AIX memo
http://w.atwiki.jp/aixmemo/
AIX memo
ja
2008-10-29T19:01:07+09:00
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マルチプルルーティング(マルチパスルーティング)
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/36.html
AIX V5は、マルチプルルーティングをサポートしている。
マルチプルルーティングとは、1つのホストまたは1つのネットワークに対して1つ以上のルーティングパスを追加できる機能。
AIXは、異なるルーティングパスを選択するために周期的な多重送信メカニズム(ラウンド・ロビン)を使用する。
※参考:「マルチ"プル"では無く、マルチ"パス"」という呼称が主流のよう。(検索ヒット数より)
マルチパスルーティング [通信・ネットワーク]
シングルパスルーティングは、送信端末から宛先端末の経路を1本しか作成しないものであるために、リンク切断が起こった場合は、経路を再構築しなくてはならない。何度も経路構築を行うことは、経路再構築までの時間と負荷の増加の原因となり、データ通信の性能を著しく落としてしまう。
マルチパスルーティングでは、1回の経路探索で送信ノードから宛先ノードの経路を複数作成する。これにより、現在使用している経路が使えなくなった場合でも、代替経路を保持している場合には、その経路を代わりに使用することができ、経路再構築の回数を減らすことができる。
2008-10-29T19:01:07+09:00
1225274467
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/etc/hosts
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/35.html
ホスト名追加の際は、/etc/hostsに追加を行い、IPアドレスをホスト名にマッピングする。
このマッピング情報は、hostsのほかに、DNSサーバに存在する。
[[参考:AIX Tips(個人サイト)>http://www28.atwiki.jp/oshieteaix/pages/50.html]]
2008-10-29T18:27:48+09:00
1225272468
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仮想IPアドレスインターフェース
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/34.html
&bold(){AIX V5仮想IPアドレスインターフェース}
AIX V5は、仮想IPアドレスをサポートしている。アプリケーションがエラーになる可能性があるインターフェースではなく、仮想IPアドレスを使用する。
&bold(){mkdevコマンドでの構成例}
#mkdev -c if -s Vl -t vi -a netaddr='9.3.160.120' -a netmask='255.255.255.0' -w 'vi0' -a state='up'
-仮想インターフェースvi0を、インターネットアドレス9.3.160.120、ネットマスク255.255.255.0で構成。
-仮想インターフェースは、ifクラスおよびVlサブクラスに属している。デバイスタイプはvi。
&bold(){※理解不足につき、別途、詳細調査する}
&bold(){SMITでの構成}
仮想インターフェース構成のためにSMITを使う場合は、smitty mkinetviファストパスを使用する。
&bold(){仮想IP}
仮想IPは、複数ノードに同じIPアドレスを付与するためのもの。ロードバランサを複数台置いて、アクティブなものがダウンした時に他のものにフェイルオーバーさせたい場合などに使う。Ethernetでは、同一ネットワーク宛のIPパケットは、宛先IPアドレスに対応するMACアドレス宛に送られる。その対応付けに利用する各機器のARPテーブルに小細工することで、同じIPアドレスを共有している複数のノードのうち、アクティブなものにパケットが送られるようにする。その結果、アクティブ側がダウンした場合は、待機していたノードが 自分がそのアドレスを示すようにARPテーブルを更新する。
2008-10-29T18:12:42+09:00
1225271562
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ifconfig コマンド
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/33.html
&bold(){ifconfig コマンド}
ネットワークにおけるネットワークインターフェースパラメータを構成/表示する。
&bold(){例}
# ifconfig en0 inet 9.19.98.1 netmask 0xffffff00 up
|ifconfig -a |全てのインターフェースについての情報を表示|
|ifconfig -au|upステータスの全てのインターフェースを表示|
|ifconfig -ad|downステータスの全てのインターフェースを表示|
&bold(){フィールド説明}
|# ifconfig |&u(){en0} |&u(){inet }|&u(){9.19.98.1} |&u(){netmask 0xffffff00}| &u(){up}|
|| A | B | C | D | E|
|A | インターフェースのタイプを指定|イーサネット、トークンリング等|
