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「じゃあ…いくわよ?」
「え、ええ…お願いしますわ」

 やり方が分からないっていうんだったら仕方ない、本当のところ私の身体も大分刺激が欲しかったからあのまま沙都子にシてもらいたかったというのもあったんだけど、この際もうどうでもよかった。…いやどうでもよかったという言い方はあまりよろしくないわね、沙都子の火照った身体を先に慰めてあげる事の方が先決だと苦渋を強いられながら決断したというのが正しいかしら。まあどちらにしても私の心は満たされるわけで、他の誰でもない沙都子のためだったらこれくらいの欲望を抑え付けられる事だって私には辛くない。だって…今日の今日までずっと抑え付けられていたんだから出来ないわけがない。それに沙都子に触れられるのも当然気持ちいいけれど、逆に私が触れているのも気持ちいいし、私の手で乱れる沙都子が見れるのも嬉しかったので見本を示すという感じで私が先鋒を切る事となった。

 ―という事で、もう一度最初から仕切り直し! なんてのもお互いに何だか気恥ずかしいので、とりあえず下に組み敷く沙都子の背中が畳の上とは言え痛まないように敷き布団だけ敷いてその上に寝そべってもらうことにした。
 やっぱり裸を見られるのは恥ずかしいと言う沙都子のために明かりはここぞとばかりに輝いている満月の月明りだけ。綺麗ね。――なぁんて思って見惚れたら思い返したかのように私だけ裸なんてずるいですわよ、なんていつもの沙都子の調子に言われてしまったので渋々沙都子より大分見劣りのある身体を披露する事になってしまった。

 梨花の身体は細くて、線が綺麗でいいですわね…と布団に寝そべる沙都子が羨みと慈しみのある表情を浮かべながら私の背中へ両腕を回す。この表情は沙都子の好きな表情の中でもトップ3に入るくらいのもの、…そう悟史の事を思い出す時の顔だ。実の兄を思う沙都子の気持ちは親愛という言葉で成り立つというのに、正直私は沙都子が悟史へ持つ特別なそれに対しても嫉妬した。私も沙都子の事を笑ってられないわね、きっと私の方がこの子よりももっともっと欲深い貪欲なモノなんだと思う。

 背中に回された両腕がするりと滑らかに弧を描く。ゾクリという感覚が全身に走る。――私ってこんなに感じやすいのかと危なく意識がそっちに集中しそうになるのをどうにか止めさせ、意識を沙都子の身体へともっていく。先ほどみた感じだと秘所は大分濡れているのだが、初めては何分痛い。いや、ホント痛い。あの痛みを男性が経験すると失神するという話もあるくらいだから女性は痛みに耐えながら生きているんだな。
 精神的にも肉体的にも何らかの形でたくさん傷をつけられてきた沙都子だからこそ、初めてだから、と言って強引に事を進めるのは気が引けた。だから出来るだけそこへ向かう恐怖を取り除くため、そして私を感じさせるためにする事があった。 ……いや、さすがに女性のソコを舐めるのは初めてだから上手くいくか分からないけど、圭一にやってもらった時の事を思い出せばいいかもしれない。多分。

「…みぃ、ボクはこれが初めてだから沙都子がちゃんと気持ちよくなってくれるかどうか分からないのです」
「え? でもさっき梨花―…」
「それは知識としてあるだけの話なのです、実際誰かと試した事はないのです」
「あ、それもそうですわね…」
「それとも沙都子はボクが他の誰かと経験してもらいたかったのですか?」
「……梨花」
「冗談なのですよ、ボクは沙都子以外の女の人は興味ないのです。にぱ~☆」
「……あまり笑えない冗談ですわね…」

「――何か不思議な感じがしたら言って下さいなのです」
「不思議な感じ?」
「はい、気持ちいいのが続くと段々と自分の意思ではない何かが生まれてくる事があるのです」
「…それはどんなものなんですの?」
「みぃ☆それを言ったら沙都子はそれを意識してしまうから教えてあげません、なのですよ」
「…むぅ、よく解っていますわね」
「ボクは沙都子の事をずっと…ずっと見てきたのです、それくらいは解って当然なのです」
「…梨花」
「だから沙都子は……ボクの事だけ、を感じてくださいなのですよ」
「ええ、…梨花だけを感じさせて頂きますわ」

