AIX V5仮想IPアドレスインターフェース
AIX V5は、仮想IPアドレスをサポートしている。アプリケーションがエラーになる可能性があるインターフェースではなく、仮想IPアドレスを使用する。
mkdevコマンドでの構成例
#mkdev -c if -s Vl -t vi -a netaddr='9.3.160.120' -a netmask='255.255.255.0' -w 'vi0' -a state='up'
- 仮想インターフェースvi0を、インターネットアドレス9.3.160.120、ネットマスク255.255.255.0で構成。
- 仮想インターフェースは、ifクラスおよびVlサブクラスに属している。デバイスタイプはvi。
※理解不足につき、別途、詳細調査する
SMITでの構成
仮想インターフェース構成のためにSMITを使う場合は、smitty mkinetviファストパスを使用する。
仮想IP
仮想IPは、複数ノードに同じIPアドレスを付与するためのもの。ロードバランサを複数台置いて、アクティブなものがダウンした時に他のものにフェイルオーバーさせたい場合などに使う。Ethernetでは、同一ネットワーク宛のIPパケットは、宛先IPアドレスに対応するMACアドレス宛に送られる。その対応付けに利用する各機器のARPテーブルに小細工することで、同じIPアドレスを共有している複数のノードのうち、アクティブなものにパケットが送られるようにする。その結果、アクティブ側がダウンした場合は、待機していたノードが 自分がそのアドレスを示すようにARPテーブルを更新する。
最終更新:2008年10月29日 18:12