|B | アドレスファミリーを指定 |AIXは、Internet(inet) or Xerox NetworkSystem(xns)をサポート|
|C | IPアドレスを指定||
|D | ネットマスクを指定|※他のパラメータを指定することも可能|
|E | 追加パラメータを指定|例:up=インターフェースをアクティブにすることを示す。|
※通常、upパラメータは、インターフェースに最初のアドレスがセットされると自動的に指定される。 これはifconfig downコマンドの後に、インターフェースを使用可能にするためにもつかわれる。 &bold(){ifconfigコマンドはDOMを更新しない}ので、起動ごとに定義する必要がある。
2008-10-29T16:51:56+09:00
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TCP/IPの概念
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/31.html
&bold(){Transmission Control Protocol}
-概念・歴史、RFC等については割愛
-Host,Geteway,LAN,WAN等の用語説明については割愛
&bold(){TCP/IPスタック(プロトコル層)}
|アプリケーション層|ユーザーアプリケーション同士がネットワークを介して通信を可能にする|Telnet,FTP,SMTP|
|トランスポート層|端末-端末間のデータの転送を行う|TCP,UDP|
|インターネット層|ネットワーク間のデータの転送・経路選択を行う|この層ではフロー制御や転送エラーの処理は行わない。また、自分より下の層が信頼性を保証しないことを前提に設計されている|
|ネットワーク/インターフェイス層(データリンク層orリンク層)|物理的なネットワークのハードウェア制御を行う||
-アプリケーション層とトランスポート層の間のインターフェースは、ポート番号とソケットで定義される
&bold(){UDP(UserDatagramProtocol)}
コネクションレス型のサービスを提供するプロトコル。主にインターネットで使用されるコネクションレス型のサービスを提供するプロトコル。OSI参照モデルのトランスポート層にあたる。TCPと違いコネクションレスであり、送達確認などを行わないため言わば無手順方式のデータ転送となる。通信中のパケット紛失や、データ誤り等の検出やその為の対応が必要な場合はアプリケーションで行う。しかし、その分TCPと比べデータ比率は高まるため、途中でデータが抜け落ちても問題が少ない音声や画像のストリーム形式での配信(VoIP、Realストリーミング、QuickTimeストリーミング)に用いられている。DNSでも用いられている。
-インターネット層(OSI参照モデルではネットワーク層)は、トランスポート層からのサービス要求に応じ、データリンク層に対してサービス要求を行う。
[[参考:Wikipedia「TCP/IP」>http://ja.wikipedia.org/wiki/TCP/IP]]
※別途、加筆予定。
2008-10-29T13:06:34+09:00
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ロケーションコード
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/30.html
&bold(){ロケーションコード = デバイスのアドレス}
HW障害時、LEDパネルにはロケーションコードが表示される。
&bold(){表示形式からデバイスの状態が判別できる}
-文字2組の場合(AB-CD) → アダプタ
-文字4組の場合(AB-CD-EF-GD) → アダプタに接続されたデバイス
例
-00-00 システム・プレーナ ※機種依存なし。必ず00-00
-01-G0 ISAバス上のパラレルポートアダプタ
-04-01 PCIバス上のSCSIアダプタ
&bold(){★要確認}
特定機種のハードウェアマニュアルからロケーションコードを調べてみる
&bold(){非SCSIデバイスのロケーションコードのフォーマット}
最初の2桁(AB)は、バスタイプを表す
-00 システム・プレーナ、プロセッサ、メモリ、プライマリーPCIバス等、プロセッサバスに接続されるリソースを定義。
-01 ディスケットドライブ、マウス、キーボードアダプタ等、ISAバスに接続されるリソースを定義する。
-04 ISAバス、SCSIコントローラ、SCSIコントローラに接続されるデバイス等、PCIバスに接続されるリソースを定義。
★ISAバスは2001年頃に死滅した(?)と思われるが、時間があったら調べて見る。
とりあえず、2001年の[[pSeriese620モデル61F>http://www.redbooks.ibm.com/redpapers/pdfs/redp0180.pdf#search='IBM']]
には、ISAバスは無いようだ。(AIXのバージョンは V4.3)
2008-10-28T18:49:47+09:00
1225187387
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cfgmgrコマンド
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/29.html
&bold(){cfgmgr コマンド}
デバイスの構成に使用する。
-オプションの指定無しで使用すると、システム起動後に接続or追加されたデバイスの有無を調査し、該当するデバイスが存在した場合、適切なデバイスドライバをインストールする。
-オプションの指定により、メディアから直接、デバイスソフトウェアをインストールすることも可能
