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還元不可能に複雑な「血液凝固系」とCasey Luskinの自転車のアナロジー



インテリジェントデザイン"理論"は、"理論"の中にアナロジーが含まれている。アナロジーは理論の一部とはならないという批判に対しても、十分有効だと言い張った。そのため、逆のアナロジー側で戦うという、お笑いが発生してきた。


そして、今回はインテリジェトデザインの本山たるDiscovery InstituteのCasey Luskinが新たなアナロジーのネタ"自転車"を持ち出して、血液凝固系は還元不可能に複雑だと言い張ろうとした。

この血液凝固系は進化生物学者Russell Doolittleによって、仮説(1987年)から検証(2003年)まで15年以上かかって、分解している。


で、このCasey Luskinの自転車をCarl Zimmerが蹴り倒した:

Three years later, the creationists are still trying to salvage irreducible complexity. This generally involves a bait-and-switch game. Today, for example, the Discovery Institute tells us that the evidence of dolphins does not touch the argument for irreducible complexity. See, what you have here are two different irreducibly complex systems, with one that just happens to have an extra part. Just think about bicycles...

3年たっても、創造論者たちは還元不可能な複雑さをなんとかしようとしている。これは一般には、おとり広告販売である。たとえば、今日、Discovery Instituteは、イルカの例は還元不可能な複雑さの論には触れいないと言う。エントリを見てみると、2つの違った還元不可能なシステムが示されていて、そのひとつは、自転車...

Bicycles have two wheels. Unicycles, having only one wheel, are missing an obvious component found on bicycles. Does this imply that you can remove one wheel from a bicycle and it will still function? Of course not. Try removing a wheel from a bike and you’ll quickly see that it requires two wheels to function. The fact that a unicycle lacks certain components of a bicycle does not mean that the bicycle is therefore not irreducibly complex.

自転車には車輪が2個ある。一輪車には車輪が1個しかなく、自転車にあるはずの部品がない。これは、自転車から車輪を1個取り去っても機能するということを意味するだろうか? もちろん、そんなことはない。自転車から車輪を1個取り去れば、2個車輪がないと機能しないことは、すぐにわかるはずだ。一輪車に自転車にあるはずの部品がないことは、自転車が還元不可能に複雑ではないことを意味しない。


Of course not. No. It’s not as if five seconds of googling could turn up a bicycle that still functioned without both wheels…

もちろん、そんなことはない。ノーだ。5秒もググれば、車輪がなくても機能する例をが見つかる。...


ほどは簡単には、Carl Zimmerはいい例は見つけられなくて、翌日(2008/12/31)のAbercrombie Fitchがコメント欄に書いた例を採用:

... let me point you to Abercrombie Fitch’s discovery on YouTube. (What’s with these commenter handles these days, you may wonder? Don’t ask me.) Behold:



まさに、"Oh No! I’ve Seen the Impossible! My Eyes!"(ありえないものを見た。この目で)である。

ということで、Casey Luskinは見事なお笑いを演じてしまった:

  • 自転車のアナロジーによって、血液凝固系が分解されていないことを論じようとした。
  • その結果、生物器官ではなく、自転車の論になってしまった。
  • 誰がネタを自転車ネタを見つけてきて、血液凝固系についての論がこけた。