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料理研究家・高山なおみさんという女性」(2009/12/05 (土) 02:14:32) の最新版変更点

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料理研究家・高山なおみさんという女性 2009年6月29日 (月) #image(20090629_ryori.jpg) 近年、高山なおみさんの料理本が気に入っている。 「日々ごはん」シリーズは、写真やレシピがあまりない文章だらけの日記エッセイ。 私は第10弾まで持っています。10冊目が2007年2月までの日記なので、その後もでているかも? もし、高山なおみさんに興味があり、日々ごはんを一度もご覧になったことがない方は、2005年の1月~1年間の食卓記録が書かれている、写真も多い「チクタク食卓㊤」がおススメ。 高山さんのお料理は、上品とかオシャレという形容からはかけ離れているけれど、素材の力を最大限に発揮させ、シンプルな調理で気取らず、丁寧に作られた力強いものばかり。 でも、高山さんの魅力は、実際に高山さんの本を手に取り、高山さんの言葉を自分で聞いて(読んで)、高山さんのレシピで実際作って食べてみなくてはわからないと思う。 とても珍しい種類の料理研究家だと思います。オシャレとか手軽とか簡単にとは無縁の、今の時代に逆行しているような、人間らしさを感じる女性なのです。 電子レンジやフードプロセッサーを使わないところも、私と似ている。 私も、温めは蒸し器で、混ぜたりすりつぶす作業はすり鉢で、という生活になってから結構経ちましたがく丁寧な作業を楽しめるようになりました。 NHKのきょうの料理のDVD2枚組「高山なおみの四季のゆっくりごはん」を見ると、高山さんの魅力がダイレクトに感じられます。 私が高山なおみさんを知ったのは、写真左下のku:nelという雑誌が創刊した時です。写真のku:nel(クーネル創刊2号)は2004年1月に発行された雑誌です。 今でも大切に保管してあるほど、クーネル創刊2号に書かれてある高山さんの記事が気に入っています。 高山なおみさんがご主人のスイセイさんのことについてお話されているのですが、それは、なんてことない夫婦の日常を淡々と綴られたものなのに、私はその記事を読んだ時涙が流れてきました。 多分、感じない人にとっては、なぜ泣ける?という内容かもしれません。 でも、高山さんの文章って、いつもどこか切ないのです。 旦那様のスイセイさんは、高山さんの色々な本で登場するのですが、肩書きは発明家で、普段はずっとご自宅で作業されているそうで、落合郁雄工作所というHPがありますが、それがスイセイさんの。奇妙なものばかり作っているし、容姿も迫力あるし、話し言葉が、「~じゃけぇ」って語尾で、なんだか怖い。スイセイさんは広島出身だそうなので、方言なのかしらね。 まぁとにかく、保守的な私としては、ちょっと眉をひそめてしまいそうな、風変わりな男性。 でも、クーネル創刊2号の記事には、スイセイさんがどんなに素敵な人なのかがいっぱい詰まっていて、その彼を全面的に信頼して愛情を注いでいる高山さんの姿が輝いて見えたのです。 男女の本物の愛情とか信頼とか絆がそこにはあって、なんだかそれは、とても地味なのにキラキラ輝いて、まっすぐ力強くて、まるで高山さんの作るお料理のように、素晴らしかった。 この夫婦の絆は、憧れの女性Hさんご夫妻に繋がるものを感じます。 高山さんとHさんは全然違うタイプの女性ですが、素敵なご夫婦には共通する空気感がありますね。 3年前に発行された日々ごはん特別編の「フランス日記」も泣けました。 アノニマ・スタジオの出版ですが、アノニマ・スタジオは良い本をたくさん出しますねぇ。 風や光のささやきに耳をすまし、暮らしの中の小さな発見を大切にひろい集め、日々ささやかな喜びを見つける人と一緒に本を作っているスタジオ。 遠くに住む友人から届いた手紙のように、何度も手にとって読み返したくなる本、その本があるだけで、自分の部屋があたたかく輝いて見えるような本を出版している素敵なスタジオ。 1958年生まれの高山さんが30代の頃に書いた「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」という本も好き。 今年文庫版を改めて買ったのだけれど、2009年2月に書かれた文庫版のためのあとがきに、「煙草はスッパリやめました。ご安心ください。」と書かれてあり、ますます好感度アップ♪ 高山さんは、煙草を吸う姿も似合っていそうだけれどね、やはり女性はタバコを吸わないほうが良いと思うから。 