食の安全 ▲upTue, 22 Aug 2006 14:17:33 GMT

(※編集者注:他から引用部分をオレンジで表示してあります。
編集者が、引用元と似ていると思われる部分に下線を引き下記に原文を載せました。)

火曜夜10時からテレビ東京で放送している「ガイアの夜明け」は毎週見る番組。
今日の「知られざる食の裏側」は大変興味深い内容だった。

私は知っていることばかりだったけれど、きっと、見て欲しい人、
見なくてはいけない人は、見ないんだろうな~と思った。
成型肉や食品添加物の実態は、子育てをしている母親にこそ見て欲しいけれど、
この手の番組を若い女性はあまり見ないのだろうな~。

安全で自然な素材は美味しいけれど、高価だ。
だから経済的に余裕のない人は、添加物いっぱいの素材を買うしかない 。
しかも、そういう人は食品添加物の危険性も知らないで、消費し続けていることが多い。
そういう人の外食は、ファミレスだったりチェーン店の焼肉屋や居酒屋だったり、
コンビニお弁当だったりするから、一日中添加物いっぱいの食べ物で体が出来ている。
何が問題化と言うと、そういう汚染された体を持った人は、心もすさんでしまうと思う。

そういう人は、私が一番尊敬する料理研究家、辰巳芳子さんの本を読んで欲しい。
辰巳さんは、料理とは、いのちを紡ぐことにほかならない、とおっしゃっている。
健康を維持するということは、命を養う、と同じ意味合い。*1
常に深い愛情を持ち、家族の為に、旬の食材に彩られた食事を用意するのは、*2
妻・母の大事なお役目であると思う。

私は、食とセックスにおいて真摯になれない人は嫌いだ。
日本のおだしは、世界で一番インスタントなスープだ。*3
昆布と鰹節でさっと作れる、こんな簡単なことを 忙しいから、面倒だから、
大変な手間だから、と言う人は、生きていくことをやめたほうが良い。*1
一歳半の姪が、私の作ったお味噌汁は、クイクイッと全部飲み干す*2のに、
母親(妹)が作ったお味噌汁はスプーンで数杯しか飲まないことに、妹は不思議がった。
妹は、だし入り味噌を使っているので、お味噌汁にはおだしをひかないで作っていたそうだ。
ためしに、昆布と鰹節、いりこと昆布、などでおだしをひいてお味噌汁を作るようになったら、
姪は自宅でもお味噌汁を好んで飲むようになったそうだ。

本物のおだしは、人間が、というより、細胞自体がおだしを待っているのです。
祖母も母も、きちんとおだしをひいていた人だったので、
私は体で本物のおだしの味を覚えていますから、外食で化学調味料入りの
お味噌汁やスープを飲むと、すぐわかりますし、
大量に入っている時は食事後吐き気がします。

化学調味料がいっぱい入った食べ物を、美味しい美味しいと食べている人を見ると、
可哀想だな~と思いますが、今の世の中は、そういう人のほうが多いのでしょう。
食育の大切さを、もっともっと広めないといけませんね~。




引用元
婦人公論2006年8月22日号(8/7発売)
「夏休みにおだしをとろう 
料理とは、いのちを紡ぐことにほかなりません」 辰巳芳子
*1
日本のおだしは、世界でいちばんインスタントなスープなんです。
(中略:昆布と鰹節のだしのひき方)
そんな簡単なスープのひき方、よその国にはありませんよ。それもやりたくないと言うならば、私はもう何も言うことはありません。
現代人はみなさん、忙しい、忙しいとおっしゃる。(中略)いちいちおだしをひくのは大変な手間のように感じるかも知れません。
*2
子どもに飲ませたら、おだしの力はもっとわかる。息もつかず、クックと飲みます。

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最終更新:2010年01月04日 19:01

*1 原文:意味合いです。

*2 原文:用意してくれました。

*3 原文:スープなんです。