CD014_1グランドキャニオンの新しい溶岩の年代測定結果は非常に古いものだった

批判サイド > 創造論者の主張

Claim CD014.1:
The hawaiite lava flows from the Uinkaret Plateau of the Grand Canyon are dated by potassium-argon at about 1.2 million years, an age consistent with the lava flow being younger than the canyon itself. However, a Rb-Sr isochron plot of samples from the lava flow gives an age of 1.34 billion years, which is older than even the Cardenas Basalt, some of the oldest rock in the canyon. The data points are colinear, which is supposed to indicate a valid isochron. This result shows that the isochron method is invalid.

グランドキャニオンのUinkaret高原からのhawaiite溶岩流は、K-Ar年代推定法では120万年前と推定され、この年代はグランドキャニオン自体の年代より若く、整合している。しかし、試料のRb-Srアイソクロンプロットでは、峡谷で最古の岩石であるカルデナス玄武岩などよりも古い、134億年前という結果が出ている。この結果は、アイソクロン年代測定法が有効ではないことを示している。

Source:
Austin, Steven A., 1992. Excessively old "ages" for Grand Canyon lava flows. Impact 224 (Feb.).

Response:

アイソクロン年代推定法を使う条件の一つが、試料がcogenetic,　すなわち、形成時点で同位体的に一様である物質から形成されていることである。Austinの選択した試料は、この前提に反している。彼の5つの試料は、4つの異なる溶岩流と、1つの斑晶（流れ出す前にマグマ溜まりで固化した）である。したがって、アイソクロン年代推定法ではなく、Austinの結論が間違っている。
Austinの試料のように、Cogeneticでない試料が、共通のソースの年代を推定するために意図的に使われることがある。Austinの結果は、（これらの試料の共通のソースである）グランドキャニオンの地下の地質岩石圏マントルが、カルデナス玄武岩よりも古いことを示している。
Austin[1988]はBrooks et al.[1976]を参照しており、アイソクロン年代推定法がCogeneticではない試料に対して、元の物質の熔解したときの年代を与えることを、Austinが知っていたはずであることを示している。アイソクロン年代推定法についてのAustinの大きく誤った主張は、ただの杜撰である。

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