構文: cfgmgr [-f|-s|-p フェーズ][-l デバイス名][-v][-i インストール元]
SMITでの手順は以下の通り。
+「smitty devices」
+「IPL後追加されたデバイスのインストール/構成」
(システムの始動or初期プログラムロード後に追加されたデバイスの追加が行われる)
[[参考:コマンドリファレンス(IBM公式)cfgmgr コマンド>http://publib16.boulder.ibm.com/doc_link/Ja_JP/a_doc_lib/cmds/aixcmds1/cfgmgr.htm]]
&bold(){★要確認}
SMITメニューの「デバイスの構成/構成解除」における実行コマンドを実機で確認する
2008-10-28T18:01:46+09:00
1225184506
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ODM
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/27.html
&bold(){ODM = オブジェクト・データ・マネージャー}
-デバイス情報
-デバイス製品データ
-ソフトウェア情報
-そのほかのシステムに関する重要な構成データ
これらの情報は、ODMの中で、事前定義DBやカスタマイズDBなどの各種DBに保存されている。
また、システムデバイス追加時に、ハードウェアを認識し、システムへの自動構成作業の補助を行う機能を持つ。
&bold(){構成マネージャ( cfgmgr )}
システムブート時に、システムのデバイスを自動的に構成するプログラム。
&bold(){事前定義データベース}
AIXが&bold(){サポートする}全てのデバイスのリストを保有。(★「定義済み」では無いので注意)
事前定義データベースにリストされるデバイスは以下に分類される。
+Class デバイスの種類 (Adapter,Disk,Memory etc.)
+Type デバイスのモデル (Token ring,400MB,Memory etc.)
+Subclass システムへの接続方法 (MCA,SCSI,SYS etc.)
&bold(){サポートされているデバイスの表示}
lsdev -P -H (-H はヘッダー)
&bold(){カスタマイズデータベース}
実際にシステムに構成されているデバイスのリストを保有。
+Name &bold(){論理}デバイス名 (hdisk0,mem1,lp0 etc.)
+Status ステータス (Available,Available,Defined etc.)
+Location ロケーション (00-08-00-00,00-0H,00-00-0P-00 etc.)
+Description 説明 (400MB SCSI disk drive,32MB memory card,IBM 4029 Laser Printer etc.)
Statusは、以下の3種となる。
-Undefined 未定義
-Defined 定義済み
-Available 使用可能
★例えば、ケーブルが抜けていたような場合定義済みとなる。(定義はされているが、使用は不可)
lsdev -C -H で表示(-H はヘッダー)
★オプションの C はカスタマイズのC(だと思われる)
&bold(){特定のデバイスクラスの表示}
lsdev -Cc cdrom
lsdev -Cc memory
&bold(){特定の論理デバイスの詳細表示}
lsattr -E -l -sys0
2008-10-28T17:17:54+09:00
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デバイスの構成、解除、削除
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/28.html
&bold(){定義済みのデバイスを構成する}
mkdev -l cd0
&bold(){デバイスの構成解除}
rmdev -l cd0 ※構成が解除されると 「定義済み」となる
&bold(){デバイスの削除}
rmdev -l cd0 -d ※-dオプションで、完全に削除される。
2008-10-28T16:35:13+09:00
1225179313
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/dev
https://w.atwiki.jp/aixmemo/pages/26.html
&bold(){/dev}
-/devディレクトリに格納されているのは&bold(){論理デバイス}全てのリスト
-&bold(){ls -l /dev }コマンドで表示される各行の先頭の文字 "b"or"c"は、ブロックデバイスかキャラクターデバイスかを表す。
b = ブロックデバイス ・・・ランダムアクセス(FD,HDDなど)
c = キャラクタデバイス・・・シーケンシャルアクセス(テープなど)
&bold(){ブロックデバイスの例}
-&bold(){fd0,fd1,fd0h} ディスケット
-&bold(){hd1,lv00} 論理ボリューム
-&bold(){hdisk0} 物理ボリューム
&bold(){キャラクターデバイスの例}
-&bold(){Console,lft,tty0} ターミナル
-&bold(){lp0} プリンター
-&bold(){rmt0} テープ・ドライブ
-&bold(){tok0,ent0} アダプター
-&bold(){kmem,mem,null} メモリー
2008-10-28T15:06:57+09:00
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