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Claim CI100
Life looks intelligently designed because of its complexity and arrangement. As a watch implies a watchmaker, so life requires a designer.
複雑さと配置を見れば、生命はインテリジェントにデザインされたように見える。時計は時計職人の存在を意味するので、生命はデザイナーの存在を意味する。

Source:
Cicero, Marcus Tullius. 1896 (45 B.C.). De Natura Deorum (On the Nature of the Gods), transl. Francis Brooks. London: Methuen; Book 2, chap. 34.
Paley, William, 1802. Natural Theology: or, Evidences of the Existence and Attributes of the Deity. London: J. Faulder.
Davis, Percival and Dean H. Kenyon, 1989. Of Pandas and People: The Central Question of Biological Origins (2nd ed.). Dallas, TX: Haughton.

Response:
  1. デザインの定義によれば、デザインを推論するには、デザインプロセスについて何らかのものを決めておかねばならない。我々はこれを、進行中のデザインの観察や、既知のデザインの結果との比較などにより行う。我々が持っている既知のインテリジェントデザインの例は、人間によるデザインのみである。生命は人間によって創られたようには見えない。
  2. 生命が複雑ではないと論じる者はいない、しかし、複雑さはデザインと同じではない。デザインされた単純なものが存在し、自然起源の複雑なものがある。複雑さはデザインを意味しない。大半のデザインのゴールは単純さである。
  3. ほとんどの場合、デザインの推論は、それ以外の方法を創造できないという理由でなされる。これはまったくの Argument from incredulity"(疑いからの論) である。歴史的に見れば、稲妻や虹や季節変化など、我々が自然起源であることを知っている多くのものが、超自然のデザインとされてきた。
  4. 以下の理由から、人間の標準からすると、生命はデザインされたようには見えない。
    • 既知のデザインでは、イノベーションがひとつの製品で起きると、すみやかに他の製品にも取り入れられる。真核生物では、イノベーションは一般に、ひとつのリナージュに限定される。同じようなイノベーションが異なるリナージュ(たとえば、クモと毛虫とシロアリモドキの網)で起きると、その実装の詳細はリナージュごとに違っている。リナージュをたどると、生命とデザインの間の大きな違いがわかるだろう。Eldredgeはこれを行い、三葉虫とコルネットを比較した[Walker 2003]。
    • デザインにおいて、形態は典型的には機能に従う。幾人かの創造論者たちはそう感がている[Morris 1974]。しかし、生物には異なる形態で同じ機能を実現している例がある。たとえば、鳥とコウモリと昆虫とプテロダクティルス(翼幅約20フィートの翼竜)の羽は異なる構造から形成されている。クモと毛虫とシロアリモドキは巣を作るための器官が異なる。昆虫には少なくとも11種類の異なる耳にがある。同じ基本形態が異なる機能を持っていることもある。たとえば、同じ骨格が人間の手と、クジラのヒレと犬の足とコウモリの翼になっている。また、幾つかの構造や、場合によっては器官全体が機能を持っていない。たとえば、痕跡器官や、外からたどりつけない洞窟や深い地下など孤立環境に住む生物など。
    • 上述のように、生命は複雑だが、デザインは単純さを目指す。
    • デザインされたものの多くは、それの機能と、それの製造者はまったく関係がない。これに対して、生命は自己複製する。
    • 生命は計画を欠いている。生物の構造やプロセスの仕様は存在しない。遺伝子は生物の表現形を完全には記述していない。対応する遺伝子がないものは、どんな構造にもなる。デザインされたシステムと異なり、生物は環境中で自分自身を組み上げる。
    • 生物には無駄が多い。大半の個体は繁殖至らない。大半の受精接合子は十分に成長する前に死亡する。デザインプロセスは、このような無駄を最小化するようになっている。
    • 生物には、部品を別の目的に応急使用したシステム例がが多くある。それは進化において起きると考えられるものであり、インテリジェントデザインでは起きると考えられないものである。たとえば、
      • 脊椎動物の眼では、網膜神経が光受容器の前にあるので、眼に盲点がある。
      • 昆虫が着陸して受粉するためのプラットフォームをランはもっている。そのプラットフォームを花の下方に持ってくるように、花の茎は、花茎から出る子房がねじれて、本来あるべき向きから180°変わった向きになっている。
    • 生命は非常に変化しやすい。ほとんどすべての種には、我々が計測するものすべてに、値の広がりがある。生命の仕様となる情報は技術用語で、許容度が大きい。ほとんど標準と言えるものがない。
  5. 生命は汚い。生命がデザインされたなら、死や病気や腐敗は生命の一部として統合されているので、それらはデザインされたはずだ。これは標準的な弁証法の問題である。おちろん、デザインされた汚いものは多くある(兵器など)。しかし、デザイナーが倫理の規範を持つ者だと考えるなら、汚いデザインはデザイン仮説に反する証拠となる。
  6. 進化過程はデザインプロセスと考えらることができて、我々が生命に見出す複雑さと配置は、既知のインテリジェントデザインよりも進化によって起きるものに近い。実際、いまや技術者たちは進化と本質的に同じプロセスを使って、他の方法なら手に負えないほど複雑になってしまう問題の解決策をさぐっている。
  7. 進化はデザインされたように見えないか? 生命が生存できるように地球を改変することに、何らかの適応的メカニズムが必要だと考えるなら、そして生命がデザインされたと考えるなら、進化あるいは同様の仕掛けが、その中にデザインされていると考えられる。
  8. 生命にデザインを識別可能だと主張することは、生命ではないものと生命が異なること、すなわち声明ではないものはデザインされていないことを意味する。生命が識別可能にデザインされたと主張することは、インテリジェントデザイナーが生命以外の宇宙を創造していないことを主張したことになる。
  9. 現状のままでは、デザインの主張は予測を作れないので、非科学的かつ役に立たない。デザインの主張は何の研究結果も出せない。

References:
  1. Morris, Henry M. 1985. Scientific Creationism. Green Forest, AR: Master Books, pg. 70.
  2. Walker, Gabrielle, 2003. The collector. New Scientist 179(2405) (26 July): 38-41.

Further Reading:
  1. Aulie, Richard P., 1998. A reader's guide to Of Pandas and People
  2. Isaak, Mark, 2003. What design looks like. Reports of the National Center for Science Education 23(5-6): 25-26,31-35.
  3. Miller, Kenneth R., n.d. Of pandas and people: A brief critique.
  4. Pennock, Robert T., 1999. Tower of Babel. Cambridge, MA: MIT Press.
  5. Perakh, Mark, 2003. Unintelligent Design. Amherst, NY: Prometheus.