春のお彼岸・お墓参り

2009年3月23日 (月)




昨日は雨と強風で断念したお墓参り。今日仕事の合間に、父のお墓がある浅草のお寺に行ってきました。

本当は合羽橋道具街にも寄りたかったけれど、時間の都合で諦め、でもせっかくだからペリカンのパンだけ買って帰ろうとパンのペリカンに行くと、今日はすべて売り切れましたと張り紙が…

年間数十軒のパン屋さん巡りをしている私でさえ、パン屋さんを訪れて、売るパンが1個もない売り切れ状態は初めて。
しかも15時前に。

21年度の墓地冥加金(管理費みたいなもの)を支払って、お墓のお掃除をして、読経をお願いして、お墓参りをして。

でもせっかく浅草まで来てペリカンのパンも買えないままでは帰れないぞ、と竜泉まで移動し、角萬で私の大好物、冷や肉(冷たい肉南蛮うどん)を食べようと竜泉1丁目の交差点に着いたその時、お店の人がのれんをおろす姿が見えた。
15時半~17時まで休憩なのですって。

あぁ、これはTAKE-ZOさんに最後の望みをかけて歩いて行くと、TAKE-ZOさんのお店はしっかり営業しておりました。

いつも通りお世辞にも愛想が良いとは言えないご夫婦が営んでいる小さなお店。ハムとソーセージ屋さん。

こちらの商品、本当に美味しいですよ。
このお店の人に、一般的な接客業の好感を持たれる明るい言葉遣いや表情、態度を求めてはいけません。男は黙って…という感じの職人さんです。

最初は、え?と思いましたが、最近では、面倒な愛想笑いや世間話がなくて楽だとさえ感じています。

クラシックコンサートのような、先日行った安室奈美恵ちゃんのコンサートのような。(安室ちゃんのコンサートは余計なトークなし、ダンスと歌だけで観客を魅了する素晴らしいものでした。)

私が注文した物をせっせと計量、包装している奥さんも余計な事は一切話さず、「ハイ」という返事だけ。
ガラス越しに見えるTAKE-ZOさんもいらっしゃいませと言うわけでも、挨拶をするわけでもなく黙々と作業している。
なんだかおかしくて笑っちゃうほどの無愛想。私はこの素っ気なさも気に入っているけれど、こういう小さなお店こそ、丁寧なコミュニケーションが求められると思うのだけれど。

美味しいけれどお店の人の愛想が悪いから行かない、というお客さんがいませんように、私のようなお客さんに支えられてずっとあのお店が営業を続けてくれますように、と祈るばかり。

TAKE-ZOさんのようなお店が近所にあったら嬉しいなぁ。
私は自宅から遠いのでまとめ買いするしかないけれど、美味しいハムを1枚単位で売ってくれるTAKE-ZOさんのようなお店は、食べたい時に食べる分だけ買いに行きたいお店。

今日はTAKE-ZOさんのハムやソーセージ、ケーゼを主役の晩御飯にしようと、帰宅後パンを焼いてスープを作って準備中。



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最終更新:2009年12月07日 22:15