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埼玉不審死 当初から「他殺」見立て
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100207-00000024-san-soci魚拓
2月7日7時56分配信 産経新聞
東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん=当時(41)=が埼玉県富士見市で殺害された事件で、大出さんが遺体で発見されたレンタカー内の詳細な状況が、捜査関係者への取材で明らかになった。助手席の足元には複数の練炭が置かれ、大出さんは後部座席で助手席側に頭を向けて倒れるように座っていた。練炭自殺を装っていたが、施錠された車内にカギはなく、大出さんの手に練炭を触った痕跡もなかった。県警の見立ては当初から「他殺」だった。

捜査関係者によると、昨年8月6日朝、「不審車がある」との通報で駆けつけた東入間署員らがレンタカー内の大出さんを発見。助手席の足元には七輪1個と、練炭が5、6個置かれていた。練炭は不完全燃焼の状態だった。目立った外傷はなく、「初めは練炭自殺ではないかという話だった」(捜査関係者)という。

しかし、県警捜査1課の「検視調査官」が現場検証を進めると、不審点がいくつも浮かび上がる。まず、レンタカー内のどこにも車のカギが見当たらなかった。また、仮に自殺なら大出さんの手に練炭を触った痕跡があるはずだが、手は汚れていなかった。

県警はこうした不審点を根拠に大出さんの遺体を司法解剖した結果、睡眠導入剤を検出。その後の捜査で、大出さんが遺体で発見される前日、ブログに「今夜から2泊3日で婚前旅行に行きます」と書き込んでいることも判明。自殺する動機は見当たらなかった。

県警は1日、殺人容疑で木嶋佳苗容疑者(35)を逮捕。木嶋容疑者が、大出さんの遺体から検出された睡眠導入剤と同じ成分の睡眠導入剤を処方されていたことも判明。ただ、木嶋容疑者はほぼ黙秘しており、木嶋容疑者と犯行を結びつける直接的な証拠が乏しい状況に変わりはない。



「自分で運転」と木嶋容疑者=現場までのレンタカー-埼玉不審死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100205-00000295-jij-soci魚拓
2月5日23時21分配信 時事通信
埼玉県や千葉県の男性が不審死した事件で、会社員大出嘉之さん=当時(41)=に対する殺人容疑で再逮捕された無職木嶋佳苗容疑者(35)が、大出さんが遺体で発見された埼玉県富士見市の駐車場まで「自分でレンタカーを運転した」と供述していたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、大出さんの遺体からは木嶋容疑者が医療機関から処方されたのと同じ3種類の睡眠導入剤のほか、アルコールが検出されている。埼玉県警東入間署捜査本部は、木嶋容疑者が大出さんに睡眠導入剤と酒を飲ませて昏睡(こんすい)状態にさせた後、自ら運転する車で駐車場に向かい殺害したとみて調べている。  



婚活詐欺女、財布の金も奪う!?大出さん死亡時所持金わずか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000027-sph-soci魚拓
2月4日8時1分配信 スポーツ報知
東京都の無職・木嶋佳苗容疑者(35)が殺人容疑で再逮捕された連続不審死事件で、昨年8月に埼玉・富士見市で練炭自殺を装い殺害されたとされる会社員・大出嘉之さん(当時41歳)の財布に、現金がわずかしか残っていなかったことが3日、埼玉県警への取材で分かった。県警は木嶋容疑者が、財布から紙幣を抜き取った可能性もあるとみて調べている。

金に執着する“婚活詐欺女”の木嶋容疑者は、だまし取るだけでは飽き足らず、被害者の財布からも、情け容赦なくきっちり奪っていた。

県警によると、大出さんは、殺害されたとみられる昨年8月5日の自身のブログに、交際していた同容疑者と「今夜から2泊3日の予定で婚前旅行に行く」と書き込んでいた。このため、旅行資金として、数万円以上の現金を用意していたとみられる。

書き込みの翌6日朝、レンタカーの後部座席で練炭による一酸化炭素中毒で死亡しているのを発見された。身の回りにあった財布に現金はわずかしか残っておらず、同容疑者が抜き取った可能性が高い。自宅から当日、持って出たとみられる旅行かばんなどは、今も見つかっていない。

また、事件現場までのレンタカーの走行経路も、道路に設置された複数の監視カメラの映像などで確認された。捜査関係者によると、大出さんは、8月5日午後7時ごろ、板橋区で車を借り、木嶋容疑者が当時、住んでいた同区内のマンションに行き、一緒に食事した。その後、車は国道254号を埼玉県方面に走り、新座市内で左折し、国道463号に入ったが、所沢市付近でUターンし、午後9時以降、現場の駐車場に到着した。

