Claim CA001.1:
Since evolution began to be taught in public schools, crime rates and other social ills have increased.
公立学校で進化論が教育され始めてから、犯罪率や社会的病理が増加した。
Response:
- 犯罪率はおおよそ時代の人口とともに増減している。犯罪率と進化論教育には何の相関も見られない。米国はおおよそ進化論教育が始まる前の1870～1910年には最も暴力的だった。1989年以降、犯罪率は減少している。
地域的な傾向として、犯罪と進化論教育は負の相関を持っている。他の先進民主国たちは米国よりもはるかに進化論を受け入れているが、米国よりも殺人率や、青少年の死亡率や、性感染症の感染率や、ティーンエイジャーの妊娠率や堕胎率は低い[Paul 2005]。米国の南部諸州は創造論を強調する傾向があるが、犯罪率も高い。
- 相関は因果関係を意味しない。進化論教育が始まってから、大半の癌による死亡率は減少し、航空機による移動は増加し、地球の気温は上昇しているが、これらを進化論のせいだとは言わない。
- 少なくとも米国では、多くの人々が進化論を信じていない。社会的病理が人間の起源についての信条によるものだとするなら、創造論者はその責任をより大きく負っている。
- 「昔の方がよかったのはなぜだろうかと言うな。それは賢い問いではない。」[コヘレトの言葉 7章10節]
References:
- Paul, Gregory S. 2005. Cross-national correlation of quantifiable societal health with popular religiosity and secularism in the prosperous democracies. Journal of Religion and Society 7: 1-17. http://moses.creighton.edu/JRS/pdf/2005-11.pdf
Further Readings:
-
Disaster Center. n.d. United States Crime Rates 1960 - 2000.
-
Social Statistics Briefing Room: Crime,
最終更新：2009年11月28日 12:21
