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ガウルン(墓)

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ガウルン

登場作品【フルメタル・パニック!】
登場話数 6
殺害者 紫木一姫
最期の言葉「っ!? チドリカナメ!?」

【本編の動向】
登場話は036「とある舞台の人間失格」 退場話は124「モザイクカケラ」
参戦時期は原作の2巻から3巻の間

山の中、天文台の近くからスタート。最初に発見した参加者は御坂美琴。
彼女が「黒い壁」に電撃を放つ姿を確認し、ある程度彼女の能力を把握した上で天文台に先回りし、待ち伏せた。
先制攻撃こそ磁力で防がれたものの、美琴からの電撃は義足の存在と機転によってダメージを回避。
そのまま拳を打ち込んで形勢逆転、美琴を嬲り殺そう――としたところで、第二の人物の乱入を受ける。
その名は人間失格、零崎人識。
銛撃ち銃と拳銃の二連撃も、銃弾を軽く避ける零崎一賊の前には通用せず。ガウルンはすっぱりと思い切りのいい撤退を選択した。
彼はそして、原作因縁のあるカシム(相良宗介)を嬲り殺す、という目標に加え、零崎人識と御坂美琴へのリベンジを誓う。

続いてあてもなく山を降りる途中、死臭に導かれて甲賀弦之介の遺体を発見。
唾を吐き捨てたところで、戻ってきた如月左衛門(それも弦之介の変装中!)と遭遇する。
死体と瓜二つの相手に驚かされ、また、その卓越した運動能力に大苦戦するものの、駆け引きと観察眼ではガウルンも劣ってはいない。
僅かな手掛かりから目の前の男と死体との真の関係を見抜き、弦之介の死体を利用しての見事大逆転を決めてみせた。

見事KOした如月左衛門からその変装術を聞き出したガウルンは、その内容に驚きつつも、殺すよりも利用することを考える。
つまり、「弦之介の生首を返して欲しければ力を貸せ」と。
如月左衛門も激しい敵意を滲ませつつも、この申し出にしぶしぶ同意。緊張感ある旅の道連れとなった。

忍法の都合上、市街地の辺縁を動き回っていた彼らは、やがて教会近くで若い男女を発見。
その片割れ、女の方はガウルンの標的の1人、千鳥かなめだった。思いもがけぬ遭遇にほくそえむガウルン。
ここでニンジャにかなめの姿を奪わせよう、と考えたガウルンは、如月左衛門を先行偵察に出した。

だが、教会の中で変事が発生。
上条当麻は不幸にも抜けた床の下に転落、そして第一回の定期放送。
上に取り残された千鳥かなめは、単身温泉へと先行する格好となる。
そのことを戻ってきた如月左衛門から聞いたガウルンは計画を変更。
如月左衛門には残ったガキ(上条当麻)の始末と、彼の顔を奪うよう指示。
自分は先に出発して千鳥かなめを追いかけるので、すぐに追いつくように、と命じた。

結果論になってしまうが、ここでみすみす如月左衛門に単独行動の余地を与えてしまったことが、後に彼の命取りとなる。

温泉に行く途中、路上でバラバラになった死体(木下秀吉)を発見。
腕のいい殺人者が遠くない所に居ることを知り、また追加の銃も入手し、道を急いで温泉施設へ。
そこには、隠しようもない殺気をあからさまに放つ存在があった。
戦闘の愉悦を求めるガウルンは、挑発に乗って露天風呂へ。
そこにいた『少女』に銛撃ち銃を向けて――その『少女』の予想もしていなかった姿と声に一瞬だけ混乱。
状況を理解する余地すら与えられず、その首を切り飛ばされたのだった。
彼にしてはあまりにあっさりした最期だった。

……まあ、別れたはずの如月左衛門が、見知らぬ少女(櫛枝実乃梨)の姿をしていて、
他のマーダー(紫木一姫)と素早く同盟関係を築いていた……なんて真相、流石のガウルンにも想像できなくても無理はない。

その性格の悪さを遺憾なく発揮してみせた彼だったが、どことなく周囲の皆を嘗めてかかっていた感は否めない。
特に、情報戦を軽視し、その面において大いに遅れを取ったことは致命的だった。
早々に「常識の通じない異能の持ち主」と交戦して生き残る、という幸運に恵まれていたにも関わらず、己の進む道を曲げなかった彼。
その態度の太さは、あるいは違う場所からスタートし、違う者と遭遇していればプラスに転じていたのかもしれないが……。
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