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苦手な納豆 2008年10月20日 (月) #image(AEECE6908C8B4F3A8A23C79216442790.jpg) 器は、益子焼で好きな作家さんの納豆鉢。 この手付き片口小鉢は、納豆用の器なのです。 左手で持って、右手でかきまぜられるようになっています。 土のゴツゴツ感により、かき混ぜた時に空気が含まれ、美味しい納豆に生まれ変わるということです。 でも、この器に、納豆を入れたことは一度もありませんでした。 なぜなら私は納豆が苦手だからです。 子供の頃何度か食べた記憶はありますが、20年以上口にしたことがありません。 スーパーの納豆売り場に目を向けたこともありませんでした。 今日「におわなっとう」という面白いネーミングの納豆を見つけて買ってしまいました。 土曜日、四川飯店でランチをご一緒した方に、「一番幸せだと感じる時はどんな時ですか?」と尋ねたら、「毎日食べる納豆をかきまぜる時」とおっしゃったのです。 私はもう、とってもびっくりしてしまいました。 私の苦手な納豆を毎日食べているというだけで驚きなのに、納豆を食べる時ではなくて、かき混ぜる時が幸せと言うのですから。 でも、よく考えると、毎日召し上がるということですから、その方には毎日幸せが訪れるということですよねぇ。 その話し方と笑顔がとても素敵だったので、納豆が何より苦手な、食べ物で唯一食べることができない、避けている物の筆頭である納豆を自分で買ってしまいました。 納豆が健康に良いこと、栄養抜群であることもよくよく存じ上げておりますが、でもでも、あの匂いが苦手なのです。 でも、この「におわなっとう」は確かに、今までの納豆の匂いのイメージとは違って、もしかしたら食べやすいのかもしれないと感じる香りでした。 この納豆有名なのかしら?全く興味がなかったので今まで知りませんでしたが、面白いネーミングですよねぇ。 この小鉢は、いつも麦とろご飯用の、長芋や自然薯(ヤマイモ)をすりおろしてとろろを混ぜる専用の器として使っています。 まさか、納豆を入れる日が来るとは…… 話し方って大切ですよねぇ。私は土曜日にお会いしたこの方の会話がとても好きなのです。 年齢も離れているし、住んでいる場所も遠いし、職業も違うし、価値観も違う。 でも、お話をしていてとても楽しい。 長い時間ご一緒したことはないですが、もっと一緒に過ごしたいと感じる空気感を持っています。 それはやはり会話の魅力のような気がしますね。 歯切れよく、声をしっかり出して、遅すぎもせず、早すぎもせず、小さくも大きくもない声で話すことは、相手に理解してもらうために一番大切なことでしょう。 お笑い芸人のようなギャグやダジャレばかり言う人では、私が対応しきれず話が噛み合わなくて困ってしまいます。 寡黙な人ではつまらない。 自分から積極的に話題提供しない人との会話は、すぐに途切れてしまい、また会いたいと思えません。 かと言って自分の成功談や家族やペットの自慢話、ありきたりな決まり文句など、非個性的な話し方もNGです。 情熱的でありながら穏やかであるということは、案外難しいものですね。 会話の相性ってあるでしょうし、会話のキャッチボールが自然とできて、お互いが楽しいと思える時を過ごせる人は少ないかもしれません。 この納豆の人は、先日長野で美味しいお蕎麦と野沢菜を食べさせてくれた人でして、私の中では悪い印象が何一つないのです。 若い頃の私ならば、納豆が好き、納豆を毎日食べています、と聞いた時点で距離を置いてしまうほどでしたが、相手を尊重することができるほど大人になったことを感じさせてもらえる出来事でした。 納豆一つでちょっと大げさですが、私にとっては大事件だったのです。 納豆を毎日食べている人に好印象を持つなんて、奇跡です。 その人ほど、質素倹約に励んでいる人を見たことがありません。 日々の生活はとても地味でありながら、一緒に過ごす時には美味しいコース料理を楽しむことができるバランス感覚が素敵だなぁと感じます。 節約ばかりにとらわれて、ケチでつまらない人って多いですからね。 