大出さんの遺体からは食事の際に、料理に混入され摂取させられたとみられる睡眠導入剤の成分のほか、アルコールが検出されており、運転できる状態ではなかった。このため、県警では木嶋容疑者が車を運転し、殺害場所を物色した可能性が高いとみている。同容疑者は午後10時20分ごろ、現場近くから1人でタクシーに乗り帰宅したことも確認されており、現場到着からわずか約1時間の間に、助手席付近に練炭を置くなど、大出さんを殺害する準備をしたとみられる。



知り合って1カ月で消費=男性から詐取の470万円-木嶋容疑者・埼玉県警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000021-jij-soci魚拓
2月4日5時8分配信 時事通信
埼玉県や千葉県の男性が不審死した事件で、会社員大出嘉之さん=当時(41)=を殺害したとして再逮捕された無職木嶋佳苗容疑者(35)が、知り合って間もない大出さんから詐取した約470万円を1カ月ほどの短期間で使い切っていたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。
大出さんが死亡した昨年8月、木嶋容疑者は高層マンションに引っ越し、家財道具を買いそろえていた。埼玉県警東入間署捜査本部は、同容疑者が引っ越し費用をだまし取る目的を果たし、大出さんを殺害した疑いがあるとみて調べている。  



<首都圏連続不審死>木嶋容疑者、50人以上にメール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000010-mai-soci魚拓
2月4日2時31分配信 毎日新聞
交際中だった大出嘉之さん(当時41歳)をレンタカー内で練炭自殺に見せかけて殺害したとして逮捕された木嶋佳苗容疑者(35)が、結婚詐欺容疑で逮捕される09年9月までの約1年間、インターネットの結婚紹介サイトを通じ少なくとも50人以上の男性にメールを送っていたことが捜査関係者への取材で分かった。このころ木嶋容疑者はぜいたくな生活ぶりをエスカレートさせており、埼玉県警は「資金源」として利用できそうな男性を探していたとみている。【浅野翔太郎、町田結子、飼手勇介、西浦久雄】

千葉県内の男性(46)は木嶋容疑者が逮捕される直前の昨年9月、結婚紹介サイトを通じて木嶋容疑者と知り合い、メール交換を始めた。木嶋容疑者は周囲に「吉川桜」という偽名を名乗り、菓子作りを趣味としていたが、男性によると、サイトでも「sakura sweets」というハンドルネームを使用していた。プロフィルには「気が合えば会いましょう」「電撃結婚もあるかも」などと記していた。

捜査関係者によると、県警が押収した木嶋容疑者のパソコンの使用履歴などを調べたところ、ある結婚紹介サイトの男性会員にメールを頻繁に送っていた。多くのメールの文面には木嶋容疑者がほぼ毎日のように更新していたブログ「かなえキッチン」のアドレスが添付され、男性たちに料理が得意であることや「セレブぶり」をアピールしていたという。

メールを送られた男性のうち、死亡した大出さんら約20人が木嶋容疑者に返信していた。県警が事情を聴いたところ「料理学校の学費を出してくれたら結婚できるなどと言われ、金をだまし取られた」「だまされそうになった」などの証言が集まった。5人が被害届を出したが「かかわり合いになりたくない」と届け出なかった人もいたという。

このころ、木嶋容疑者は授業料月70万円の高級料理教室に通ったり、東京都豊島区にある家賃月22万円の高級マンションに転居するなどの生活をしていた。

また県警がパソコンを押収した時点では、大出さんと交換したメールは削除されていたという。県警は木嶋容疑者が証拠隠滅を図った可能性があるとみている。 



<首都圏連続不審死>「背もたれ傾き」端緒 自殺から事件に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100203-00000046-mai-soci魚拓
2月3日15時1分配信 毎日新聞
埼玉県富士見市の駐車場に止められていたレンタカー内で昨年8月5日、大出嘉之さん(当時41歳)を練炭自殺に見せかけ殺害したとして木嶋佳苗容疑者(35)が逮捕された事件で、県警が捜査を本格化させた端緒は、少しだけ前へ倒れていたレンタカーの運転席の背もたれだった。捜査幹部によると、亡くなった大出さんが動かしたとは考えにくく、別の人物が関与したとの疑念を強めたという。「あれで『おかしい』って話にならなければ、99.9%自殺で終わっていたんだよ」【小泉大士、長野宏美】