 ちゅ、と感謝の意で軽い口付けを沙都子に落とす。
 まだ完全に咲き誇っていない沙都子の花弁を下で花開くように恭しく舌で舐める。女特有の匂いとは別に沙都子の甘い…ミルクのような落ち着かせる匂いがする。その匂いに後押しされるように丁寧に丁寧に、花弁をなぞる。

「…ん、なんだか…くすぐっ、たいですわね…ふ…ふふ」
「まだまだ、これからなのですよ」

 さっきの嬌声は身体がそれに対応していたからの事でどんな刺激も快感になっていたのだけれど、多少身体の火照りが落ち着いてしまったためか、まだ沙都子の身体では秘所への刺激も快感というより先にくすぐったいという感覚に近い。身体の発育は良くてもそういうところは多分歳を重ねないと発達しないのか分からない。…だって私と沙都子は同じ歳なんだから分かるわけもない。

「ふぁ…ぁ……」
「ん、ちゅ…どうですか? 沙都子…」
「はぅ…、ん…身体が…はぁっ、…熱くなってきまし…た…ゎ」
「いいのです…もっと、もっと熱くなるのですよ…」

 さっきまでは体温も特に変わりはなかったのだけど、段々と熱が帯びてきた。次第に沙都子の余裕もなくなり、声が段々と艶めいた女の声になっていく。
 その声がもっと聞きたくて、もっと気持ちよくさせたくて舌を押し付けるようにして舐める。…愛液の量も徐々に増えてきている、自分以外の女の人の味はこんなに魅力的なんだろうか?猫がミルクを舐めるように一滴たりとも逃さないとばかりに舐め回し、花弁に吸い付き吸い上げる。
 ―じゅぷっ…ぢゅッ、ちゅぶぶ……ッッ!

「ひゃぁ…っ!やぁ…音、あ、恥ずかし、……んぁあああっ」
「沙都子のものですよ、ボクを感じている証拠なのです…もっと、声出していいのですよ」
「や、ぁあっ、だ、…めぇ」
「もう…止められないのですよ」

 ――そう、止まる事なんて出来ない。先ほどは自分もしてもらいたいなんて思っていたけれど、今は沙都子の匂いに、声に、温かさに中てられてしまって自分を止めれない。止める気なんて毛頭ない。ただ…私は沙都子を、愛情を貪るだけ――!

「り、か…ああぁああ…ッッ!!」
「ん…沙都子…はぁッ、…どう?」
「あ、あ、…ああ!」

 もう言葉を発する余裕もなくなったのか、私の問いかけに反応が鈍くなった。返答の代わりに聞こえる嬌声が耳に心地いい。たまに寝言でむにゃむにゃ言う声ですらドキリとした事がある沙都子の声が、まさかここまで色気の含んだ声になるなんて誰が想像出来るか…きっと今この場で沙都子を啼かせている私だけしか分かるまい。
 ――他の誰にだって聞かせてやるもんか。

「沙都子、こっちはどう?ちょっと刺激が強いわよ」
「は…はひ、…ふあ、っ」

 性感高まる刺激を与え続けてくると秘所には存在を強くしてくるものが現れる。花弁の上にちょこんとある芽。
 まだ身体が温まってないと皮を被って保護しているのだけれど、血液が充満する事によってその主張は段々と膨張していきいつしか張り詰めたものとなる。その肉芽を軽く舐めてあげる。

「ああああああっ!」
「沙都子、今のはクリトリスというところよ。気持ちいいでしょう?」
「はあっ!はあ…っ、す、ご…」
「ふふっもっとしてあげるからもっと啼いて感じて。私だけに聞かせて、沙都子の声…」
「ふああああん…っ、や、はぁあっ!」