でも、外食で5千円以上のものを食べたことがないって話していたので、これからもっと冒険をする楽しみも増えました。 その方はご家族も食にこだわりがないとおっしゃっていたから、やっぱり生まれ育った環境もあるでしょうね。 私は両親がとてもグルメで料理上手でしたから、子供の頃から美味しい物を食べることが当たり前で、外食でお値段気にしたことありませんでした。 家族でファミリーレストランに行ったことは一度もなかったし、ファミリーレストランに女性を誘う男性とは縁がありません。 どんなレストランに招待してくださるかで、その男性が私に対してどのような感情を持っているのかがわかる気がします。 お値段の問題ではありません。どれだけ心のこもったエスコートをしてくださるかでその方の情熱が伝わりますから。 たとえそれが田舎のお蕎麦屋さんであっても、三ツ星レストランでも。 男性は、お金持ちであってもジェントルマンであるとは限りませんから、女性たちは、その男性が本物の紳士であるかを見極める目を持たなくてはいけませんね。 レストランは、男性が女性より先に入る唯一のパブリックスペースです。 私は、男女で行った場合、お勘定は男性の役目と思っています。 ケチで言っているのではなく、それがマナーと思っています。 男性とレストランに行って、半分請求されたり女性が払わなくてはいけないことは、とてもショッキングで悲しい信じられない出来事です。 女性は、ご馳走になった分、別のことでお返しをしたら良いのです。 手料理をご馳走したり、手作りのお菓子をプレゼントしたり。 材料費もかかりますし、何より手間がかかります。心を込めなくては美味しいお料理やお菓子はできませんから、プライスレスです。 納豆一つで、こんなことまで考えてしまう私ってどうなんでしょう。 新しい世界を見せてくれたり、良い刺激を与えてくれる人は、大切にしていきたいです。 おいしいもの [[かなえキッチン : ごはん日記 2008年10月]]
&bold(){苦手な納豆} 2008年10月20日 (月) #image(AEECE6908C8B4F3A8A23C79216442790.jpg) Canon EOS Kiss Digital X 2008/10/20 22:29:55 器は、益子焼で好きな作家さんの納豆鉢。 この手付き片口小鉢は、納豆用の器なのです。 左手で持って、右手でかきまぜられるようになっています。 土のゴツゴツ感により、かき混ぜた時に空気が含まれ、美味しい納豆に生まれ変わるということです。 でも、この器に、納豆を入れたことは一度もありませんでした。 なぜなら私は納豆が苦手だからです。 子供の頃何度か食べた記憶はありますが、20年以上口にしたことがありません。 スーパーの納豆売り場に目を向けたこともありませんでした。 今日「におわなっとう」という面白いネーミングの納豆を見つけて買ってしまいました。 土曜日、四川飯店でランチをご一緒した方に、「一番幸せだと感じる時はどんな時ですか?」と尋ねたら、「毎日食べる納豆をかきまぜる時」とおっしゃったのです。 私はもう、とってもびっくりしてしまいました。 私の苦手な納豆を毎日食べているというだけで驚きなのに、納豆を食べる時ではなくて、かき混ぜる時が幸せと言うのですから。 でも、よく考えると、毎日召し上がるということですから、その方には毎日幸せが訪れるということですよねぇ。 その話し方と笑顔がとても素敵だったので、納豆が何より苦手な、食べ物で唯一食べることができない、避けている物の筆頭である納豆を自分で買ってしまいました。 納豆が健康に良いこと、栄養抜群であることもよくよく存じ上げておりますが、でもでも、あの匂いが苦手なのです。 でも、この「におわなっとう」は確かに、今までの納豆の匂いのイメージとは違って、もしかしたら食べやすいのかもしれないと感じる香りでした。 この納豆有名なのかしら?全く興味がなかったので今まで知りませんでしたが、面白いネーミングですよねぇ。 この小鉢は、いつも麦とろご飯用の、長芋や自然薯(ヤマイモ)をすりおろしてとろろを混ぜる専用の器として使っています。 