捜査関係者らによると、レンタカー内は助手席に練炭が燃やされた跡があり、後部席の大出さんは頭を助手席側に傾けるように死亡していた。現場の捜査員から「練炭自殺でいいと思う」との意見が出た。カードキーが見つからなかったが、大出さんが捨てたのかもしれなかった。

しかし運転席をよく見ると、背もたれが少しだけ前方に傾いていた。このまま運転するのは窮屈。車が止まってからだれかが背もたれを動かしたのだ。大出さんが自殺する時に背もたれが邪魔と考えたなら、全部倒してスペースを作るだろう。なぜ少しだけなのか。

おかしい。

大出さんの周辺を捜査すると、彼はこの日から木嶋容疑者と旅行に行く計画だったことが判明。司法解剖された遺体からは睡眠薬の成分が検出され、疑惑が一気に強まった。捜査幹部は言う。「経験でピンと来たと言えば、そうなのかな。ただ背もたれがきちんと戻されていたら、どうなっていたか」

県警はレンタカーを運転していた木嶋容疑者が(1)駐車場到着後、運転席から後部席に移り、運転席の背もたれを大きく前へ倒して動けるスペースを作った(2)助手席で眠り込んでいた大出さんを後ろから引きずって後部席に移動させた(3)背もたれを元に戻したが、戻りきっていない状態のまま車から離れた--との見方を強めている。

木嶋容疑者の周辺では、大出さんら計4人の男性が不審死している。このうち07年8月に急死した千葉県松戸市のFさん(当時70歳)と、09年2月に自宅マンションで死亡しているのが見つかった東京都青梅市のTさん(当時53歳)の2人は当時の検視でそれぞれ病死、練炭自殺と判断され、遺体は解剖されなかった。

その後、Fさんは約7400万円を木嶋容疑者に渡していたことが判明。Tさんも約1700万円を渡し、死亡していた部屋に練炭を燃やした七輪が6個あったなどの不審点が明らかになった。

「もう少し周辺捜査を尽くすべきだった」。ある捜査幹部は反省の弁を述べるが、法医学者の間からは「またか」と冷めた声も聞かれる。現在の検視制度が犯罪見逃しの要因となっているとの認識は、法医学界では常識化しているからだ。

変死体発見時に行われる日本の検視は、法医学の知識に乏しい警察官が遺体の表面を見ただけで事件性の有無を判断するケースが多い。「事件性なし」とされた遺体は解剖されず葬られる。警察が扱う遺体の解剖率は10%前後で、米国や英国の5~6分の1程度。背景には法医学の専門教育を受けた警察官(検視官)や解剖医の不足がある。一方で全国の警察が扱う遺体は増加傾向にあり、09年は16万858体に上った。

警察庁は1月29日、解剖や検視体制の強化を検討する研究会を設置した。4月の予定を前倒しで発足させ、首都圏と鳥取で相次いだ連続不審死事件の影響がうかがえる。中井洽・国家公安委員長は「凶悪な犯罪を見逃さないシステムを構築する」と意欲を見せる。



すり鉢に睡眠剤、2遺体と一致=実家に送付、押収-木嶋容疑者・埼玉不審死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100203-00000013-jij-soci魚拓
2月3日5時24分配信 時事通信
埼玉県や千葉県の男性が不審死した事件で、昨年8月の大出嘉之さん=当時(41)=への殺人容疑で再逮捕された無職木嶋佳苗容疑者(35)が実家に送ったすり鉢から睡眠導入剤が検出され、成分が大出さんと昨年5月に千葉県野田市で焼死した安藤建三さん=同(80)=の遺体から検出されたものと一致したことが3日、捜査関係者への取材で分かった。
埼玉県警東入間署捜査本部などは、木嶋容疑者が睡眠導入剤をすりつぶして飲食物に混ぜ、大出さんらに飲ませた疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、木嶋容疑者は大出さんの事件後、すり鉢などを北海道別海町の実家に送った。近接した時期に東京都板橋区のマンションから豊島区の高層マンション最上階に転居していた。 



<首都圏連続不審死>すりこぎから睡眠薬 つぶして混ぜる?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100203-00000004-mai-soci魚拓
2月3日2時32分配信 毎日新聞
首都圏の連続不審死事件で、大出嘉之さん(当時41歳)を殺害した容疑で埼玉県警に逮捕された木嶋佳苗容疑者(35)が所有していたすりこぎに、睡眠薬の成分が付着していたことが捜査関係者への取材で分かった。大出さんの遺体からは木嶋容疑者が処方されていたのと同種類の睡眠薬の成分が検出されたといい、県警は木嶋容疑者が大出さんに気付かれずに睡眠薬を飲ませるため、薬をすりつぶし、大出さんが死亡する前に食べたビーフシチューなどに混ぜた疑いもあるとみている。【浅野翔太郎、町田結子、飼手勇介】

