要望書(バージョン2)

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たくさんのご意見ありがとうございます。
ご指摘をふまえて要望書を若干修正しました。
前回よりも実現の可能性が高い提案になっていると思います。

【主な修正点】

1.侵襲の伴う医療行為の要望を割愛

問診・身体診察・カルテ記載の充実等、重要な点を強調

2.医学教育へのシミュレーション導入

OSCEの充実

3.多忙な医療現場への配慮

①希望する学生だけを対象とする
②対象期間や科を絞る
③学生が偏らないよう時期をずらす


【要望書補足】


【現在の実習における問題点】

●医学生に責任を与えてくださる教育熱心な診療科がある一方で、
指導してくださる現場の先生方が本当に忙しいため、
やむをえず見学が中心になっている科が多く存在します。
実習に出ていれば現場の先生方のご苦労の一端はわかりますので、
あまり多くを求めることはどうかという思いです。

今後は医学部の定員増によって、さらに先生方の教育への負担が
増えることが懸念されます。負担を軽減する方策が必要ではないでしょうか。

●現在の卒前教育では、医学部6年生までは与えられる責任が非常に低く、
それに伴い学生の能力も十分ではありません。
にもかかわらず、初期研修医になると、能力に合わない責任を背負うことになります。
これは医師として甘受すべきことかも知れませんが、
救急疾患の見逃しや初期研修医の抑うつ状態が生じているとあっては別問題です。
現在の見学や講義が中心の臨床実習では、1年目に医師として働くにあたって
必要とされる能力が習得できないことが、抑うつの原因の一つといえます。

●大学の実習でもOSCEがあるため基本的な手技を学ぶ機会はありますが、
お忙しい先生方が診療の合間を縫って行ってくださるOSCEでは、
質問するのもはばかられ、我流で練習することになりがちでした。
また他大学の友人と話すと、大学によるOSCEの違いに驚かされます。
外科手技か救急BLSの片方しか学ばなかったり、手洗いやナートに関する
実習が統一されていないことを知りました。
こうした不統一はAdvanced-OSCEでは一層顕著だとも感じます。




【問題点の打開に向けて】
見学主体の実習は慢性的な教育の人手不足が主因であることは理解しておりますが、
現状の打開に向けて、以下の点につきましてご検討いただきますようよろしくお願い致します。

1.○○大学版スチューデントドクターの導入



(1)5年次での参加型実習の徹底

  • 医学生と医療チームの一員として扱って、病棟患者を数人受け待たせ、その患者の1st physicianとする。
  • 毎日最低2回の回診とカルテ記載。指導医からきちんと指導を受ける機会を持つ。
  • 毎日最低1回のチーム回診で、上級医にpresentationをする。
  • 当直もカリキュラムに入れる、
  • これらのために、1診療科の実習期間を長くし、きちんとした評価システムを構築する 。

(2)4年次でPBL(problem based learning)をしっかり身につける

  • 少人数グループによる症例研究、模擬患者を使った医療面接、実習・身体診察実習を取り入れる。
  • 5年次で実習に出る前にしっかり身につけるため、学生の自主的な勉強会を推奨。
  • 学生の取り組みをOSCE等で評価する。

●臨床実地に近い教育によって、医学生としての自覚が出ますし、
厳しくも評価されることでmotivationが維持・向上すると思います。

【制度導入にあたっての現場への配慮】
 学生の中には、実践的な実習を望まない者、必要な知識が無い者もいると思います。
 また、学生全員を指導することは、多忙な現場の先生の負担をさらに増やすことにもなります。

 それに対しては、以下のような方法が考えられます。
①希望する学生だけを対象とする
②対象期間や科を決める、学生同士の時期をずらす

 1.希望する学生のみが「スチューデントドクターという名札」のもと、チーム医療に参加する
 2.一学生あたりの導入期間を決め、時期をずらすことで現場の負担を減らす
 3.「○○科」で導入する。


<考えられる利点> 
●大学病院では5、6年生が「準」研修医としての役割を担うため、
教官にとっても病棟や外来診療を手伝ってくれる者が増え、業務の軽減につながります。

いわゆる「屋根瓦方式」を構築し、6年生が5年生を教えるようになれば、
先生方に初歩的なことを質問するなどして病棟業務の支障となることが減ることでしょう。
そのための先行投資として一定の指導が必要になるのは避けられませんが、
長い目で見ていただきたいと思います。

●臨床の基礎部分を卒前に習得しておくことで、初期研修時に
より専門性の高い段階から研修内容を開始でき、「ジェネラリスト」の育成につながります。

●学生は自分の大学を低く評価し、わずかな期間の実習で市中病院に進路を決めがちです。
充実した実習を5年生6年生で行なうことで、自分の大学の良さを認識し、
多くの学生が大学に残る可能性が高まると考えます。


2.医学教育にシミュレーションを取り入れる


先生方の多くが、学生の手技を教えるために割く時間がないという現実から、
シミュレーションの積極的な導入をお願いしたいと思います。

  • 卒業の要件にOSCEとAdvanced-OSCEの合格を義務づける。
  • 卒業までに、BLS、ACLS、ICLS、ALSO(Advanced LifeSupport in Obstetrics)の取得を求める。
  • OSCEの一部にICLS、ACLS、ALSOを組み込み、これらに関しては既存のトレーニングセンターに
 講師やインストラクターの方々の協力をお願いする。


利点としては、
  • 各地のトレーニングセンターやインストラクター医師だけでなく救急救命士や看護師の方々)と
医学生が交流を持つ機会が増えます。
①他業種の方に対する知識が増え視野が広がります。
②地域の人との交流により、地域に残る学生が増加するチャンスが広がります。

  • 必要最低限のスキルを全学生が学ぶことで、卒前および卒後研修の内容を
一歩進んだ内容にすることができます。


《全国有志医学生の会》 ●●●●
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