貴方の手は気持ちいい。ただ、ちょっと切ない。
まるで私を壊れ物のように扱うかのように優しすぎる。その優しさが切なすぎて私が声をあげてしまうくらいに。

貴方の唇は気持ちいい。ただ、ちょっと温かい。
親鳥が雛鳥の毛づくろいを手伝ってあげるかのように優しすぎる。その優しさが温かすぎて私の身体が火照ってしまうくらいに。

貴方の舌は私を狂わせる。ただ、私を狂わせる。
まるで媚薬を飲まされたかのように狂わせる。その狂気が愛しすぎて私の身体で貴方を包み込んでしまうくらいに。

貴方に触れられるのが好き。
全身を使って貴方に愛されているのを感じられるから。だから私はその愛を一身に纏って生きたい。

貴方に触れるのが好き。
全身を使って貴方を愛しているのを伝えられるから。だから私は貴方の傍から離れる事を望まない。

だからお願い、悲しい顔をしないで。
私が傍にいてあげるから。
貴方に愛を与え続けてあげるから。
貴方が私にしてくれたように、私も貴方にしてあげることができる。
だからお願い、笑顔を見せて。

貴方と描く未来はもっともっと明るいものだと信じているから。
最終更新:2007年04月09日 21:05