捜査関係者によると、すりこぎは木嶋容疑者の荷物から見つかり、県警が付着物を詳しく鑑定していた。

亡くなった大出さんは昨年8月6日早朝、埼玉県富士見市の駐車場に止められたレンタカー内で死亡しているのが見つかった。当時、県警から事情を聴かれた木嶋容疑者は、5日夜に自分のマンションで大出さんとビーフシチューなどを食べたと説明。「駐車場までは一緒に行った。そこでけんかになり別れた」と話したという。司法解剖の結果、大出さんの胃にシチューと見られる具材が残っており、アルコールも検出された。

木嶋容疑者の周辺では大出さんのほか、彼女がヘルパーとして出入りし、09年5月に自宅火災で焼死した千葉県野田市の安藤建三さん(当時80歳)の遺体からも睡眠薬の成分が検出されており、埼玉、千葉両県警は関連を捜査する。また、木嶋容疑者は09年1月、都内で眠り込んだ40代男性の財布から、現金5万円を盗んだとする窃盗罪で起訴されている。

捜査関係者によると、男性は木嶋容疑者と一緒にいた時に眠くなったといい「通常より眠りが早く、深かった」と話していたという。埼玉県警はこの事件についても、男性が睡眠薬の成分を含んだ薬物を飲まされた可能性があるとみている。



<首都圏連続不審死>木嶋容疑者を送検
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000037-mai-soci魚拓
2月2日12時38分配信 毎日新聞
埼玉県警は2日、交際していた大出嘉之さんを練炭自殺にみせかけて一酸化炭素中毒死させたとして殺人容疑で逮捕した木嶋容疑者をさいたま地検に送検した。拘置先の川越署には早朝から多くの報道陣が詰めかけた。

地検は裁判所に木嶋容疑者の拘置を求め、裁判所が木嶋容疑者の弁解を聞いて拘置するか決める。裁判所の決定は3日になる見通し。県警によると、木嶋容疑者は殺人容疑を否認しているという。



<首都圏連続不審死>大出さん殺害現場物色か 車Uターンも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000006-mai-soci魚拓
2月2日2時31分配信 毎日新聞
首都圏の連続不審死事件で、09年8月5日夜に大出嘉之さん(当時41歳)を殺害した容疑で逮捕された木嶋佳苗容疑者(35)が同夜、東京都板橋区の自宅マンションから大出さんを乗せたレンタカーを運転し、途中でUターンなどをしつつ殺害現場に向かったとみられることが捜査関係者への取材で分かった。大出さんの遺体から睡眠薬の成分が検出されており、埼玉県警は木嶋容疑者が大出さんに薬を飲ませた後に車に乗せ、殺害場所を物色していた疑いがあるとみている。【浅野翔太郎、町田結子】

捜査関係者によると5日夜、木嶋容疑者のマンションから殺害現場である埼玉県富士見市の駐車場に向かうルート近くにある複数のカメラに、大出さんが当日借りたレンタカーが写っていた。木嶋容疑者とみられる人物が運転し、助手席に大出さんらしき姿があったという。

また走行記録などから、レンタカーはマンションを出発後、国道254号を埼玉方面に向かい、埼玉県新座市付近で左折。いったん国道463号を所沢市方向に向かった後、再び新座市方向に戻っていた。レンタカーは翌6日朝、富士見市の国道463号近くの駐車場で、大出さんの遺体とともに発見された。ある捜査幹部は「実行しやすい場所を探していたのではないか」とみている。

一方、さいたま地検は1日、大出さんから約470万円をだまし取ったとする詐欺罪で木嶋容疑者を追起訴した。起訴状は09年7月24日、結婚する意思があるように装い、マンションの転居費用などに充てるため、大出さんから現金を詐取したとしている。

◇「友人宅からの帰り」 タクシーで現場離れ
大出さんが殺害されたとみられる09年8月5日夜、木嶋容疑者は現場からタクシーで自宅へ戻っていたことが関係者の証言で分かった。

関係者によると、木嶋容疑者は午後10時ごろ、事件現場から数百メートル離れた温泉施設の駐輪場でタクシーに乗車。肩からひざまであるゆったりした服を身につけ、小さなバッグのようなものを持っていた。「友だちの家に遊びに来た帰り」と話し、当時住んでいた東京都板橋区のマンションに到着するまでの30~40分間、運転手と「冷夏で野菜が高くなりそうですね」などと世間話をしていた。変わった様子はなかったという。到着すると6000円余りの運賃を現金で支払ってタクシーを降り、マンションの駐車場に止められていた赤いベンツに近寄り、キーでドアロックを解除していた。「車の中に忘れ物がある」と話していたという。