先日頂いたささげのお赤飯が美味しかったので、金曜日に6合分のもち米とささげ、あずきを準備して土曜日にお赤飯作りをしました。 打ち水の塩の分量を調べたかったのですが、これが難しい。 しかも、1合ずつ蒸かしたので、これも問題あったのかも。 私が使っている蒸し器は大きいので、やはりある程度のもち米の量がなくては、上手に蒸せない。冷蔵庫にも冷凍庫もお赤飯だらけになってきたので、しばらくお赤飯作りはお休み… 私の家族は、もうお赤飯は結構よ、と食傷気味なので、私が毎日食べてもちっとも減らない。 ささげを使って、打ち水に塩を入れたお赤飯が、やけに美味しい。 先日お赤飯を作ってくださったおばさまは、お赤飯にあずきなんて使わないわよ~ささげに決まってる!とおっしゃっていた。 お赤飯に限っては、アズキとササゲどちらでも良いという人は今までお会いしたことがない。しかもかなり強いこだわりを持っている方が多い。 お赤飯はアズキじゃなくっちゃ!イヤ、ササゲ以外あり得ないわよ!みたいな。 私は基本的には小豆のお赤飯が好きだけれど、それは子供の頃から母が作ってくれていた食べ慣れた懐かしい味であって、大人になってから知ったささげのお赤飯も、あずきとは別の美味しさがあると思っています。 ささげの場合、お赤飯作りにしか使えないから、赤い色出しの為に豆を多めに煮ることができないことが難点。 お赤飯に入れる分量だけの豆で煮汁を取ると、どうしても薄くなる。 まぁ、色にこだわらなければ良いのですが。 和菓子屋さんや老舗のお弁当屋さんで売られているささげのお赤飯って、結構豆の色がついているものが多いから、何らかの工夫がされているのでしょうね。 私はお赤飯用の小豆を、色出しの為にかなり多めに小豆を使って煮汁を作るので、お赤飯に入れない残った小豆を使って、あんこを作っていますが、お赤飯を作るたびに小豆を煮るので、お汁粉作りの腕がかなり上がったみたい。 昨日は、かぼちゃとお汁粉を合体させてみました。よくある、甘くない小豆とかぼちゃの煮物は苦手ですが、お汁粉のような甘い小豆とかぼちゃの煮物はデザート感覚で美味しい。 和食のおかずの一品としても良いし、冷やしてお茶請けにも合う。こちらは今日つくれぽに写真掲載しました。お赤飯のお焼きと一緒に。 今度弟の家に遊びに行く時に、お赤飯を作って持って行ってあげようかしら。 お嫁さんのFちゃんは関東の人だから、きっとささげのお赤飯で育ったはず。我が家のあずきのお赤飯をどう感じるのかしら、楽しみ。 おいしいもの [[かなえキッチン : ごはん日記 2009年]]
料理研究家・高山なおみさんという女性 2009年6月29日 (月) #image(20090629_ryori.jpg) 近年、高山なおみさんの料理本が気に入っている。 「日々ごはん」シリーズは、写真やレシピがあまりない文章だらけの日記エッセイ。 私は第10弾まで持っています。10冊目が2007年2月までの日記なので、その後もでているかも? もし、高山なおみさんに興味があり、日々ごはんを一度もご覧になったことがない方は、2005年の1月~1年間の食卓記録が書かれている、写真も多い「チクタク食卓㊤」がおススメ。 高山さんのお料理は、上品とかオシャレという形容からはかけ離れているけれど、素材の力を最大限に発揮させ、シンプルな調理で気取らず、丁寧に作られた力強いものばかり。 でも、高山さんの魅力は、実際に高山さんの本を手に取り、高山さんの言葉を自分で聞いて(読んで)、高山さんのレシピで実際作って食べてみなくてはわからないと思う。 とても珍しい種類の料理研究家だと思います。オシャレとか手軽とか簡単にとは無縁の、今の時代に逆行しているような、人間らしさを感じる女性なのです。 電子レンジやフードプロセッサーを使わないところも、私と似ている。 私も、温めは蒸し器で、混ぜたりすりつぶす作業はすり鉢で、という生活になってから結構経ちましたがく丁寧な作業を楽しめるようになりました。 NHKのきょうの料理のDVD2枚組「高山なおみの四季のゆっくりごはん」を見ると、高山さんの魅力がダイレクトに感じられます。 私が高山なおみさんを知ったのは、写真左下のku:nelという雑誌が創刊した時です。写真のku:nel(クーネル創刊2号)は2004年1月に発行された雑誌です。 今でも大切に保管してあるほど、クーネル創刊2号に書かれてある高山さんの記事が気に入っています。 高山なおみさんがご主人のスイセイさんのことについてお話されているのですが、それは、なんてことない夫婦の日常を淡々と綴られたものなのに、私はその記事を読んだ時涙が流れてきました。 多分、感じない人にとっては、なぜ泣ける?という内容かもしれません。 でも、高山さんの文章って、いつもどこか切ないのです。 