定期健診 Wed, 19 Jul 2006 11:58:36 GMT

スーパー成城石井で、contrex(コントレックス)の炭酸入りを見つけて以来、
気に入って、箱買いしている。
夜は例の漢方酒をロックで、炭酸入りコントレックスと交互に飲むのが定番になっている。
豚さんの蚊取り線香入れが一つ増えた。 そして、江戸切子のグラスも一つ増えた。
左は以前から愛用しているグラス。 写真右の江戸切子は、彼とお揃い。
先日彼のお誕生日プレゼントにペアで購入して、ブルーのグラスは彼に使ってもらい、
ピンク色は私が使用。
ペアのグラスのほうがカッティングが綺麗で、その分お値段にも反映されている。

今日は、一年半前から患っている病の定期健診があった。 王監督が入院中の病院である。
午前中に検査を受けて、友人の医師の昼休みに診察してもらう。
春からだいぶ体調が良くなり検査結果も良好なので、
医師と相談の上、先日の愛犬の10歳の誕生日から、漢方薬以外の全ての薬を断つことにした。
これは大変に勇気が必要だった。 一年半飲み続けてきた薬を飲まないということ。
脳内の神経伝達物質の分泌が不足していたので、
その生成と分泌を増やすための薬を一年半一日も欠かさず飲み続けてきた。

去年一年間は、重度の不眠症だったので、三種類の睡眠薬を処方されていた。
一種類ずつ減らしていき、今年になってから睡眠のための薬は一切飲まなくても、
眠れるようになった。 それは薬の力よりも、私のことを大きな友情と愛情で守り、
支えてくれた人達のおかげだったと思う。
そして、自分自身、自分の体と心に向き合い、学び、
薬に頼り過ぎずに健康な心身を取り戻せるように、努力したことも、自分の自信になり、
回復へと向かい、今では普通の人以上に元気である。
検査結果が良好な状態が三ヶ月続けば、投薬をやめることができる、と医師から言われてきた。
要するに、数値が正常になっても、三ヶ月間は同じ薬を飲み続ける必要があるのだ。
それほど、大変な病気なのだ。

今の彼が、協力的で、大人ならば、きっともっと回復も早かったであろうと思う。
医師にも何度も言われた。彼の存在が回復の邪魔をしている、障害になっている、と。
今回の旅行でも、相変わらず彼は、溜め息と嫌味三昧だった。本気で別れよう、と思った。
もう二度と一年半前には戻りたくないのだ。 あんな辛く悲しい時間は絶対にイヤなのだ。
どんなに大変な闘病だったか、それを彼は理解していない。
たまにしか会わないから気付かなかったのかもしれないし、
病気について理解しようとか、協力しようという姿勢はあまり感じられなかった。

以前お付き合いしていた彼らは、自分のこと以上に心配し、病気について調べ、
私への対応も、本当に感動するほどの心配りをしてくれた。
今の主治医は、最初にお付き合いしていた彼の幼稚舎時代からの親友である。
福沢諭吉の教育理念である「独立自尊」の教えをしっかり学んだ、本当に素晴らしい人。
独立、関係性、そして、自尊と他人への思いやり、を大事にする教育理念は素晴らしい。
私も男の子ができたら絶対ここ、と決めている。女の子なら、私の母校がいいな。
家族も一緒に病院に行ってくれたり、優しい言葉をかけてくれたり、
本当に、「心の支え」の大きさを改めて感じた。病気になって初めて知ったことはたくさんある。
ストレスの恐ろしさ、健康の大切さ、命の尊さ、弱者の立場、家族やまわりの人の愛情。
彼も若くして両親を亡くしているのだから、
そういう気持ちはわかっているはずなのだけれど・・・。
私は彼と歩んでいくと決めたのだから、
彼も思いやりの気持ちを忘れずにいてほしいと願うばかり。

(終わり)




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最終更新:2009年12月22日 13:09