同9~10日には、知人の男性と福島・裏磐梯へ旅行に出かけていた。この時に木嶋容疑者と会ったという別の知人男性は「『久しぶりですね』と5分程度話したが、温和な印象で、こんな事件になって信じられない」と振り返る。【吉住遊、平林由梨】



<首都圏連続不審死>静かな人、ネットで能弁…木嶋容疑者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000046-mai-soci魚拓
2月2日15時0分配信 毎日新聞
首都圏の連続不審死事件で、交際中の男性会社員を殺害したとして1日逮捕された木嶋佳苗容疑者(35)は周囲から「もの静かな人」とみられていたが、インターネットの世界では能弁だった。捜査関係者によると、結婚紹介サイトなどで知り合った男性数十人とメールを交換、うそのプロフィルや約束を信じた男性たちから計1億円近くが渡っていた。<素敵(すてき)な王子様に出会えることを信じ待ち続けていた>。ブログにそうつづっていた木嶋容疑者。純粋に見える結婚願望すら、虚言だったのだろうか。

07年8月、千葉県松戸市でリサイクルショップを営んでいたFさん(当時70歳)が、ショップ内で死亡しているのが見つかった。まじめで倹約家だった彼に“異変”が起きたのは亡くなる2~3年前だった。仕事仲間の男性が証言する。

「それまでは電話で年1~2回話をする程度だったのに、多い時は週2~3回は電話をしてきて、女の話をするようになった。すごくうれしそうだった」

男性によると、Fさんは女がインターネット上に<国立音大を首席で卒業し、音楽留学の援助をしてくれる人を探しています>などと書き込んでいたのを見つけ、メールを交換するようになった。女の名は「吉川桜」。Fさんは「桜ちゃんはすごい」「皇族関係だからあまりお話できないんです」と話し、彼女の母親が病気になった時は皇太子妃雅子さまがお見舞いに来たなどと、自分のことのように自慢した。

捜査関係者によると、Fさんは留学支援などの名目で女に計約7400万円を渡していた。ただ亡くなる2カ月ほど前に男性が会った時は「弁護士に相談する」と半信半疑の様子だった。最近になって女の本名が「木嶋佳苗」だったことを知った男性は振り返る。

「Fさんは毎日のようにメールをしていたけど、直接会ったのは10回にも満たなかったんじゃないかな」

シーズーを飼っていた木嶋容疑者は99年ごろ、愛犬家でつくる「カインド」というサークルを設立した。関係者によると、犬の売買などを巡ってブリーダーらのグループとトラブルになり、お互いのホームページ(HP)に相手を批判する言葉が書き込まれた。当時を知る女性は「カインドのHPに批判を書き込むと、朝でも夜でもすぐ消されてしまう。『木嶋(容疑者)はずっとパソコンの前にいる』とうわさになった」と打ち明ける。

木嶋容疑者は死亡した大出嘉之さん(当時41歳)ら計6人の男性に対する結婚詐欺、結婚詐欺未遂の罪で起訴された。捜査関係者によると、いずれのケースもインターネットの結婚紹介サイトを通じ知り合い、メールを交換。「料理学校を卒業したらあなたと結婚したい。学費を肩代わりしてほしい」などとうそをついていたという。

ネット社会に詳しい評論家の荻上チキさんは「出会い系サイトでメールを100人ぐらいに送ると、プロフィルにもよるが、ある程度の返信はある。その人たちとメールでやりとりしているうちに『この人はだまされやすい』『お金を持っていそうだ』と分かることがある」と話す。

木嶋容疑者に計450万円を渡したという千葉県の男性も、彼女のプロフィルに目を引かれて自分からメールを出した。40代独身。「私もいい年齢になって(結婚に)真剣だった」と打ち明ける彼は、プロフィルの一文をはっきり記憶している。

<電撃結婚もあるかも>



連続不審死 「セレブ生活」貯金ゼロ…木嶋容疑者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100201-00000016-maip-soci魚拓
2月1日15時0分配信 毎日新聞
鳥取の連続不審死に続き、首都圏で起きた連続不審死も1日、殺人容疑で女が逮捕された。交際中だった大出嘉之さん(当時41歳)を殺害したとされる木嶋佳苗容疑者(35)は料理が得意など家庭的な面を持つ一方、周囲に「吉川桜」と名乗るなど虚言を重ねていた。その軌跡をたどると、男性に結婚話を持ちかけてはカネをだまし取っていたとされる時期に、ぜいたくな生活ぶりをエスカレートさせていた様子が浮かび上がる。

