子育ての責任 Sun,18Jun200609:40:22GMT

昨日から、1歳半になる姪を預かっている。まだ自身ではあまり話せないが、
こちらの言うことはほとんど理解している。
嘘泣きもするし、鏡を見て自分で髪をとかしたり、ベビーローションやベビークリームを
塗ったり、作り笑いをしたり、1歳なのにすでに女の子なのだ。
まだ歩けない赤ちゃんの頃から、彼とは何度も一緒に遊んでいたけれど、
彼は本当に子供の扱いが上手なの。
私は仕事柄、子供について勉強や研究をしているし、実際子供と接する機会もあるけれど、
3歳以上が対象なので、はっきり言って赤ちゃんは苦手だった。
姪ができて初めて赤ちゃんも可愛いかも、と思えたほど。
幼児以上は得意でも、乳児はちょっと・・・と以前から苦手だった。
今は仕事でも、直接生徒と接する機会は少ないのだけれど、どちらかというと年齢が
大きいほど得意だった。
姪は決して美人ではないのだけれど、愛嬌のあるお顔で可愛い。妹(姪の母親)の育て方が
良いのだろう、本当にまっすぐに育っている。
妹は独身時代幼稚園教諭だったので、子供の扱いも上手だし、私と違って、
どんな年齢の子供も大好きなのだ。
宝塚を目指していた時もあって、歌やダンスを学ぶために関西で寮生活をしていた時も
あったくらい、幼い頃から英才教育を受けて、音感やリズム感が良かったので、姪もそれを
受け継いで多少普通の子よりも、ノリが良いみたい。
彼は短気で投げやりになりやすい性格なのに、子供に対しては気長で、子供にも好かれているのだ。姪は男性が苦手なのに、彼にだけはとても愛想が良い。
たまにしか会えないので、会っったばかりの時間は戸惑って泣いたりするけれど、
すぐに慣れて抱っこされたりする。
私の姪をあんなに可愛がってくれるのだから、自分の子供だったら、もっともっと可愛がって
大切にしてくれるのだろうなぁと、微笑ましく感じる。
そういう点、彼はとても優しくて性格が良いのだ。
私のほうが、ピーピーギャーギャー嘘泣きされたり、ぐずったりされると、ちょっとイラっと
したりするほどなのに、彼は絶対子供に対して怒ったりしない。
そういう点、彼は大人だね。
最近、信じられないほど、毎日のように自分の子供を虐待したり、育児放棄したり、
悲しい事件が多いけれど、それは結局、今親になった人達に堪え性がないからだと思う。
自分自身が大人になりきっていないのだ。
昔の女性たちは、今ほど簡単に離婚はしなかったし、どんなことにも耐えて、家事育児を頑張った。
今は、旦那様が家事や育児を手伝ってくださることが当たり前のような風潮なのに、
それでも育児放棄や虐待が多くなるなんて、甘えているように思う。
家庭内でも人間関係が淡白になって、プライバシーや個人情報の保護ばかりが先立って、
殺伐とした社会になってしまっているのが、とても寂しい。
もっと穏やかで温かみのある社会になれば、今世間を騒がせているような親子の事件は
少なくなると思う。
ファーストフードとゲームがなくなれば、子供達はもっと賢く優しくなる。
早寝早起き朝ご飯。
母親の愛情のこもった家庭料理が家族の食事の基本なのに、そんな当たり前のことさえ
できない母親が多いことは、子供にとって悲劇だ。
子供を作るからには、責任を持つべきである。
本来、できちゃった結婚なんていけないのだ。
きちんと計画的に生きなくては。
特に、一つの命をこの世に誕生させるからには、大きな責任が伴うことをきちんと
考えなくてはいけない。
私は、セックスが好きで、セックスを真剣に考えるからこそ、子供のことにも責任を
持たなくてはいけない、と常々思っている。

(終わり)


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最終更新:2009年12月20日 20:25