思考派と直感派
思考派:既存のゲームを何故面白いのかを理詰めで考え、取り入れる製作者のこと。
もしくは、単にゲームを理詰めでゲームシステムを作ろうとする製作者のこと。
直感派:直感的に面白いものを探してゲームに採用する製作者のこと。
もしくは、直感的なアイデアでゲームシステムを作ろうとする製作者のこと。
直感派、思考派はその言葉の曖昧さも相俟って、論争になりやすい。
個人によって手段はそれぞれであり、必ずしもどちらかが正しいということは無い。
スレ内には直感派でもあり思考派である人も多く居る。
直感派は云々、思考派は云々という固定観念に捕らわれない事は大切である。
システムの基本は直感派、カード能力は思考派など、分野によって作り方を
変える製作者も少なくない。
良いカードゲーム
非常に主観的であいまいな表現で、使うと大抵論争になる。
良いカードゲームという場合、少なくとも以下のような例がある。
遊んだ時に漠然と面白いと感じられるカードゲーム。
「プレイ感が良い」もこれに関係するか?
ゲームシステムの入りやすさ、カードの販売戦略とのかみ合いが良く、
多くの人々に遊んでもらえるor一部の人が多く買ってくれるカードゲーム。
プレイヤー同士の思考の末、より良く考えたプレイヤーが勝てるゲーム。
「将棋やチェスのような」もこれに関係するか?
「面白い」とは?
人によって面白いと感じる事はさまざまであるため、論争になりやすい。
この項では一部の例を紹介する。
- 考えることが面白い
- (一方的に/接戦の上で)勝てることが面白い
- 格好いいモンスターを操るのが面白い
- 個性的なモンスターを操るのが面白い
- オリジナリティーを発揮できるのが面白い
- ドローする(カードゲーム独特の動きをする)のが面白い
- 友達とコミュニケーションを取れるのが面白い
- つまらないゲームでないものは面白い
- できること(選択肢)が増えるのが面白い
「つまらない」とは?
人によって、つまらないとされることを面白いと感じることもあるため、論争になりやすい。
この項では一部の例を紹介する。
- どちらかのプレイヤーが一方的に勝ち続ける
- ターンが回ってこない
- ロック(行動制限)やハンデス(選択肢を減らす)
- ルール、処理が複雑で面倒くさい(=プレイ感が悪い)
- 考えること(=選択肢)が少なすぎるor多すぎる
- 一部のカードが強すぎる(=デッキ構築の選択肢が少ない)
カードゲームの作り方
思考派、直感派でも触れたとおり、ゲームの作り方は人それぞれ。
カードゲームはこう作る「べき」といった考えは多くの場合論争を生む。
デッキの存在
【デッキが存在する利点】
- プレイヤーにランダムな選択肢を与え、毎回違った思考を与える。
- デッキトップを参照する効果、デッキサーチなど、効果のバリエーションが増える。
- カードをドローする感覚に快感を覚える人も居る。
【存在しない利点】
- ランダム性が無くなり、運によって勝敗が左右されない。
メタゲームや三竦みの存在
【メタゲームが存在しない利点】
【トップメタ(トップデッキ)が存在する利点】
- 初心者でも上級者に勝ちやすい。
- 上級者がトップデッキを使わない事で、意図的なハンデ戦を行える。
- 「弱いデッキで強いデッキに勝つ」ができる。
【トップメタ(トップデッキ)が存在しない利点】
【メタゲームが複雑化する利点】
- メタを読みづらく、その中でより多くの思考が生まれる。
【メタゲームが複雑化する欠点】
また、製作者がメタゲームを想定していたとしても、
実際の環境がそうでないものになる場合がある。
それを防ぐにはより多くのプレイヤーに自由に遊んでもらう事が必要だが、
それが出来ない場合、いっそメタゲームを考えるのを放棄するのも一つの手である。
合成(融合・合体)の存在
【合成(融合・合体)が存在する利点】
- 合成する行為そのものが格好いい
- 強力なカードである事が解りやすい
- 強力なカードを支配できることが面白い
【合成(融合・合体)が存在する欠点】
- 合体のルールを覚える必要がある(=複雑になる)
- 合体のルールが世界観に反して違和感がある
- 合体ありきのゲームになる
- 合体が弱すぎて使う気になれない
カード外の要素(ダイス・コイン・カウンター)の存在
【カード外の要素が存在する利点】
- 完全な(ゲーム要素に左右されない)ランダムを使える
- 数が多くなるものが制御しやすい
【カード外の要素が存在しない利点】
世界観の存在
【世界観が存在する利点】
- カードのイメージが強化される
- カードの魅力が増し、ヒロイックさや支配欲を掻き立てられる
- その世界観が好みのプレイヤーに遊んでもらえる
【世界観が存在しない利点】
- 世界観を気にせずカードを作れる
- プレイヤーの世界観の好みに左右されず、遊んでもらえる。
wikiのページの作り方も解らないのでざっくり書いた。
主観的だったり、日本語がおかしい所があったら修正してくれ。
最終更新:2023年08月06日 00:21