◇「地味な人」トラブル絶えず
「料理、洗濯、掃除。家事は完ぺきだったね。パスタなんか店で食べるよりうまいんだもん」。昨年9月に木嶋容疑者と一時同居した千葉県野田市の男性(46)は、当時をそう振り返る。

男性によると、出会い系サイトで知り合った木嶋容疑者は「始めようとしたお菓子教室がうまくいかず、マンションの家賃を滞納して部屋を出ないといけない」と訴え、男性宅で同居を始めた。「家政婦代わりと思ってください」「お金は私が預かっておきたい」などと言って男性から約450万円を受け取ったが、同居7日目の9月25日、別の男性に対する詐欺容疑で埼玉県警に逮捕された。

2日後。男性が天井を見ると、火災報知機がなくなっていた。七つある全部屋から報知機が撤去されていた。同市内では昨年5月、彼女が出入りしていた安藤建三さん(80)方が燃え、安藤さんが死亡している。

<早く野田に帰りたい。あなたとのことが心の支え>。拘置中の木嶋容疑者は弁護士を通じ、そう伝えてきたという。だれが報知機を外したのか分からない。ただ、もう男性に同居する気はない。

木嶋容疑者は北海道別海町の出身。
4人姉弟の長女で、クラシック好きの父親とピアノ教師だった母親の影響で、小さいころからピアノを習った。地元の知人らは、「父親が大好きな『お父さん子』。礼儀正しく素直だった」「料理好きの母親の影響か、ケーキや、クッキーを焼いていた」と振り返る。

変化が表れたのは中学から高校時代。高校はバス通学していたが、朝、バス停と別方向に歩く姿を近所の人によく目撃された。

卒業の際は東京に本社を置く大手食品会社に就職すると報告。しかし同社の広報担当者は「記録がなく、確認できない」と言う。

◇働いている様子なく
高校卒業から3年後の96年4月、木嶋容疑者は東京にある東洋大の経営学部に入学したが、授業料などの未払いから1年で除籍された。97年ごろから住み始めた東京都板橋区徳丸のマンションでは「ピアノ講師」を名乗っていたが、働いている様子はなく、よく家賃を滞納したという。

管理人によると、ある日、隣のごみ置き場に段ボールが突っ込まれ、苦情が来た。張りつけられたままの伝票を見ると、あて先の住所は木嶋容疑者の部屋なのに、名前は「吉川桜」と書かれていた。

03年3月、木嶋容疑者は「安達学美」名でネットにパソコンを売ると書き込み八丈島の男性から10万円を詐取したとして、警視庁に逮捕された。知人によると、心配した木嶋容疑者の父親が再三上京。その父は05年9月、北海道羅臼町のがけ下に転落していた車から遺体で見つかった。事故とも自殺とも言われた。

06年10月、木嶋容疑者は板橋区上板橋のマンションに転居。住民の一人は「化粧気のない地味な人」と振り返るが、周囲でトラブルが相次ぐようになる。

捜査関係者によると07年8月、知人だった千葉県松戸市の男性(当時70歳)が、経営していたリサイクルショップ内で死亡。男性は木嶋容疑者に計7400万円を渡していた。さらに起訴状によると、木嶋容疑者は08年9月~09年9月に計6人の男性に結婚話を持ちかけ、うち3人から約800万円を詐取したとされる。

このころ彼女が書いていたブログによると、高級店で再三食事をし、外車を2度購入。受講料3カ月70万円の高級料理教室にも通い始めていた。捜査関係者によると、昨年逮捕された時の彼女の口座残高はほぼゼロだったという。

「あの子の舌は確かだった。セレブ気取りで高いものに手を出していたんじゃない」。料理の情報を交換していた知人女性はそう信じる。ただ、この知人も木嶋容疑者の名前を「吉川桜」と思い込んでいた。

「どこまで本当の話で、どこからウソか、分からない。吉川桜って、彼女が作り上げた、なりたかった人間だったんじゃないかな」



結婚詐欺・連続不審死 木島容疑者を送検 カーディガンかぶり表情うかがえず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100113-00000555-san-soci魚拓
1月13日12時56分配信 産経新聞
結婚詐欺容疑で埼玉県警に再逮捕された木島佳苗容疑者(35)の周辺で男性が相次いで不審死している事件に絡み、県警は13日、木島容疑者をさいたま地検に送検した。

