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インテリジェントデザインと新たなる創造


新たなる種族の登場を否定できない


インテリジェントデザインの"強い主張"は、「現生人類は突如出現した」というものである。
The abrupt appearance of Homo as a novel and distinct form, significantly different from earlier fossil forms and without links to previous fossil forms, implicates intelligent design as a cause involved in the origin of Homo.

まったく新しく、これまでと異なった外見を持つ現生人類の突如の出現は、初期の化石に残された形態と著しく異なり、それまでの化石に残された形態とつながりもないので、現生人類の起源にかかわる原因としてインテリジェントデザインを意味する。


これを読むと、SFファンなら誰もが思いつきそうなネタがある。それを、SFアンソロジー"Intelligent Design"の編集者Denise Littleも前書きに書いている:
Since it is clear from the evidence that mass extinctions happened, if intelligent design truly is behind the shape of the world, it's also clear that God can change Hs mind and change directions on a dime. We may dominate the planet now, but, like dinosaurs, it's possible we could be replaced.

大量絶滅が起きた明白な証拠があるので、世界の形成の背後にインテリジェントデザインが本当にあるなら、神は自身の意志を変えることができて、ただちに方向転換可能だというのも明白だ。我々は今は地球を支配しているが、恐竜のように、取って代わられるかもしれない。インテリジェントデザインが正しければ、むしろ、突如として出現した新たな種族によって、人類が滅ぼされることは不可避と考えるべきかもしれない。


聖書と地質学の整合性をとろうとした コンコーディズム の担い手のひとりであるスコットランドのアマチュア地質学者・著述業 Hugh Miller (1802 - 1856)。彼はまず、あらゆる生物はいずれは滅亡すると説いた。そしてさらに、複雑な状態と性質を持つ人間の王朝もまた最終的なものではなく、 さらなる創造があると主張していた

そうならないことを、インテリジェントデザイン"理論"は一切保証しない。保証するのは創世記の記述のみ:
天地万物は完成された。第七の日に、神は御自分の仕事を完成され、第七の日に、神は御自分の仕事を離れ、安息なさった。この日に神はすべての創造の仕事を離れ、安息なさったので、第七の日を神は祝福し、聖別された。[創世記第2章1-3節]
これでエネルギー保存則が成立し、新たなる創造行為がないことが保証される。すなわち、突如として新たなる支配種族が登場しないことが保証される。

インテリジェントデザインの語り直しのもとたる、ヨハネによる福音書は保証しそうにない。
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。 この言は、初めに神と共にあった。 万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。 [ヨハネによる福音書第1章1-3節]