旦那様のスイセイさんは、高山さんの色々な本で登場するのですが、肩書きは発明家で、普段はずっとご自宅で作業されているそうで、落合郁雄工作所というHPがありますが、それがスイセイさんの。奇妙なものばかり作っているし、容姿も迫力あるし、話し言葉が、「~じゃけぇ」って語尾で、なんだか怖い。スイセイさんは広島出身だそうなので、方言なのかしらね。 まぁとにかく、保守的な私としては、ちょっと眉をひそめてしまいそうな、風変わりな男性。 でも、クーネル創刊2号の記事には、スイセイさんがどんなに素敵な人なのかがいっぱい詰まっていて、その彼を全面的に信頼して愛情を注いでいる高山さんの姿が輝いて見えたのです。 男女の本物の愛情とか信頼とか絆がそこにはあって、なんだかそれは、とても地味なのにキラキラ輝いて、まっすぐ力強くて、まるで高山さんの作るお料理のように、素晴らしかった。 この夫婦の絆は、憧れの女性Hさんご夫妻に繋がるものを感じます。 高山さんとHさんは全然違うタイプの女性ですが、素敵なご夫婦には共通する空気感がありますね。 3年前に発行された日々ごはん特別編の「フランス日記」も泣けました。 アノニマ・スタジオの出版ですが、アノニマ・スタジオは良い本をたくさん出しますねぇ。 風や光のささやきに耳をすまし、暮らしの中の小さな発見を大切にひろい集め、日々ささやかな喜びを見つける人と一緒に本を作っているスタジオ。 遠くに住む友人から届いた手紙のように、何度も手にとって読み返したくなる本、その本があるだけで、自分の部屋があたたかく輝いて見えるような本を出版している素敵なスタジオ。 1958年生まれの高山さんが30代の頃に書いた「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」という本も好き。 今年文庫版を改めて買ったのだけれど、2009年2月に書かれた文庫版のためのあとがきに、「煙草はスッパリやめました。ご安心ください。」と書かれてあり、ますます好感度アップ♪ 高山さんは、煙草を吸う姿も似合っていそうだけれどね、やはり女性はタバコを吸わないほうが良いと思うから。 先日頂いたささげのお赤飯が美味しかったので、金曜日に6合分のもち米とささげ、あずきを準備して土曜日にお赤飯作りをしました。 打ち水の塩の分量を調べたかったのですが、これが難しい。 しかも、1合ずつ蒸かしたので、これも問題あったのかも。 私が使っている蒸し器は大きいので、やはりある程度のもち米の量がなくては、上手に蒸せない。冷蔵庫にも冷凍庫もお赤飯だらけになってきたので、しばらくお赤飯作りはお休み… 私の家族は、もうお赤飯は結構よ、と食傷気味なので、私が毎日食べてもちっとも減らない。 ささげを使って、打ち水に塩を入れたお赤飯が、やけに美味しい。 先日お赤飯を作ってくださったおばさまは、お赤飯にあずきなんて使わないわよ~ささげに決まってる!とおっしゃっていた。 お赤飯に限っては、アズキとササゲどちらでも良いという人は今までお会いしたことがない。しかもかなり強いこだわりを持っている方が多い。 お赤飯はアズキじゃなくっちゃ!イヤ、ササゲ以外あり得ないわよ!みたいな。 私は基本的には小豆のお赤飯が好きだけれど、それは子供の頃から母が作ってくれていた食べ慣れた懐かしい味であって、大人になってから知ったささげのお赤飯も、あずきとは別の美味しさがあると思っています。 ささげの場合、お赤飯作りにしか使えないから、赤い色出しの為に豆を多めに煮ることができないことが難点。 お赤飯に入れる分量だけの豆で煮汁を取ると、どうしても薄くなる。 まぁ、色にこだわらなければ良いのですが。 和菓子屋さんや老舗のお弁当屋さんで売られているささげのお赤飯って、結構豆の色がついているものが多いから、何らかの工夫がされているのでしょうね。 私はお赤飯用の小豆を、色出しの為にかなり多めに小豆を使って煮汁を作るので、お赤飯に入れない残った小豆を使って、あんこを作っていますが、お赤飯を作るたびに小豆を煮るので、お汁粉作りの腕がかなり上がったみたい。 昨日は、かぼちゃとお汁粉を合体させてみました。よくある、甘くない小豆とかぼちゃの煮物は苦手ですが、お汁粉のような甘い小豆とかぼちゃの煮物はデザート感覚で美味しい。 和食のおかずの一品としても良いし、冷やしてお茶請けにも合う。こちらは今日つくれぽに写真掲載しました。お赤飯のお焼きと一緒に。 今度弟の家に遊びに行く時に、お赤飯を作って持って行ってあげようかしら。 お嫁さんのFちゃんは関東の人だから、きっとささげのお赤飯で育ったはず。我が家のあずきのお赤飯をどう感じるのかしら、楽しみ。 おいしいもの [[かなえキッチン : ごはん日記 2009年06月]] ----

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