木島容疑者は午前8時半ごろ、警察官に囲まれ、勾留(こうりゅう)されている川越署の駐車場に姿を見せた。

木島容疑者は黄土色のジャケットに、灰色のスエット姿。白とピンクのしま模様のカーディガンをかぶり、表情をうかがうことはできなかった。

車内でも木島容疑者はカーディガンをかぶり、顔を隠していた。

再逮捕容疑は、平成21年7月24日、結婚する意思があるかのように装って、東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん=当時(41)=から現金4百数十万円を詐取した疑い。

大出さんは8月6日朝、埼玉県富士見市の月極駐車場に駐車中の乗用車内で、遺体で発見された。



<連続不審死>婚活男性への詐欺容疑で再逮捕…埼玉県警
http://mainichi.jp/select/today/news/20100111k0000e040021000c.html魚拓
2010.01.11 19:51 毎日新聞
埼玉県警に結婚詐欺容疑で逮捕された女(35)=詐欺罪などで起訴=の知人男性が相次いで不審死している事件で、県警は11日、埼玉県富士見市の駐車場で昨年8月に遺体で発見された大出嘉之さん(当時41歳)から現金四百数十万円をだまし取ったとして、この女を詐欺の疑いで再逮捕した。女は容疑を否認しているという。県警は大出さんの死亡に女が関与していないかどうかも調べている。

再逮捕の容疑は、結婚する意思があるかのように装い、専門学校の学費が必要だとウソをつき、昨年7月24日に大出さんから現金四百数十万円をだまし取ったとしている。大出さんはこの数日前、自分の口座から数回にわたり現金を引き出していた。

捜査関係者によると、2人は昨年7月上旬に結婚紹介サイトで知り合った。女が「専門学校を卒業するのにお金が必要」といった内容の電子メールを大出さんに送った記録が残っていたという。

大出さんは自分のブログに昨年8月5日昼ごろ、「婚活中」「今夜から2泊3日で婚前旅行に行く」などと書き込み、レンタカーを借りたが、翌6日午前7時半ごろ、駐車場にとめたレンタカー内で遺体で見つかった。車内に練炭の燃えかすがあり、死因は一酸化炭素中毒だった。

遺体から睡眠薬の成分が検出されたほか、車のキーが残っていないなどの不審点があった。女は遺体発見直後の事情聴取に対し、大出さんと会っていたことを認め、「自殺ではないか」と話したという。【浅野翔太郎】



<埼玉連続不審死>結婚詐欺の女を窃盗罪で追起訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100106-00000063-mai-soci魚拓
2009.01.06 19:11 毎日新聞
埼玉県警に結婚詐欺容疑で逮捕された女(35)の知人男性が相次いで不審死している事件で、さいたま地検は6日、女を窃盗罪でさいたま地裁に追起訴した。
起訴状は、東京都内のホテルで09年1月10~11日、催眠薬の成分を含む薬物を飲んで睡眠状態に陥った静岡県の40代男性の財布から、現金5万円を盗んだとしている。
女は08年10~12月にこの男性から計約190万円をだまし取ったとする詐欺罪など計5件の罪で既に起訴されている。【浅野翔太郎】



窃盗容疑の女、服を被り表情うかがえず 連続不審死
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/091218/stm0912181033002-n1.htm魚拓
2009.12.18 10:32 MSN産経 ニュース
 結婚詐欺をしたとして起訴された無職の女(35)=東京都豊島区=の知人男性が相次いで不審死している事件に絡み、埼玉県警に窃盗容疑で再逮捕されたこの女が18日、さいたま地検に送検された。

 女は午前8時半ごろ、警察官に連れられ、勾留されている川越署奥の駐車場に姿を見せた。女は青のフリースとグレーのスエット姿。頭からすっぽりと白とピンクのしま模様の服のようなものをかぶっており、表情をうかがうことはできなかった。

 うつむいたまま護送用のワゴン車に乗り込んだ女は、車内でもかぶっていた服のようなものを外すことはなかった。



<連続不審死>女を5度目逮捕 窃盗容疑 埼玉県警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000054-mai-soci魚拓
12月16日15時59分配信 毎日新聞
 埼玉県警に結婚詐欺容疑で逮捕された女(35)の知人男性が相次いで不審死している事件で、県警は16日、女を窃盗容疑で再逮捕した。女の逮捕は5度目。不審死との関連も引き続き慎重に調べているが、捜査は越年する見通しだ。

