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2005年8月1日のブッシュ大統領の発言


"インテリジェントデザインを支持する"というブッシュ大統領の発言は、Washington Postが2005年8月2日付で掲載した2005年8月1日のブッシュ大統領のラウンドテーブルインタビューのTranscriptにある。このTranscriptそのものはホワイトハウス当局が作成したものである:
Tuesday, August 2, 2005; 12:04 PM

Here is the full text of the roundtable interview of President Bush by reporters from Texas newspapers on August 1, 2005, in the Roosevelt Room. The transcript was prepared by White House officials but not released immediately. For more information, see today's White House Briefing column by Dan Froomkin.
[ Transcript of Roundtable Interview 1/5 ]

該当する部分は次の通り:
Q I wanted to ask you about the -- what seems to be a growing debate over evolution versus intelligent design. What are your personal views on that, and do you think both should be taught in public schools?

次第に大きくなってきている進化論対インテリジェントデザインの論争についてどうお考えか、お聞きしたい。これについて、あなたの個人的な見方はどんなものでしょうか?公立学校で両方を教えるべきだと考えているのでしょうか?

THE PRESIDENT: I think -- as I said, harking back to my days as my governor -- both you and Herman are doing a fine job of dragging me back to the past. (Laughter.) Then, I said that, first of all, that decision should be made to local school districts, but I felt like both sides ought to be properly taught.

私が州知事だった頃に立ち戻って、考えましょう。あなたとHermanは私を過去へ立ち返らせるという、素晴らしい仕事をしています。そして私は言います。何よりもまず、学区教育委員会によって決定すべきことですが、私は両方を適切に教えるべきだと感じていますと。

Q Both sides should be properly taught?

両方について適切に教えられるべきですか?

THE PRESIDENT: Yes, people -- so people can understand what the debate is about.

イエス。何について論争しているのか人々が理解できるようにです。

Q So the answer accepts the validity of intelligent design as an alternative to evolution?

その答えは、進化論の代替理論としてインテリジェントデザインの有効性を受け入れるということでしょうか?

THE PRESIDENT: I think that part of education is to expose people to different schools of thought, and I'm not suggesting -- you're asking me whether or not people ought to be exposed to different ideas, and the answer is yes.

人々を異なる学派に触れさせることは教育の一部だと思います。私は示唆しようとしているのではありません。あなたがたは、人々を異なる考え方に触れさせるべきかと聞いているわけですが、それについての私の答えはイエスです。

妙に間接的な言い方で、かつ"大統領として"の答えではないという言い訳しつつの発言。しかも、インテリジェントデザインが進化論と同等レベルにあるかどうか回答を避けていた。4ヵ月後の2005年12月20日にはKitzmiller対Dover学区教育委員会裁判の判決が出るので、あまり言質をとられるような発言は避けたかったのかもしれない。

ところが、The Associated Pressは記事タイトル「ブッシュ:学校はインテリジェントデザインを教えるべき -- 生徒は進化論とともに学ぶべきと発言」で、ブッシュ大統領が弱めた表現を、あっさり吹き飛ばしてしまった:
Bush: Schools should teach intelligent design
Students should learn about it along with evolution, he says
Updated: 11:07 p.m. ET Aug. 1, 2005

WASHINGTON - President Bush said Monday he believes schools should discuss “intelligent design” alongside evolution when teaching students about the creation of life.
...
“I think that part of education is to expose people to different schools of thought,” Bush said. “You’re asking me whether or not people ought to be exposed to different ideas, the answer is yes.”

ブッシュ大統領は月曜に、生命の創造について生徒たちに教えるときに、進化論とともにインテリジェントデザインも学校で論じられべきだと信じていると述べた。「人々を異なる学派に触れさせることは教育の一部だと思います。あなたがたは、人々を異なる考え方に触れさせるべきかと聞いているわけですが、それについての私の答えはイエスです。」
この記事から受ける印象は、実際の受け答えよりも強い。

そして、あとは袋叩き。とはいっても、大統領インタビューの受け答えだし、反進化論運動の進化形態のひとつTeach the Controversyを推奨する発言なので、批判されてしかるべきではある。

ただし、これ以外に、ブッシュ大統領がインテリジェントデザインに言及したことはない。

また、Kitzmiller対Dover学区教育委員会裁判の判決が出た2005年12月20日のホワイトハウスの Scott McClellanの記者会見 で:
Q On the ruling about intelligent design in Pennsylvania, does the President think that ruling should be challenged? Does he have any thoughts on it?

ペンシルヴァニアのインテリジェントデザイン裁判の判決について、大統領は判決を変更すべきだと考えているでしょうか?何らかの考えがありますか?

MR. McCLELLAN: Well, we weren't a party to the case, so -- and we're not going to comment about the specific legal decision. But I think that the President has made his views very clear. The President has said that such decisions should be made by local school districts. He's long held that belief and he's long stated that belief. The President has also said that he believes students ought to be exposed to different theories and ideas so that they can fully understand what the debate is about.

我々はこの裁判の当事者ではありませんので。また我々は特定の判決についてコメントするつもりもありません。しかし、大統領は自らの見解を非常に明確にしていると思います。大統領は学区教育委員会が決定すべきであると発言しました。これは大統領の以前からの信念であり、以前からそう述べてきています。さらに、何について論争されているのかを生徒たちが十分に理解できるように、生徒たちが異なる理論や考え方に触れられるようにすべきだとと信じていると、大統領は発言しています。
McCLELLANは、大統領の見解(学区教育委員会が決めること・異なる考え方に触れられるようにすべきだと思っていること)に変わりがないと答えている。

この受け答えは判決前の 2005年10月6日付のMcCLELLANの記者会見 でも同じ:
Q How does the President stand on the issue of evolution versus intelligent design?

MR. McCLELLAN: He stands where he stood before, that he believes that students ought to be exposed to different theories.

大統領は立場を変えておらず、生徒たちは異なる理論を知らされるべきだと考えている。