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杉樽仕込・頑固なこだわりしょうゆ・薄口 2009年3月6日 (金) #image(930724AC2D621D45552BC9B379A76AD8.jpg) 60万部の大ベストセラー「食品の裏側」の安部司さんの最新刊「なにを食べたらいいの?」という本を読みました。 安部さんは添加物の神様とまで呼ばれた、添加物メーカーに勤めるトップセールスマンだった方です。 だから今までの添加物本みたいに、一方的に添加物を悪く言ったりはしていません。 添加物は、安くて、簡単で、便利で、見た目が美しい物を好む日本人の消費者のためにここまで発展し、それが現在の添加物パラダイスを作ったのです。 安部さん曰く、 安くて、簡単で、便利で、見た目が美しい物を基準に食品を選ぶ消費者は「添加物の被害者」ではなく「添加物の支持者」になってしまうと。 わかりやすい例として、安部さんは『お醤油』をあげています。 片方は1リットル千円で片方は198円です。 安さで選ぶなら、もちろん198円でしょう。 でも冷静に考えて、同じ醤油なのに、5倍も値段が違う裏には大きな違いがあるわけです。 千円のほうの裏ラベルには「大豆 小麦 食塩」。 198円のほうには「脱脂加工大豆 アミノ酸液 ブドウ糖果糖液糖 調味料(アミノ酸等)カラメル色素 カルボキシルメチルセルロースナトリウム パラオキシ安息香酸イソプロピル 甘草 ステビア」です。 安い方を選んだ方は「添加物のメリットを認める」という選択をしたことになりますが、同時に「添加物を体の中に入れる」というデメリットも選択したことになります。 経済的な問題は確かに大きいですが、今食べたものが血となり肉となり細胞となると考えれば、いつか病気になって、それどころじゃないほどの医療費がかかることも大いにあり得ます。 食事は人生にかかわります。 基本的に一日三度、毎日繰り返すことで、何も食べずに生きていくことはできません。 自分や家族の手料理でも、お店で売っている物でも、レストランの食事でも、作った人の心がこもったものを美味しく食べたいと思っています。 料理をする時間がないと言い訳する人や、お金がないとか お金がもったいないと言って、コンビニエンスストアやファストフード店で済ませる人は、果たして幸せでしょうか。 街中にあらゆる便利な食べ物が溢れていますが、でもそれらはあくまで緊急の場合、やむを得ない時の非常食。 身体に悪いけれど、今は仕方がないという認識をもって 我慢しながら食べるものと思っています。 もしコンビニのサンドウィッチやおにぎりで朝ご飯、お昼ご飯は カップラーメンや菓子パン、晩御飯はコンビニエンスストアのお弁当という食生活が日常になれば、味覚はどんどん鈍くなるでしょう。 添加物の問題もあるけれど、心がこもっていない物を食べても満たされないのでは、と思うのです。 そんな食生活が続けば、身体だけではなく、心の健康も損なわれてしまいます。 毎日三食自炊を、ということは私でも難しい時があるし、外食するなら高級レストランかオーガニックのお店で、ということだって現実的ではありません。 その日の体調や置かれた環境、忙しさやお財布の具合、あらゆる制約がある上で、今の自分が選べる中で最良の食事は何か?を きちんと考えて選択したいと思っていますし、私の近くにいる人たちにはそう提案しています。 今日は一日忙しくてランチにレストランに行く時間もない、と思ったら、お昼用のお弁当を作って出かける。 朝御飯を作れない時、コンビニエンスストアに飛び込むのではなくて、作りたてのサンドウィッチを出すカフェに立ち寄る、など、毎回自分で作らなくても、心のこもった食事をする方法はたくさんあります。 自分の手料理を食べた人に喜びと幸せを感じてほしいなら、まず自分が幸せにならなければ、と思います。 人に作って食べさせるのは頑張るけれど、自分一人ならカップラーメンやハンバーガーで良い、というのはいけません。 自分だけだからいいや、と思うと、美味しさも幸せも逃げていきます。 一人の時の食事も、愛する人へ作る食事も同じように大切にすることを忘れずに。 いつでも、料理した人の顔が見える、心のこもった物を食べたいものです。 根底に愛があるかどうか。料理に対する情熱、美味しい物に対する執着にも近い探究心、食べる人に対しての愛情。物にも人にもそこに愛がなくては、本物にはならないと思うのです。 写真は、ヤマヒサの「杉樽仕込・頑固なこだわりしょうゆ・薄口」 瀬戸内海・小豆島の醤油造り400年の伝統を受け継ぎ、国産の頑固なこだわり栽培大豆、小麦でこうじを作り、原塩(天日製塩)の塩水と共に、杉の大樽へ仕込み、出来上がった最高状態のモロミを使用した天然醸造醤油です。 加熱処理をしていませんので、 酵母・酵素・乳酸菌などが生きており、風味、コク抜群です。 以前は無農薬しょうゆという商品名だったのですが、平成19年より商品名が「無農薬しょうゆ」から「頑固なこだわりしょうゆ」に変更しました。農政局、公正取引委員会の指導により、農薬を使用せずに栽培した原料を使用したしょうゆでも「無農薬」という表示ができなくなったそうです。 薄口醤油は、お吸い物や素材の色合いを大切にしたいお料理の味付けに欠かせませんね。 1瓶720mlで千円くらい。 我が家の薄口醤油はずっとこれ。 おいしいもの [[かなえキッチン : ごはん日記 2009年03月]]

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