 容疑は1月上旬、静岡県の40代男性と都内のホテルへ行った際、男性の財布から現金5万円を盗んだとしている。

 県警によると、この男性は県警の事情聴取に「ホテルではいつもよりも眠りが早かった。起きたら女がおらず、現金がなくなっていた」と説明。一方、女はホテルに行ったことは認めているが、容疑は否認しているという。女はこの男性から約130万円をだまし取ったとする詐欺罪で既に起訴されている。【浅野翔太郎】



<連続不審死>35歳女を詐欺未遂で追起訴 さいたま地検
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000131-mai-soci魚拓
12月9日21時12分配信 毎日新聞
 埼玉県警に結婚詐欺などの容疑で逮捕された女(35)の知人男性が相次いで不審死した事件で、さいたま地検は9日、女を詐欺未遂罪でさいたま地裁に追起訴した。県警は8月に富士見市の駐車場に止めたレンタカー内で、女と交際していた大出嘉之さん(当時41歳)が一酸化炭素中毒死していた事件についても、女の関与を慎重に捜査している。

 起訴状は7月中旬、50代の男性に結婚を持ちかけ、現金をだまし取ろうとしたとしている。これまでに女は結婚を持ち掛ける手口で▽08年9~12月、男性2人から計約320万円をだまし取った(詐欺)▽今年8~9月、男性2人から計約210万円をだまし取ろうとした(詐欺未遂)--罪で起訴されている。【浅野翔太郎】



結婚詐欺・連続不審死 詐欺未遂の罪で女を追起訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000597-san-soci魚拓
12月9日18時27分配信 産経新聞
 結婚詐欺容疑で逮捕・起訴された無職の女(35)=東京都豊島区=の知人男性が相次いで不審死していた事件に絡み、さいたま地検は9日、女を詐欺未遂の罪で追起訴した。

 起訴状によると、女は7月13日~17日ごろまでの間に、インターネットの結婚紹介サイトで知り合った50代の男性に、うその結婚話を持ちかけ、マンション転居費などの百数十万円をだまし取ろうとしたとされる。



ニュース以外の特集記事


結婚詐欺女の料理は本当にうまい?“魔性のレシピ”実食
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-320091114201/1.htm魚拓
2009年11月14日(土)17時0分配信 夕刊フジ
周辺の男性6人が不審死している東京都豊島区の無職女(34)は、得意の料理で結婚詐欺の被害者たちに良妻賢母ぶりをアピールしていた。女は有名料理サイトに約80ものレシピを投稿、中には30人以上のサイト会員が「おいしすぎる」と感嘆の声を寄せたメニューもあった。そこで夕刊フジは、“魔性のレシピ”をもとに料理を忠実に再現してみた。本当に結婚したくなるほど、うまいのか-。
(一部引用)



知人男性6人が「不審死」34歳“婚活”女詐欺師 同棲相手が語る木嶋佳苗被告の素顔
「元デブ専ソープ嬢」疑惑も浮上 全5ページ
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-2009091111-02/1.htm魚拓1 2 3 4 5
(週刊朝日 2009年11月20日号配信掲載) 2009年11月11日(水)配信
詐欺罪で起訴された木嶋佳苗被告(34)とインターネットで知り合い、逮捕直前まで7日間にわたって同居した男性(46)が本誌の単独取材に応じた。ブログにしばしば登場する本命彼氏と思われる「Sさん」の直撃取材とあわせて、謎が多い木嶋被告の素顔に迫る。
(一部引用)



知人男性6人が次々と死亡…34歳女詐欺師〝魔性の婚カツ〟(1) 全9ページ
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20091105-011/1.htm魚拓1 2 3 4 5 6 7 8 9
(週刊朝日 2009年11月13日号配信掲載) 2009年11月5日(木)配信
結婚詐欺などの罪に問われている34歳の木嶋佳苗被告が、瞬く間にお茶の間の主役となった。何せ交際したり交流したりした男性が、判明しただけで6人も亡くなっているからだ。これは偶然なのか、それとも事件なのか。小太りでジジ転がしの佳苗被告の正体と「疑惑の婚カツ」の全貌を、本誌が総力を挙げてリポートする。
(一部引用)



知人男性6人が次々と死亡…34歳女詐欺師〝魔性の婚カツ〟(2) 全7ページ
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20091105-012/1.htm魚拓1 2 3 4 5 6 7
(週刊朝日 2009年11月13日号配信掲載) 2009年11月5日(木)配信
詐欺罪・木嶋佳苗被告 知人男性相次ぐ不審死
結婚詐欺容疑で逮捕された木嶋佳苗被告(34)の知人男性が一昨年夏から次々に不審な死を遂げた。重大な捜査ミス疑惑も浮上している。
(一部引用)


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最終更新:2010年11月16日 21:29