お気に入りのお寿司屋さん ▲upSun, 27 Aug 2006 14:59:00 GMT

今日(27日)は妹の24歳のお誕生日のお祝いに、
家族と親しい人と一緒に、妹の希望で「すきやばし次郎」へ。
ちなみに去年は銀座「久兵衛」。
妹はとにかくお寿司が大好きなのだ。

昔から家族で行く時は、本店に行っていたのだけれど、
本店は日曜日お休みということで、初めて六本木店に行った。
二郎さんの職人芸を見れないのは残念だったけれど、
次男の隆士さんも、なかなかのものだった。
六本木ヒルズけやき坂3fにある小さなお店。
本店同様とても清潔で、感じが良い。
私は何より、清潔感第一なので、
私のお気に入りのお店になるには、清潔であることがまず大切。
当たり前だけれど、お寿司のお味も、本店に似ている。
多分すきやばし次郎に行った事がある人ならわかるだろうが、
とにかく酢飯の酢がキツイ。
これは好みがわかれるところだろうと思う。
でも、きちんと江戸前の仕事をしており、
どのネタも安心して食べられる。

ちなみに私はお寿司が苦手だ。どちらかと言うと嫌い。
お刺身も食べない。
お寿司屋さんの暖簾をくぐるのは、
家族と(半分仕方なく)一緒に行く時だけ。
私以外、家族全員お寿司大好き。

私が子供の頃は、すきやばし次郎の本店にしか
行ったことがなかった。
小野二郎さんも若かった。
あの頃何歳かわからなかったけれど、
確か、山本益博さん主催の80歳現役を祝う会、は
去年だったはず。二郎さんは、「現代の名工」
もう「神」の存在ですね。

私が、お寿司屋さんが苦手になった理由は、
次郎本店独特の雰囲気からだと思う。
これは行ったことのない人にはわからないと思うけれど、
こじんまりした地下にあるお店で、厳粛、厳格な場であり、
お寿司が出てくるスピードが速いのだ。
基本的におまかせのコースなので、
ナマモノ嫌いの私にとって、音の全くない
おごそかで、身も心も引き締まる店内の雰囲気の中、
次から次へと驚くような速さで握って、食べるタイミングまで決められ、
食べたらさっさと帰れ、と目で訴えてくるあの雰囲気。 あの値段。
私は六人家族だけれど、滞在時間一時間以下、
お会計が20万円きったことはない、と記憶している。
私たちは常連だから、まだゆっくりできたけれど、
まわりのお客さんを見ていると、せいぜい30分で帰されている。

六本木店は、本店に比べると、次男さんのお人柄か、
笑いもでて、和やかな雰囲気があった。
本店のようなせかされる感じもなく、ゆったりと食べられました。
お値段も本店より少しお安いみたい。

ちなみに私は、ルショコラドゥアッシュのh・tさんが
お客さんとして来ていたことに感動。
私たちとh・tさんたちとの貸切状態でした。
さすが六本木ヒルズ。
帰り道、アッシュに寄ったら、リニューアルのため
今月いっぱいお休みしているらしい。

私が社会人になってから、製菓の専門学校に
通ったきっかけは、モンサンクレールh・t氏の存在だった。
彼は私にとって神様、天才パティシエです。
次男さんとかなり親密なお話をされ、常連さんらしい。

私自身は、すきやばし次郎の味より、久兵衛のお寿司のほうが好き。
酢飯の味も、握り方も。
ネタは、このレベルのお店になると、同じくらいの美味しさだと思う。
次郎だと、必ず大将に握ってもらえるけれど、
なんといっても久兵衛は広い(銀座8丁目の五階建て)だから、
お寿司を握る職人さんがたくさんいる大規模な店舗なので、
握ってもらう職人の経験や技術や性格とか、
感性とかお人柄などによって、
お寿司の出来栄えも満足度も大きく差が出てきてしまう。
私は、通いつめている妹としか行かないので、はずれはないけれど、
友人の話を聞くと、満足度が低いこともあるらしい。
魯山人の器で食べられるところも良いし、
英語が話せる職人さんがいるので、外国人のゲストを
お連れする時にも使える。
お店の人たちが皆、愛想が良くて、気分良く過ごせる。
お値段も次郎よりはお安い。
(とは言え三人で飲んで食べると10万くらいだった記憶がある)
すきやばし次郎では、お店にいる間ずっと緊張してしまい、
真剣勝負、みたいな気持ちになってしまうけれど、
久兵衛では、お酒を飲んだり、話したり、おつまみいただいたり、
ゆったりと何時間も過ごしてしまうことが多い。
高級居酒屋みたいな感覚で行けるお店。

次郎ではこんな過ごし方は絶対できない。
私は基本的にナマモノが嫌いでお寿司が苦手なので、
お任せにすると、不愉快な思いをすることが多いので、
お好みで快く受けてくれるお店が好きなのだ。
「イカ・タコ・タマゴ・・・」と頼んでも、
文句を言わないで. ほしいのだ。
今の季節タコはないよ、
大間(青森)のマグロは絶対美味しいから、
こはだはダメでもシンコなら大丈夫、
うちのカツオはワラでスモークして、きちんと仕事しているから、
血生臭さなんて全然ないから、
とか言われて無理やり食べさせられたくないのだ。
(今日次郎でされましたが・・・)
マグロやウニ、カツオ、ヒカリモノなど、
他店では絶対食べられないお寿司も、
すきやばし次郎でならなんとか口にできますよ。
ネタも仕事も良いから。
でも、苦手なものは苦手なんだから、
お客に無理矢理食べさせるってどうなのよ。
私は好きな物を好きな時に好きなだけ食べたい。
月に一度は妹とお寿司屋さんに行くのが、
お約束になってしまっているので、同じお金を払うなら、
気分良く美味しいものを食べさせてくれるお店に行きたいものだ。

24歳の生意気な妹は、寿司屋は通いつめるものだ、と言うので、
お気に入りの数店をローテーションしているので、
新しいお店に行く冒険はほとんどない。
だから私は、妹のお気に入りの既存店で、どう楽しむか、
を考えなくてはいけないのだ。

彼はお寿司が好きらしいから、一緒に行けたら良いけれど、
今度いつ会えるかもわからないし。
愛情も感じないし、どうせセックスしてくれないし、
してくれても超手抜きだし、彼が相手だとつまらん。
文句言わず、快楽を追求して、
愛情を感じるセックスをしてくれる彼と美味しいものが食べたいな。
相手を変えるしかないのかも、と思う、今日この頃。
あぁ、私はいつになったら気持ち良いセックスができるのかなぁ~。




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最終更新:2009年12月22日 13:53