良い医師育成のために必要なこと

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>*良い医師育成のためには充実した医学部教育が必要です [[医学教育充実化を求めるオンライン署名のページへジャンプ>http://www.shomei.tv/project-584.html]] 最近医療関係のニュースを聞かない日はありません。 医師不足の解消のために医学部定員増が決定し、現在では臨床研修の短縮が議論されております。  ただ、医学生として一番不安に感じるのは、現在の論調が「医師数を増やす」ことだけに集中し、 「医師の質」を担保する「医学教育の改善」という重要な問題が隠されてしまっていることです。 医学部の定員数は増加しましたが、教育環境が改善しなければ 「頭でっかちの医師」が促成栽培されるだけではないでしょうか。 現在、「参加型臨床実習」を謳って各地で臨床実習(クリニカルクラークシップ) が行われていますが、 実際には患者さんから問診しても学生用カルテに書くだけであったり、 身体所見をとっても先生からのフィードバックが十分に頂けない場合があり、  医学生が診療の実際を学ぶという形には至っていないのが実情です。 私達はより多くの方に、このような実情と医学教育充実化の必要性を知って頂きたいと考えました。 *医師数だけでなく、医学教育の質の確保も重要な問題です 国民の多くが医療問題の根底にある医学教育問題に関心を持っていることを示すために、 是非皆様の一票が必要です。 これからの日本の医療を守るために、皆様のご協力をどうぞよろしくお願い致します。 *[[医学教育充実化を求めるオンライン署名のページへジャンプ>http://www.shomei.tv/project-584.html]] >*日米の医学教育比較  医学書院  日野原重明先生(聖路加国際病院理事長)の記事より ***ハーバード大学医学部の学生,研究者,教員数(人) |医学生                  771| |DMD(phD,MDコース)学生数       143 | |PhD学生数                590 | |インターン,レジデント,博士号修得後院長 7619| |選挙権をもつ教官            4084 | |フルタイム教官             7933 | |医学部同窓生              9024 | |歯学部同窓生              1220 | |関連教育施設              18か所 | [[2007年4月2日第2726号記事原文へのリンク>http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02726_02]] *** 医学部内科教官数〔2003年調査〕 |米国の大学|  教授  | 准教授    |   助教授  | 講師   | 合計| |称号 |Professor|Associated|Assistant|Instructor,others| |  |日本の大学|教授|助教授|講師|助手 |  |  |京都大学医学部| 8 |8| 14 |42| 72 | |東京大学医学部| 9| 6| 18 |83 |116 | |佐賀医科大学| 5 |4 |5| 23| 37 | |旭川医科大学| 3 |2 |7| 18| 30 | |ハーバード大学 |93 |232 |420 |735 |1,480 | |ジョンズ・ホプキンス大学| 66| 53| 141 |166| 426 | |ミシガン州立大学| 58 |46| 61 |120| 285 | [[2004年3月15日2576号記事原文へのリンク>http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2576dir/n2576_01.htm]] >*日本の医学生が優れた臨床医・指導医・研究医になるために >***Professor.Gordon L. Noel(Oregon Health Sciences University)のスライドより 第37会日本医学教育学会 特別講演 原タイトル「Helping Medical Students to Become Outstanding Clinicians, Teachers, and Scientists―How can Japanese medical educators plan global educational goals and manage change?」【このページ下よりダウンロードできます】 ***日本の医学生と研修医を観察すると ・欧米の医学部上級生と比較して,臨床経験がはるかに少ない ・直接の患者対応の経験がほとんどない ***日本の医学部上級生を観察すると ・病歴聴取を自分で行った経験がない ・身体所見を多臓器にわたって系統的にとった経験がない ***素晴らしい臨床や教育のキャリア指向を持つ教員は稀有 ***研究指向の大学では教官の教育活動へのサポート寡少 ***カリキュラムについて ・教官にとっては関心があっても,臨床医学の理解のうえで必須ではないテーマもある ***早期臨床経験がよい医師としての行動や態度の形成に有用 医学部の最初の時期から医師の行動や考え方を学ぶべき ・総合/専門診療,地域と病院の外来での個人的臨床指導 ・診察と面接のスキル:1年生は正常者で練習し,2年生は患者を相手に ・医学部1-2年で基礎と臨床の統合カリキュラムで症例検討 ・地域診療所で診療業務のボランティア >***臨床学年における最も重要なカリキュラムは, >***学生が直接患者ケアに参加できるクラークシップである ・全専門科での短期見学経験は,基本的臨床スキル教育に非効果的 ・内科・外科のコア科でコモンな問題の診断と治療について学べるように系統立てるべき ・学生は,インターンと同じ方法で少人数の患者をケアすることで,良い医師としての責任や行動について学ぶ ・学生は,研修医や指導医と共に働く.研修医の指導者としての役割は学生の学習にとって非常に重要である ・教官(医学教育者)は、素晴らしい卒業生を生み出すという医学部の成功にとって重要である ***素晴らしい医師を育てられる教員の育成のために ・教育で昇進できる任用制度 ・医学教育を重視する市中現場の指導者の雇用促進 ・臨床教育や教育経験を積むための他の医学部,病院,海外での研修

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