飯島奈美さんの料理本

2009年3月17日 (火)


「かもめ食堂」や「めがね」、「東京タワー」などのフードスタイリストとして有名な飯島奈美さんの料理本が好き。

手焼き海苔名人のWさんも同じ本の話題をブログに書いているのをさきほど見てびっくり。

私はインターネットで遊ぶようになってから、ほぼ日刊イトイ新聞の愛読者なので飯島奈美さんのことは知っていました。
ほぼ日愛読者でも、と言うより愛読者だからこそ、このLIFEは買う価値がある本。

「LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。」は、現在Amazonのベストセラーに7位にランクインしており、通常1~4週間以内に発送
予定になっているので、本屋さんでも品薄状態かしら。

「朝ごはんの献立-12のシーンとおいしいごはん」もAmazonでは通常5~6日以内の発送となっているようです。

Amazonさんに注文すると基本的には即日発送で送料無料なので、ほとんどの書籍はAmazonさんから購入しています。
在庫がなく即日発送できない本のほうが珍しいので、そういう本はよほど人気があるか、あまりないかのどちらかの目安になります。

飯島さんの本は、おうちご飯が好きな人ならきっと気に入るはず。

オシャレで可愛いカフェごはんをおうちで作ると、こんなんじゃなく普通のがいい、と言う男性に作ってあげたいメニューばかり。(まぁこれは私が独身女性という立場だからであって、家庭を持っている人でも旦那様や子供たちに食べさせたい、と思えるメニューばかりですよ)

メニューを聞いただけで心が温かくなる。

おとうさんのナポリタン、ふたりぶんの朝ごはん、春のおいなりさん、ごほうびからあげ、おかあさんのホットケーキ、そうだ、外で食べようか?のサンドイッチ、がんばれ兄ちゃん!のハンバーグ、ちいさなお祝いの日のちらしずし、おうちデートのミートソース、おうちのプリンともだちが来る日のオムライス、おばあちゃんちのおはぎ、うんどうかいのおむすび、夏の終わりの天ぷら、おとなのさば味噌、家族がそろった日の炊き込みごはん、温めて食べてね、の豚汁、忙しい日の親子丼など。

主婦なら日々当たり前に作っているメニューばかりだと思うけれど、料理本というものは、レシピを守ってこそですから、材料をきちんと揃え、計量し、工程を守って作らなくてはいけません。

自分でレシピを出す時に、試行錯誤し、調味料の数グラム、火入れの数分にもこだわりを持ってレシピを作った経験のある人ならば、この大切さはわかるはず。
特に書籍として出されている料理レシピには、やはりネットのレシピより説得力があります。

この本は、作り方をかなり細かく分け、全行程写真と解説付きで、とても丁寧な料理本ですから、お料理が苦手な人や初心者の人でも大丈夫。

谷川俊太郎、よしもとばなな、重松清、糸井重里さんたちのエッセイも素敵です。

糸井重里さんが本のはじめに、
「まずは、じぶんなりの工夫なんかもやめて、レシピそのままつくってみてください。自分と好きな人につくって、いっしょに食べてください。」こつは、このふたつ。これだけです。」
と書かれています。

自分のためだけに美味しさを追い求めるよりも、仲間に美味しい物をすすめたり、分けたり、一緒に味わったりする方がずっと嬉しいものだということは、COOKPADを利用している人たちは深く感じているはず。

飯島さんの本には、その想いが溢れています。

食べておいしい、食べさせて嬉しい、一緒に食べる場にいて幸せ、それが人生だとしたら、最高。

料理本に「LIFE」というタイトルがつけられた理由は、この本を手に取り、この本の料理をレシピ通りに作ったら、わかるはず。

ついオシャレなお料理を作ってしまいがちですが、飯島さんの本に出てくるようなお料理を作って、それを美味しいと言ってくれる人と暮らしたいですね。



おいしいもの

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最終更新:2009年12月07日 19:20