Beasts' Stacks

Miragulによる最初の手記

最終更新:

lupinduke

- view
管理者のみ編集可


Miragulによる最初の手記
Miragul's Earliest Journal
\aITEM 1575245943 221027881:Miragul's Earliest Journal\/a
エバーフロストのクエスト、ミラガル研究 パート1(Making Sense of Miragul, Part 1)の報酬として貰えます。

 ミラグルの日記(見るな!)

 私は我が家を後にする。世のウィザードと競い合い、高め合い、もまれ、修行を積むためだ。母は行くなと泣いて止めたが、旅立つ私の胸中にあるのは ただ喜び。それより他に いったい何をか覚えよう。我が人生は、母たちが送るような暮らし向きとは まったく異なるものである。多くの者は”凡庸”という重荷を抱えて生を終えるが、私とは無縁の話である。かねてから、それこそうら若きエルダイトの頃から、私は久しく思っていた。思っていたというよりも、わかっていたと言うべきだろう。いつか私は、ノーラスでもっとも力ある者と同じ高みを歩くことになる。私はそういう存在なのだ。
今日という日は、そこな高みに至る旅路の始まりであり、記念碑的な1日である。
 今日より研究を始める。力のある者、いずれ力を持つ者、そして永遠に力を得ることのできない者の間に意見の食い違いがある。有望な者が甘やかされているのは明らかだ。それは私も体験している。生徒は皆同じ教材をもらっているが、我々はその中でも優れたものをもらっている。私の素質を評価してもらえるのはうれしいことだ。違う風に見られていたら、こんな場所はごめんだからな。自分の力を証明するために、下級の者の任務で時間を無駄にするのは馬鹿らしいからな。  大方の魔法使いというものは、1つの魔道に専念するもの。その伝統に従うならば、私はウィザードの道へと進むだろう。そして一生涯をかけて些事を学びつつ 道を極めていくのだろう。だがそのようなこと、人生の無駄以外の何者でもない。私に呪文を与えるがいい。さすれば一瞬でそれを知悉し、自由自在に操ってくれる。ゆえに修練の繰り返しなど、単なる時間の無駄である。私自身、ウィザード魔術は専念するに足る体系だと思う。しかしこの場でそれを学べるようになるまで どれほどの時間がかかることか! それだけの時間が使えれば、自分1人でソーサラー魔術やエンチャンター魔術を極めることすらできるだろう。下手をすれば時間が余るのではないか? ではその余った時間で何をするか。第4の道、死霊術へ手を伸ばすのも、また一興かもしれないな…
 くだらんッ! これこそ愚の骨頂だッ! 今日、最低レベルの魔道師について学べと言われた。この男は一丁前にマスターを名乗っているが、誰もが認める三文道化。むべなるかな、こやつの授業とは、ダミーに向かって棒を突き出し、日がな一日電撃を放射するだけのこと。そんな呪文、とっくの昔に極めたと言ったのに、頭から否定して聞きもしない。挙げ句の果てに、「戯言を申すな。修行中の身に過ぎんそなたが、この呪文を極められるわけがなかろう」と抜かす始末。私に練習の必要がないことなど、どんな阿呆でもわかるだろうに。この男への師事を命じられたこと、それだけで私に対する侮辱だが、今日の出来事は二重の侮辱だ。このようなこと、二度と許さんぞ…  今日、すべての学徒が一堂に集められ、実技を行う場が設けられた。及第点といった魔術を披露する者も多々いたが、誰1人として私の足元にも及ばなかった。我ながら、やはり私は群を抜いている。これで連中も思い知ったことだろう。この学び舎では 然るべき期間が経過しないと上に行くことができぬらしいが、今日のあの出来事の後では、そうも言ってはおられまい。私がマスターに昇級するのも、もはや時間の問題だ。
 あの、俗物ども!視野狭窄の愚物どもめ!
「いくらおまえに力があろうが、規定の期間を過ごさなければ 先に進ませるわけにはいかん」だと! 「おまえを待たせるのは申し訳ないし、ある意味才能の無駄なのだろうが、決まりは決まり、わかってくれ」だと! つまらん規則に縛られおって… なぜ、やつらにはわからない? 必要な時間は人それぞれ、翻ってみれば、凡百どもと同じ時間を強いること自体、私にとって無駄中の無駄に他ならんのだと! …やつらは私が怖いのだろう。それ以外には考えられない。やはりもう一度、理事会の前で決着をつけ、誤りを指摘してやる以外になさそうだ。
 訴えは再び棄却された。もう十分だ。もう我慢する必要はない。やつらの許可が下りようと下りまいと、近いうちによそへ移ることにする。これ以上このようなところにいても、進歩どころか退化の一途をたどるのみ。得られるものは得尽くした。今後はさらなる高みを求める。私は心にそう決めた…

 
貴重なミラガル自身の言葉のようです。いきなりミラグルとか言ってますけど。

この手の話で思い出すのは、やっぱりヴァースーンさんなんですが、あっちは歴史に残るような戦争までやってる割に扱いが微妙ですが…
見た目がコレだからなんですかね?

目安箱バナー