東京・村上開新堂のクッキー
2009年2月25日 (水)
父の月命日が30日なのですが、今月は28日で終わりで3月3日は両親の結婚記念日なので、早めにお墓参りに行こうと思い、村上開新堂さんのクッキーを注文していました。去年のうちに。
このクッキーは父の大好物でした。
が、このクッキーほど入手困難なお菓子はなくて、大変に貴重な物です。
昔からすべて手作りをしているため、できる数に限りがあり、そのため村上開新堂さんのお菓子は紹介制。お店に登録のある方から紹介をして頂いてからの予約しか受け付けないのです。しかもいつも数ヶ月待ちなのです。
村上開新堂さんのクッキーはお誕生日とか結婚記念日とかクリスマスとか特別な日だけの父への贈り物でした。
普段は、少し似ている泉屋さんのクッキーを好んで食べていました。
クッキー生地の状態を確認しながら、型で一つ一つ抜き、焼き上げます。
それを隙間なく缶に詰めて包装し、初めて出来上がります。
それは缶を開封するとわかります。
明治生まれの人が生み出したとは思えないほど、様々なスパイスが程良く使われており、手でこね合わせた、生地の持つ歯応えを大切にしていることがよくわかります。
村上開新堂のクッキーは、噛むほどに味が出てくる、滋味深いお味です。
おいしいもの
最終更新:2009年12月06日 19:25