まさか、納豆を入れる日が来るとは…… 話し方って大切ですよねぇ。私は土曜日にお会いしたこの方の会話がとても好きなのです。 年齢も離れているし、住んでいる場所も遠いし、職業も違うし、価値観も違う。 でも、お話をしていてとても楽しい。 長い時間ご一緒したことはないですが、もっと一緒に過ごしたいと感じる空気感を持っています。 それはやはり会話の魅力のような気がしますね。 歯切れよく、声をしっかり出して、遅すぎもせず、早すぎもせず、小さくも大きくもない声で話すことは、相手に理解してもらうために一番大切なことでしょう。 お笑い芸人のようなギャグやダジャレばかり言う人では、私が対応しきれず話が噛み合わなくて困ってしまいます。 寡黙な人ではつまらない。 自分から積極的に話題提供しない人との会話は、すぐに途切れてしまい、また会いたいと思えません。 かと言って自分の成功談や家族やペットの自慢話、ありきたりな決まり文句など、非個性的な話し方もNGです。 情熱的でありながら穏やかであるということは、案外難しいものですね。 会話の相性ってあるでしょうし、会話のキャッチボールが自然とできて、お互いが楽しいと思える時を過ごせる人は少ないかもしれません。 この納豆の人は、先日長野で美味しいお蕎麦と野沢菜を食べさせてくれた人でして、私の中では悪い印象が何一つないのです。 若い頃の私ならば、納豆が好き、納豆を毎日食べています、と聞いた時点で距離を置いてしまうほどでしたが、相手を尊重することができるほど大人になったことを感じさせてもらえる出来事でした。 納豆一つでちょっと大げさですが、私にとっては大事件だったのです。 納豆を毎日食べている人に好印象を持つなんて、奇跡です。 その人ほど、質素倹約に励んでいる人を見たことがありません。 日々の生活はとても地味でありながら、一緒に過ごす時には美味しいコース料理を楽しむことができるバランス感覚が素敵だなぁと感じます。 節約ばかりにとらわれて、ケチでつまらない人って多いですからね。 でも、外食で5千円以上のものを食べたことがないって話していたので、これからもっと冒険をする楽しみも増えました。 その方はご家族も食にこだわりがないとおっしゃっていたから、やっぱり生まれ育った環境もあるでしょうね。 私は両親がとてもグルメで料理上手でしたから、子供の頃から美味しい物を食べることが当たり前で、外食でお値段気にしたことありませんでした。 家族でファミリーレストランに行ったことは一度もなかったし、ファミリーレストランに女性を誘う男性とは縁がありません。 どんなレストランに招待してくださるかで、その男性が私に対してどのような感情を持っているのかがわかる気がします。 お値段の問題ではありません。どれだけ心のこもったエスコートをしてくださるかでその方の情熱が伝わりますから。 たとえそれが田舎のお蕎麦屋さんであっても、三ツ星レストランでも。 男性は、お金持ちであってもジェントルマンであるとは限りませんから、女性たちは、その男性が本物の紳士であるかを見極める目を持たなくてはいけませんね。 レストランは、男性が女性より先に入る唯一のパブリックスペースです。 私は、男女で行った場合、お勘定は男性の役目と思っています。 ケチで言っているのではなく、それがマナーと思っています。 男性とレストランに行って、半分請求されたり女性が払わなくてはいけないことは、とてもショッキングで悲しい信じられない出来事です。 女性は、ご馳走になった分、別のことでお返しをしたら良いのです。 手料理をご馳走したり、手作りのお菓子をプレゼントしたり。 材料費もかかりますし、何より手間がかかります。心を込めなくては美味しいお料理やお菓子はできませんから、プライスレスです。 納豆一つで、こんなことまで考えてしまう私ってどうなんでしょう。 新しい世界を見せてくれたり、良い刺激を与えてくれる人は、大切にしていきたいです。 おいしいもの [[かなえキッチン : ごはん日記 2008年10月]] ----

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