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Kumicitのコンテンツ>インテリジェントデザイン概説>シミュレーション・アーギュメントとインテリジェントデザイン

Doomsday Argument


Simulation Argumentとは
A technologically mature “posthuman” civilization would have enormous computing power. Based on this empirical fact, the simulation argument shows that at least one of the following propositions is true: (1) The fraction of human-level civilizations that reach a posthuman stage is very close to zero; (2) The fraction of posthuman civilizations that are interested in running ancestor-simulations is very close to zero; (3) The fraction of all people with our kind of experiences that are living in a simulation is very close to one.

技術的に成熟した人類の次の段階の文明には、巨大な計算力があるだろう。この経験的事実に基づくと、シミュレーション・アーギュメントは次の命題のうち少なくとも一つは真であることを示す。(1)人類段階の文明が、次の段階の文明に到達する可能性は限りなくゼロに近い。(2) 次の段階の文明は、自らの祖先のシミュレーションを実行することに興味を持つ可能性は限りなくゼロに近い。(3) すべての人々のうち、シミュレーションの中に生きている人々の比率は限りなく1に近い。


というものだが、「"ここ"がシミュレーションではなく、基底的現実だ」ということは原理的に証明できない。それは、"ここ"が基底的現実と区別がつかないように創られたシミュレーションであるという主張を覆す方法がないから。だから、Simulation Argumentは科学ではなく哲学の範疇に置かれる。

これらのうち(1)はDoomsday Argumentと呼ばれる論である:
The Doomsday argument (DA) is a probabilistic argument that claims to predict the future lifetime of the human race given only an estimate of the total number of humans born so far.

It was first proposed by the astrophysicist Brandon Carter in 1983 and was subsequently championed by the philosopher John Leslie. It has since been independently discovered by J. Richard Gott and Holger Bech Nielsen. Similar theories predicting an end to the world from population statistics were proposed earlier by Heinz von Foerster, among others.

終末論法は確率論であって、誕生する人間の総数の推定だけを基に、人類の存続期間を予測すると主張する。

宇宙物理学者Brandon Carterが1983年に唱え、続いて哲学者John Leslieによって支持された。J. Richard GottとHolger Bech Nielsenによって独立に発見された。人口統計から世界の終末を予測する同様の理論はHeinz von Foersterによって提唱された。

そして、次のようにして95%の信頼度で人類の余命は9120年と推定される:
If we assume that 60 billion humans have been born so far (Leslie's figure) then we can say with 95% confidence that the total number of humans, N, will be less than 20·60 = 1200 billion. Of course, this would only be right if our assumption was 100% sure about that we are in the last 95% of humans to ever be born, but since it is just an assumption, the total number of humans, N, and further calculations based on it are just assumptions, too.

Leslieの計算では、600億人が生まれたと仮定すると、95%の信頼度で、人類の総数は1超2000億以下と推定される。もちろん、これは我々が人間の総数の最後の95%にいることが100%確かだという仮定が正しければである。しかし、それは仮定なので、それに基づく総数の人間も仮定である。

Assuming that the world population stabilizes at 10 billion and a life expectancy of 80 years, one can calculate how long it will take for the remaining 1140 billion humans to be born. The argument predicts, with 95% "confidence", that humanity will disappear within 9120 years. Depending on your projection of world population in the forthcoming centuries, your estimates might vary, but the main point of the argument is that we are likely to disappear rather soon.

人口が100億人で、寿命が80年で安定するなら、残りの1超1400億人が生まれるのに要する期間を計算できる、この論は95%の信頼度で、人類は9120年以内に消滅すると予測する。将来の世界人口の予測により、推定値は変わってくるかもしれない。しかし、論の主要な点は我々がそう遠くない将来に滅びるということだ。
この論は、「我々は多数派にいる」というコペルニクス原理に基づく。

この論に対する確率論に基づく異論は
  • "人間"の定義: 未来における人類が、人間とは言えない存在になってしまうなら、計算対象外となる。
  • 人間の寿命:人間の寿命が永遠に近いものとなり、出生数が極端に小さくなれば、人類は永劫存在することになる。
といったものがある。

いずれにせよ、"コペルニクス原理に基づく確率論"によって、我々はシミュレーションの中で生きている[Simulation Argument]か、人類はそう遠くない将来に滅亡する[Doomsday Argument]と論じるもの。

同じ論法で「異星人は存在しない」というパターンもある。


補足

「600億人が生まれたと仮定すると、95%の信頼度で、人類の総数は1超2000億以下と推定される」について:


人類出現から現在までの人類の総数が600億人である(推定)。
人類出現から滅亡までの人類の総数が N 人である

我々が95%の多数派に属しているなら、

0.05×N ≦ 600億人

(すなわち、600億人目は全体の5%以上)である。もし、

N>600億人/0.05 = 1超2000億人

なら、我々は5%未満の少数派に属することになり、コペルニクス原理に反する...というの論理。