医学教育を充実させて地域医療に貢献を!


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現在の医療問題の中でも大きな問題は地域医療にあります。

臨床研修医制度が新しくなり、学生は研修先を自由に選べるようになりました。
そのことで、地方の大学医学部付属病院に残る医師が少なくなり、病院は各地から
勤務医を引き上げざるを得なくなり、結果として地域の医者がいなくなったというのは
マスコミで報道されている通りです。

この対策として国も、医学部の定員を増やしたり、卒後も地元に残ってくれる学生を確保
しようと、地域枠の設置、選抜方式の多様化(後期試験廃止など含む)などそれぞれ独自の
方法を取っています。他でも無い私自身も、学士編入試験の地域枠で合格をいただいた
一人です。

さて、こういった国や各大学の取り組みはすべてがいいとは言い切れない面もありますが、解決策の一つとしては合格点をあげてもいいと思います。ですが、当然ですがそれだけではいけないと思います。


肝心の、制度が変わったからといってなぜ一気に学生が出て行くことになったかの分析がなされていません。なぜ分析していないのか、考えてみれば不思議なものです。不思議なことに、マスコミや有名な評論家の方々は新医師臨床研修医制度の批判からスタートしています。確かに、これを制定した当初あまりに現場を見ずに制度だけ作ったという問題点もあるんですが、でもそうやって制度のせいにしたらその時点で医学教育者や医学生が出来ることは少なくなってしまいます。
そこで終わるんではなくて、もっと建設的な意見として自由に選べるようになったからなんで自分の大学病院に残らないかというのを検討する必要があると思います。

case1)魅力的な研修制度のある病院に惹かれる。
 これは、大学病院の努力目標でもあるでしょう。つまり、研修カリキュラムの改善です。
もちろん、大学病院では特殊な症例を扱うことが多いなどその病院の特性などあるでしょうが、その辺も考慮したうえで大学病院は大学病院なりのカリキュラムを考えて行くくらいの努力目標は設定すべきと思います。

case2)地域医療には興味あるけど、若いうちは都会に出て情報や環境に飲まれて修行したい
 気持ちものすごく分かります。私自身、医学という分野ではないですが地方では修行できないという理由で東京に出ていろいろ勉強した身です。地方の1週間が都会の1日で済む それくらいの差があります。これは多分埋められない、というか仕方ないことだと思います。
しかし、私が一点だけ懸念していることは(その人が地域医療に興味があるということで将来は修行して戻ってくる前提)、都会で修行したことと地方の実態にはずれがあるということです。
たとえ話ですが、都会の有名病院で○○という機械での診断技術を学ぶなどいろいろ修行を積んだとして、いざ地元に帰ったときにそれら機器が非常に高価であることからその病院に入れられなくて診察に支障が出る といったことになりかねないです。
地域医療の取材をさせていただいた際、『離島医療こそ本当の医療だ』と訴えてくださる医師がいらっしゃいました。限られた医療資源の中で最高の医療を提供する

これも一つの医療の形ではないでしょうか。。。

case3)確かに6年間通った大学だけど、もういい!
 いわゆる、学生の間にいろいろ見てしまい、うんざりして離れてしまうケース。
信じられないでしょうが、一説にかこういう例があるみたいです。これは、大学が悪いとしか言いようがないです。以上!



以上の点を考えると、つまり大学の教育体制を変えれば医療崩壊は食い止められるし、それが大学のためだけでなく学生のためにもなり患者のためにもなる。このご時勢、ここまでみごとにWin-Winの関係が出来ることは珍しい。
この機会に、ぜひ大学のあり方というのを考えるべきである。

広く、大学とは教育・研究機関である。それに加えて医学部というのは特殊な学部で、ある意味で職業訓練専門学校のようなスタンスも持ち合わせている。職業訓練専門学校の使命は教育(訓練)である。研究ではない。研究というのは全国各地どこでも公平に。情報や人材の集中度などを考えると地方の大学は都心部の大学に敵いっこない。もちろん、一部疾患は地域偏在性があり、そのような疾患の研究はその土地ならではの研究で進めることが出来るが、すべての研究テーマがそうではない。それなのに、予算を取ってこないと大学の経営が成り立たなくなるため、お金のための研究テーマをいろいろ考えている。これは、そういう研究にしか予算を割かない国の制度にも問題があるといえる。差別化や数値化が難しいが、研究だけでなくそれぞれの大学らしさが出るような教育プランを立てた大学に教育支援金を、研究費と同額あるいはそれ以上予算を割くべきである。





(文責)おさむ

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