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ヴァニラパウンドケーキとフルーツケーキ 2008年8月29日 (金)


2008/08/29 19:50
Canon EOS Kiss Digital

夏の終わりから秋にかけて、パウンドケーキをよく作ります。

シンプルで素朴な焼き菓子が一番好きなのです。温かい紅茶にぴったりです。

要するにバターケーキと言われる生地ですが、このシンプルなパウンドケーキを上手に作れるようになるまでには、何十本と練習を重ねました。

バターや卵の泡立て方と粉の混ぜ方がポイントですが、きめ細かい軽やかな口当たりに仕上げるためには、少し技術が必要です。
特にバターの扱いについては慎重に、何度も専用の温度計を使ってチェックしながら作業を進めます。

ふんわり、しっとり優しいのどごし、家庭的な温かみのある口当たりをお届けしたいと思い作っています。

ヴァニラパウンドケーキは誰にでも美味しいと思っていただけるのでは、と思います。
きめ細やかでしっとりしていながら軽やかな生地は、単純な焼き菓子だからこそ、腕の差が出るのです。

ヴァニラパウンドとは対照的などっしりとした生地のフルーツケーキはドライフルーツの好き嫌いがあるでしょうね。

ラム酒漬けにするのが一般的ですが、暑さが残るこの季節はさっぱりした仕上がりにしたいと思い、ドライフルーツを白ワインに漬け込んだものをバターケーキに混ぜ込んで焼いています。

確かHさんの旦那様はドライフルーツが苦手だったなぁと思いだし、丸ごと一本贈っては、小さなお口のHさん一人では食べ切れないかもしれないと、カットして数切れだけおまけのように入れました。

贈り物は、思いやりの勉強になるような気がしています。
決して重荷にならないように、相手が本心から喜んで頂けるように気配りをしなくてはいけません。

お料理もお菓子作りも、最高級の素材を使えば、当然美味しい物ができるでしょう。
卵は烏骨鶏、お砂糖は和三盆と贅を尽くせば超高級ケーキが作れるでしょうが、それでは自分にも相手にも負担になってしまうと思うのです。

自分が容易に手に入る範囲の厳選した材料で、丁寧に心を込めて作ることが大切だと思っています。

私の母は、クリスマス近くになると何十本もフルーツケーキを焼いてお歳暮と一緒に配っていました。
秋になると、大きなガラスの保存瓶に何種類ものドライフルーツとラム酒を入れて漬け込んでいる様子を見ていましたから、美味しいお菓子を作るには手間がかかるものなのだと幼い頃から感じていました。

ですから、細かな作業もお菓子作りでしたら苦労とは思いませんし、完成したお菓子が満足いく出来で、そのお菓子を食べた人が美味しいと感じてくだされば、それが喜びです。

きっとこれからも、美味しいお菓子を作るために努力をするでしょうし、まわりの人たちに手作りのお菓子で幸せを届けたいと思っています。

写真のお皿は、リチャードジノリ・ベッキオホワイトのプレートスクエア。

おいしいもの