 今まで感じた事のない強い刺激に沙都子は翻弄される。目線を上に沙都子の顔を見上げてみると顔が桜色に染まり目には涙を浮かべてる。頭をいやいやと左右に振りながらも沙都子の印であるかのような八重歯を見せるくらい大きく口を開け嬌声をあげている。――やばい、それを見ているだけでも頭おかしくなりそうかも。
 肉芽を舌で上下に、左右に、はたまたぐるりと円をかくように、優しく舐める。感度がいいこの場所はあまりに強引過ぎると刺激が強すぎて痛みを伴う事がある。―というかあった。だから出来るだけ優しく、自分の中の激情を少し抑えながらも熱を加えて舐めまわす。

「んぁぁぁっ!な、…これ…梨、花ぁ…!!」
「なぁに沙都子…んむ」
「は、ぁ…頭、しろ…く、ぁあっあ、あ、ああああっ!」
「沙都子が私を感じてる証拠よ、怖くないわ…」
「や、あぁ…っ、はぅっ、あ、ぅ、ん…あ…だめ…ああ」

 刺激が強く、それに耐えよう逃れようとするのか無意識に私の舌から逃げようと沙都子の腰が跳ね踊る。女の身体ってのは天邪鬼なもので、腰を振って刺激を貪ろうとするのにわざわざ自分から逃げてもっともっとと願う。本当に勝手なものだ。
 ―今の沙都子は腰はおろか両脚ですら震えて跳ねて、身体が絶頂へ向けての準備が着実に進行していた。とろとろと甘い匂いを発しながら溢れてくる泉の根源は初めてだというのに、ひくひくと収縮してその口に咥えるモノを欲しがっている。…なんて淫猥なんだろう、この娘の…いや違う、女の淫奔さは。
 その貪淫の欲を今すぐにでも解消させてあげたいが、沙都子の身体への苦痛を出来るだけ緩和させたい…という気持ちはどこへ行ったか、自分の手でもっともっと乱れた沙都子を見たい。感じさせたい。狂わせたい。啼かせたい。壊したい。沙都子に…私だけの沙都子に私というものを刻み付けたいっ!私だけの私だけのワタシダケノ―…

「ああっ!、はあ…ぅ…ん、ぁ…んああああ」
「沙都子…沙都子…」
「り、ぃ…か…ああああ、だめ、何か…く、る…ふぅっ…ああ…んぁ」
「イって…、私の舌でイキなさい」
「や、梨花…! 梨花ぁああっ!!」
「……沙都子ッ!」

 初めての絶頂へ押し上げられる沙都子。経験した事のない宙に浮くような、身体の奥から突き上げられるような、息の詰まるような感覚に晒され、不安の塊が沙都子を覆う。沙都子の間に入っている私の後頭部をかき抱き私が今ここにいるという事で安堵感を得たのか嬌声は更に艶を増し大きくなる。
 それに伴い私の舌から逃げられないように沙都子の両脚を空いてる両腕で押さえつけ、更に私の身体ももっと沙都子に近づける。もう、沙都子は私から逃げられない――

「あ、や…ぁ…いやぁ! だめ、やぁ…怖い…ぅ、梨花…ぁっ!! 梨花ぁ! はぁ…梨花!」
「大丈夫…私がいる」
「んあ、あ、あ…ぁは…、な…か……来る…ああああ、ああっ」
「…イくのよ、沙都子」

 ―じゅるっという音と共に沙都子は今までにないくらいの声をあげる。

「ああっ! ん――ああぁああぁぁああああっっ!!!!」

 ――ビクビクビクッと身体が、四肢が跳ねる。達したのだ。
 はあはあという乱れた吐息の中に余韻が残っているのかまだ少し喘ぎが混ざる。

「は、ぁ…梨花…ん…」
「気持ちよかった?可愛かったわよ沙都子」
「は、恥ずかしかった…ですわ…はぁ、ぅ」
「そう、それは大変だったわね。…でも、これで終わりなんかじゃないわよ?」
「…へ? り、か…? …ふぅ」
「私の貴方への想い…これだけじゃ足りない。もっと…もっともっと…もっと貴方の身体に私の存在を教えてあげるわ。一生忘れられないくらいに、私を感じさせてあげる。」
「…梨花…ぁ?」
「もう…止められない、止まらない。沙都子には私の全てをあげる、だから沙都子も私に全てを頂戴」


 ――私の中の、100年も眠っていた鬼が目覚めた気がした。