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第一章 ~始まり~

夏「おにーちゃーん!がっこ!がっこ!」

春「うるさいなぁわかってるよ…」

夏姫と春史はいつもどうり玄関を開けた。
玄関の先に広がっていたのは果てしない花畑だった。

夏「…ほへ?」

春「…は?」

呆然とする二人。
振り向いても家のドアはなく、花畑が広がるばかり。

夏「…」

春「……あー…」

?「そこにいるのはどなた?」

夏&春「!!?」

二人に声をかけたのは桃色の女性だった。

?「ここはまだブルーメクランツとはいえ国境「永久の壁」近く…早く戻った方がいいですわ。
貴方達、何処の領地の生まれ?オスト?ヴェスト?ジュート?それともノルト?」

春「…えっと、あの…」

夏「何この人、電波系~?」

夏姫は通学鞄に忍ばせたS&WM10 3インチバレルに手を伸ばした。

春「夏!やめろ!」

夏「えーだってぇー…」

?「?」

春「あの、俺雑賀春史っていいます…その、どうやら迷子になったみたいで…」

ロ「あらあらまあまあ…わたくしロザリカ・アルと申しますの。
迷子の猫さん達、よろしければわたくしの屋敷においでになりません事?」

二人はお言葉に甘えてロザリカと名乗る少女の屋敷におじゃますることにした。



ロ「ここが私の屋敷ですわ♪」

夏「ほわわ~…ひっろーい…」
春「…いったい何処なんだ、ここ…」

お気楽な夏姫に対して春史は不安で一杯だった。

ロ「お二人は属性はなんですの?」

夏&春「属性?」

ロ「あらあらまあまあ、ご存知ありませんの?ではツァウバラーであるわたくしが調べて差し上げますわv」

ロザリカは木で出来た杖を振りかざした!
二人はまばゆい光に包まれた!

ロ「そちらの女の子…夏姫ちゃんって言いますのね?…あらまあ、属性無し…春史さんは…不明?
適正職業は…夏姫ちゃんは無し…春史さんは……つ、ツァウバークリーガー!?」

何をそんなに驚く事があるのだろうと二人はロザリカを見つめていた。

ロ「春史さん、落ち着いてお聞きになって?…ツァウバークリーガーとはこの世界の王のみが就ける職業ですの。」

春「な、なんだって!?……俺が王になるとでも言うのか…?」

春史は驚きのあまりその場に崩れ落ちた。
春史とロザリカを見比べながら夏姫はため息をつく。

夏「ふみゅ~…わっかんないよぉ。」

ロ「夏姫さんもなにかしら秘められた力があるんじゃないかしら?属性も適正職業もないなんて…前代未聞ですわ…驚きですわ…」

夏姫の属性は明日王都に向かってから調べるという事になった。
春史は早速ロザリカが張り切って呼んだ女クリーガー、ルシャにビシバシしごかれている。

ル「…なかなかスジがいいな。」
春「死ぬ…」

夏「はふん。…もーもーもー!おにーちゃんもるしゃっちもあたしのこと無視してつーまーんーなーいー!!!!」

そんな3人を微笑ましそうに見つめるロザリカ。
その4人を物陰から何かが見つめていることに4人は気付かなかった…


第一章 ~始まり~  完