ローストビーフとフルーツソース▲upSat, 12 Aug 2006 07:29:43 GMT

昨晩は夜中まで飲んでしまい、今日は朝8時過ぎまで眠ってしまいました。
母からクール宅急便で食材が届き、牛肉のブロックも入っていたので、
ローストビーフを作りました。

これは、私は母から習い、母は自分の母(私のおばあちゃま)から習った、
代々受け継いでいる味。
ソースにはレフォール(西洋わさび・ホースラディッシュ)
とアサツキを入れています。 グリーンオリーブは、母がピクルスにしたもの。
小鉢は、守口大根とキュウリと瓜の粕漬け三年もの。
ハード系のパンは、昨日パン教室で焼いたもの。
チーズは、白カビでクリーミーなものばかり。
シャウルスaocと熟成ブリー、
ゴルマス(ゴルゴンゾーラとマスカルポーネのサンド)。
桃とパパイヤとメロンは、パルマ産プロシュート(生ハム)にアサツキ入りの
シークワーサードレッシングをかけました。
(オリーブオイルにシークワーサー100%果汁に塩胡椒のみ)

カラトリーは、昨日合羽橋で買った 「柳宗理」 デザインのもの。
ボールや鍋など、柳宗理のものは以前から愛用しています。

桃は、昨日届いたのですが、「長沢白鳳」という品種。
この時期は毎週違う品種の旬の桃が届くので、とても楽しみ。
長沢白鳳は、熟度が浅いのに熟しているように見えて、さらに日持ちが良いため、
早く収穫しても取っておけることから、早取りの傾向が進み、
早く取ると全然美味しくありませんから、それで評判を落とした品種でもあります。
今回届いた長沢白鳳は、完熟を見計らってもぎとったばかりのものを
送ってもらったようで、 本当の長沢のお味が楽しめました。

母が、フルーツマニアというほど、毎食後必ずフルーツを食卓に出すのですが、
スーパーに 売られているフルーツでは飽き足らず、
美味しく安全なフルーツを作っている果物農家を探して、
毎年旬の時期に届けてもらう契約をしているので、
母のおかげで、いつも旬の美味しい フルーツが届くのです。
フレッシュなものばかりではなく、母はよく手作りのお菓子や料理などにも
フルーツをよく取り入れていました。

私は子供の頃、それがとても苦手でした。
ポークソテーには桃をキャラメリゼしたものを添えたり、
チキンソテーや鴨ステーキにはオレンジソースだったり、
ビーフステーキには、グレービーソースにイチジクとか、
シャリアピンソースにパインとか。
ハムステーキのマンゴーソースとか、
ローストビーフにフランボワーズソースなど。
そういうフルーツの取り入れ方は、子供の頃はあまり喜ばしくありませんでした。

でも、大人になって、特に最近、お料理にフルーツの組み合わせが、
やけに美味しく感じるのです。
先日購入したdean&deluca(ディーンアンドデルーカ)のお惣菜の
「和牛ステーキの桃ソテー添え」 が美味しいなぁと感じたり、昨日のフレンチの、
「フレッシュフォアグラのポアレイチジクのソース」に感動したり。
妹(三女)が作ってくれた、ホタテのカルパッチョに
グレープフルーツソースがかかっていたことが 驚きの美味しさだったり。
妹(次女)が作ってくれたチキンソテーに
柑橘系のソースがかかっていたことに、驚愕したり。
妹は、母のオレンジソースを思い出して、作ってみたようですが、
フレッシュオレンジを使わず、 マーマレードに白ワインとバター、
焼き汁を煮立ててソースにしたようで、 これが案外美味しかったのです。
料理下手な妹が作ったとは思えない出来に感動しました。
やはり美味しい手料理で育ったことは、
きちんと生かされているのだな~と感じましたね。

小さな頃から、本格的なフレンチやイタリアンなど本人はよくわからないけれど、
本物の味を口にしてきた人は、大人になってから、
抵抗なくそれを受け入れることが できるように思います。
子供の頃、全く異文化の食事を食べる経験がなかった人は、大人になっても、
なかなか素直に受け入れることができないように感じます。
日常の食卓にのぼるお料理だけでなく、外食でも、
本格的なフレンチやイタリアンに抵抗がある人は、
子供の頃にそのような料理を口にする機会が少ないか、
なかった人が多いようです。
自分に子供ができたら、先入観なく、
色々な世界の料理を食べさせてあげたいなぁ、と思います。

(終わり)






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最終更新:2009年12月22日 13:33