THE GREAT ARTISTS

2008年7月11日 (金)


週刊グレート・アーティスト
「分冊百科・西洋絵画の巨匠たち 
その生涯と作品と創造の源」と題され、
毎週ひとりの画家を取り上げ分冊で全100冊出版された
シリーズです。
第1号は『ゴッホ』です。写真はゴッホのひまわり。

1990年2月6日、同朋舎出版発行です。
全100冊を専用バインダーに10冊ずつ収めると、
10巻の西洋美術全集のようになります。

当時から絵画に興味があった私に、父が毎週買ってきてくれました。
私は中学生の終わりだったでしょうか。
100冊全部が揃った時には高校生になっていました。
思い入れの強い画集となり、何度引っ越しを重ねても、
30歳過ぎても、私の中で一番大切な画集です。
時折開いて懐かしく見ています。

今日はお習字の先生と、
六本木の国立新美術館で開催されている「毎日書道展」を見に行きました。

同時開催されている「エミリー・ウングワレー展」と
「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密」も良かったです。

私が深く絵画に興味を持ったのは、高校生の頃でした。
その時ピアノを習っていた先生が、
毎週レッスンに行くたびに、一冊の画集を手渡し、
その中から一番気に入った絵を選ぶことを宿題にされました。

綺麗な、線の細いお洒落な先生でした。その先生は、子供の頃、私の母にピアノを教わっていた人で、長く海外で音楽の勉強をして、一時帰国していた少しの期間だけピアノを習っていました。

東京で生活をするようになり、学生時代に画集で見ていた絵画を、実際に美術館で見た時の感動は忘れられません。
毎月の美術館巡りはそれは楽しく贅沢なひと時です。
涼しくなったら美術館デートなど楽しそうですね。

芸術品からは、さまざまな愛の形を学び、感度を鍛えられます。

何より、良いものは、愛情で創られているから。
教養や芸術に触れることが大事なのは、それが、
色々な愛の種類を知る方法だからではないでしょうか。

私の好きな山咲千里さんが、
愛が足りないときは、
画家が、愛情を込めて見つめた絵を見よう、
と言っていた。

絵を描くこともまた、描く対象に愛がなければ完成しない
行為であるはずだから、
絵を見よう。愛、の出来事がそこにある、と。


普通の日記


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最終更新:2009年12月05日 00:51