに広告って楽しいんだって…
   広告って楽しいなって思ったのって初めてなんで、非常に良い経験をさせていただきましたね。
   僕らも一歩上を見させていただいた感じがしました。

ナカ いやいや、ホントに楽しんで(笑)作業して、おりましたので、

宇田 はい。ありがとうございます。

ナカ ありがとうございます。

宇田 じゃあ、次回も何かあったら、ぜひ一緒によろしくしてください。

ナカ ぜひよろしくお願いします。

宇田 今日はありがとうございました。

ナカ こちらこそありがとうございました。

宇田 今回は何回目ぐらいだ?10回目?

新納 10回目ぐらいですかね。

宇田 ポッドキャストお送りしました。
   次回をお楽しみに。

新納 はい。

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