芋まつば 2008年11月24日 (月)


昨日はままつラスクと一緒に頂いた静岡・松浦食品の「芋まつば」とかりんとう。

シンプルだけれど、一度食べたらやめられない美味しさ。

材料の吟味から、油の温度や揚げ時間、きちんと管理された糖度など、職人さんのこだわりの静岡遠州の銘菓。

かりんとうは父の好物でしたので、懐かしく頂きました。

ニュースを見ていると、悲惨な事件が多いですが、そんなニュースを見るたび、この人は美味しいご飯を作ってくれる人がいなかったのだなぁと可哀想に感じることがあります。

その人のために、愛情を込めてご飯やおやつを作ってくれる人がいるということは、無形だけれど何より大きな愛や励ましを受け続けるということだと思います。

愛情込めて作った美味しい物を食べてほしい、という思いを持った人が傍にいて、愛情や励ましを注いでくれたら、目や耳を覆いたくなるような悲惨な事件を起こせるわけがないと思うのです。

手料理じゃなくても、美味しい物を一緒に食べる時間を共有できる人がいたら、そこまで心がささくれることはないと思うのです。

かりんとうを見ると、子供の頃家族全員でおやつに食べたことを思い出します。

今まで食べた物を思い返して、本当に美味しかったと思い浮かぶものって、思い出と共にある、家族や愛する人と一緒に食べた物にたどりつく気がします。

両親が、私たち子供に、美味しい物をちゃんと食べさせたいという親心は、今、大人になった私たちにちゃんと繋がっています。

結婚した次女は、独身時代は家事が苦手で何もできなかったのに、今は旦那様と二人の子供のために、若い夫婦の少ない家計の中から、栄養バランスや見た目、美味しさを考えたお料理やおやつを作ってあげています。

愛する家族に向けて作る料理は、豪勢なものでなくても良いのです。大事なのは向ける気持ち。

私が作るお料理やお菓子も、食べてくれる人に対しての愛情の表れ。

美味しい贈り物を受け取ると、きっとその人は、親やまわりの人から、愛情をたくさん受けて生きてきた人で、まわりの人にも美味しい物を通じて、愛や励ましを伝えようと思っている人なのだなぁと勝手に考えてしまいます。

おいしいもの

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最終更新:2009年12月05日 03:44