お赤飯のおやき 2009年6月3日 (水)


お赤飯をふかすと、必ず「お赤飯のおやき」を作ります。

これは父が好んで作っていたモノで、我が家では「おやき」と呼んでおりました。

フライパンに少し油をひいて、小さめに丸く平たく形作って、
好みで少しつぶしたりして、ごま塩をふって焼きます。
ごま塩は混ぜても、後からふってもどちらでもお好みで。

私たちが子供の頃は、ごま塩を焼いた後で(食べる時に)ふると、
ぼろぼろこぼしてしまうので、お赤飯を形作る時に、
味付けとしてゴマ塩を混ぜ込んでいました。
混ぜるのを忘れた時は表面に埋め込んでいました。
大人が食べるなら、後からふりかけたほうが良いかもしれません。

これは今日の朝ご飯に作って写真を撮ったのですが、
さきほど(夜)Wさんからのメールで、「私が一番好きなお赤飯の温め方は、
フライパンに張り付かない程度の油を敷いて、両面焼くことです。」と書かれてあり、
我が家のお赤飯のおやきと似ているかも?と思い、写真を載せてみました。

この写真は、お赤飯のレシピに追記として、こんな美味しい食べ方もありますよ、
と紹介したくて撮ったのですが。

我が家は、温める、というより、これはおやつとして父が作ってくれていました。

お焦げを作るわけではないですが、表面はカリッとさせたほうが子供たちには好評でした。
おやつとして、手に持って食べていたので、おやきが自立しているのがベストでした。
指先で持った時に、丸いおやきが立つ状態にするには、
表面を多少カリッとさせなくてはいけないのです。

温めるというだけでは、多分手に持った時にふにゃっと倒れてしまうでしょう。

お箸でお上品に食べるのなら、お赤飯全体が温まる程度で構わないと思いますし、
これほど薄くしなくても良いでしょうね。


蒸したてのお赤飯と同じくらい、フライパン焼きのお赤飯の美味しさも捨てがたいのです。
ポイントは油。少しで良いので、油は絶対必要です。

私はお赤飯を作ると、翌日は当然のようにお赤飯のおやきを作ります。
どちらかと言うと、お赤飯のおやきが楽しみで、
お赤飯を蒸すと言っても過言ではないほど好きな食べ方です。

お赤飯を頻繁に作っているおかげで、お汁粉作りが上手になりました。

私のお赤飯レシピでは、お赤飯に使う量の何倍もの小豆を色出しのために使うので、
お赤飯に使わなかった分の小豆でお汁粉やあんこを作るのです。
まだWさんの絶品お汁粉にはかないませんが、結構良い感じになってきています。

色出しの小豆は贅沢な感じがしますが、小豆は比較的お安いのでね、
ついたくさん使ってしまいます。

でも、写真でわかるようにもち米に対して小豆が多めで、
妹には小豆がじゃまだと言われているので、もう少し少なめにしたほうが良いかしらと、
まだ改良の余地ありです。

しかも、Wさん方式のもち米の洗い方にも興味津々。
もち米を余り洗わず、お水に浸けておくことでもち米から出てきた
白い濁りも全て炊きこんでしまうだなんて、想像もしませんでした。
この作り方はとても斬新、ぜひチャレンジしなくては。

お赤飯は奥が深いですねぇ。

妹たちからは、こんなに小豆色を濃くする必要があるのか、
という疑問まで出てきて、私のこだわりは妹たちに理解されず。

だって色が薄くて良くって、小豆も少なくって良いなら、
余った小豆でお汁粉作るほど小豆が必要ないってことなのですよねぇ。
要するに小豆が余らない、お赤飯に入れる分だけの小豆の量で良いってこと。

しかも、私はいつも大納言で作るのですが、そこにもクレームが!
小豆が大きい、主張し過ぎだと。

豆は小さくて良い、少なくて良い、色は薄くて良い、
それならささげで良いじゃないかってことになるのですよねぇ。

もしかしたら妹たちは、ささげのお赤飯の方が美味しいと感じるのかもしれません。

今度ささげで作ったお赤飯を食べてもらおう。

私は虎屋茶寮でのお赤飯の再現にこだわるあまり、濃いアズキ色、
小豆たっぷり、に執着し過ぎていたかもしれません。

母が作っていた、十勝の小さめ小豆を、控え目な量で、ほんのり小豆色、
少し硬めの蒸し加減で、塩味の打ち水をつかって味をつける、
あのお赤飯がやはり美味しいのかも…

理想のお赤飯完成形に近づいてきたと思い、レシピを出したのに、もしや振り出し!?

でも、レシピを作ったことで工程を整理できて良かったので、
無駄ではなかった、と自分をなぐさめ。

あぁ、妹たちはほんっとに厳しい。


おいしいもの

コメント
mariko.mw17 2009年06月03日 23:54
手に持って食べるお赤飯のお焼きですか?
我が家のは、結構厚めのお赤飯の両面焼いてお皿に乗せて、箸で食べます。
(だから、 ボロボロではないのですが、小さい頃は、「お赤飯の焼き飯」と呼ばれていました。)
そんなにカリカリに焼かないのです。
今度、桜家のお焼き風作ってみようかな?
後もう一つだけ、ささげと小豆では完全に味が違うと思います。


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最終更新:2009年12月08日 19:01
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