じわ売れは悪事件

初動率とゲームビジネスについて補足しましょう。
流通在庫のリスクの問題があって、リピート発注をかけても、売上が落ちてきた頃に届くので、
流通がリスクを取れなくなり、結果的に控えめな初回発注→消化率が9割以上でも追加発注は無し、
というケースも増えています。

なので、初動率が低い方が、初回発注をミスっても、リカバーしやすく、
リスクも低いという「理屈」があるのです。
まあ要は、ゲームの売上を読めない人が多いということではあるのですが。
なので、初動率が低い方が、初回発注をミスっても、リカバーしやすく、
リスクも低いという「理屈」があるのです。
まあ要は、ゲームの売上を読めない人が多いということではあるのですが。

ただ、初動率が低いということは、店舗の棚、特に新作棚のように目につきやすい
スペースを長期間占有するということです。

旧作が売れ続けるかわりに、新作がなかなか売れないとか、
強いメーカーの商品が良い場所を占有し続けて、中小メーカーの新作が目立たなくなって、
ますます売れない・・・・という問題も起きるのです。

「初動率が低い」ことを利点であるかのように語った筆頭は、
任天堂の岩田社長ですが、確かに任天堂にとっては利点だらけです。
しかしそれは同時に、強いメーカーが店舗の目立つスペースを寡占する結果を生みました。
そして開発費の安さやアイデア重視開発といった美辞麗句に踊らされた中小メーカーは現実の厳しさに直面しました・・・・。
最終更新:2009年06月16日 16:40
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。